睡眠は大事です。
「0時なら寝るか」
いつも早く寝るんだけどな、こっち来てから色々肉体の変化があったんだろう。
でも寝ようと思う。
何故なら!睡眠が!好きだから!
「寝てる間に[制限]起きてから[強化]って感じ?危機管理的には。」
「そんな感じですかねー、じゃあ一緒に寝ましょ、マスター♪」
マスター呼びに戻ってるんだよなぁ、まあいいか、「様」付きで呼ばれる方が落ち着かないし。
「ふあぁ、ん、寝よか。」
ただ、目を開いて間近で見たらコミュ障の自分としてはなかなかな物なので、目は開けないけどね。
「おやすみぃ~...」
睡魔さんようこそ~
ああ、夢だ
「「オイ!遅れてるぞ!」」
「はい!すみません!」
「「口より手を動かせ!」」
「はいー!」
(これ、多分やり方変えた方が効率良いと思うけど。)
「「さっさとしろよ!おっせーなー」」
「あのぅ、その道具はそんな使い方したら駄目になってしまいます...」
「「ああ?!それより手を動かせって言ってんだろ!新人が口答えしてんじゃねえ!」」
「ハイ!今やります今やります!」
ガチャ、キー、パタン。
(ただいま)
「ふぅ、上手くいかないなぁ...」
(あんな使い方ないよ、道具壊す気かよ、でも新人だからな、聞いちゃくれないよな。)
「俺は駄目なんだな、こんな事も出来ないで。」
(道具守れないのか。)
「はぁー、どう言ってもなぁ。」
(「チ!また壊れやがった!使えねぇなー」じゃないよ、使い方が悪いんじゃん。)
(先輩方は物を壊すのがとてもお上手でいらっしゃるよ、本当に。)
「んあ?ふぁーあー、ふへぇー。」
「お早うございます、マスター。」
「ああ、おふぁようー」
「眠そうですね?」
「んー、なんか昔の夢を見たような気がする?」
なんだったかな?
「紅茶でも飲みます?」
「んあ、ありがと、飲むよ。」
うん、落ち着く。
「さて、[強化]の方だけども、昨日寝る前いいこと思い付いたんだよねー。」
「?なんですか、いいことって?」
「いやさ、〔神力の容量を増やす〕なんてどうかなー、と。」
「ほうほーう!物は試しにやってみますかー!」
「ん、[強化・容量増加]と、おっと?」
お腹減った
「んー、久方振りの空腹感だなー?」
最後にお腹減ったなんて思ったのいつだったかな?半年くらいには久しい感覚だなー、フラフラする以外で食事の必要性を認識してなかったからな~。
「食事ですか~?」
「いや、放っとけばなんとかなるっしょ、多分だけど容量増えた分中身が減ったと誤認してるだけだし。」
[感覚理解]便利~、直感みたいな事か、感覚自体に自信ないから確信を持ってはいないけれども。
「んじゃあ、今日は所持品に片っ端から[衛生]と[復元]辺りをかけていくかな?」
「無理しないでくださいよ?この間みたいなのは嫌ですからね?」
「ムっとしなさんなよー、大丈夫だって!」
心配されるよな~そりゃ。
「隣で見てますからね」
ズイ!
「と、隣って、近くない?」
肩と肩が触れ合う距離まで詰めてきた、呼吸も聴こえそうな距離、ドキドキしてしまう。
「いいんです!なんなら集中出来なくなってくれればいいですよ?」
小悪魔的な表情でこちらを見上げる。
う、うーん、確かに集中出来なくなる、てかなってる。
「んあー、そういえばリフィーは俺が思い出せた物しか使えない感じ?」
「話を逸らす気ですねー?でも、そうですね、マスターが覚えてない物は私も思い出せませんねー。」
そうなんだ、じゃあ、まあ、覚えてる所から!
「バッグに[概念付与・衛生・復元]と[概念付与・衛生付与・復元付与]う、ぬあーくらくらするー。」
上手く行ったっぽい?これで、バッグ経由で取り出した物は[衛生]と[復元]を付与した状態にできる、ハズ。
「さて、[カトラリーセット]うん、よし!錆びてたけど、ちゃんと綺麗な状態に戻ってる!」
養護施設の職員さんが「一人暮らしには必要だろう」と言ってて買ったけれども一度も使わなかったカトラリーセット、まさかこんな所で使うとは。
「あ~、後一回が適当かな?それ以上はまたぶっ倒れそうだし、さて、[概念付与・解毒]っと。」
うむ、こんくらいかな?カトラリーセットでまとめて付与できるのも判ったし、食事に使うとしたらこっちっぽいしな。
作業開始からどれくらいだろう?
「リフィー?今何時?」
あれ?ぼーっとしてる
「リフィー!」
「ん?ああすみません!マスターに見とれていました!えへ。」
見とれてたって...そんな魅力無いと思うけど、照れるけど。
「今何時かな?」
「んーとですねー、午後3時頃ですねー、起きたのは朝9時くらいです!」
んーじゃあ、6時間!そんなに時間使ったか~
「そか、じゃあそろそろまったりしようかな。」
まったりと、生命力とか、聞いていこうかな?




