時間が有り余るから修行しようそうしよう(自棄)
「ん.んう..うあー...おはよー...」
「おはようございます、ナオト様。」
うん、実に清清しい目覚めだ。
「後何日間待てば良いんだっけ?」
「45日程ですね。」
これだけ暇をもて余してなければな!何が『実に清清しい目覚めだ』だよ!
さて、確認確認、と。
「俺何かスキル使った?[制限強化]で制限できた?」
「はい!大丈夫でした!ところで[強化]の方はどうしますか?いつまでも保留には出来なさそうですよ?」
そう、そこなんです。
[制限]をかけてから神力がぐんぐん増えてるのが解るので、食べ過ぎで気持ち悪い、みたいな、このままでは不味い事だけはわかるんですけども。
「[強化]なぁ、うーん。」
どうしようかな?戦う訳じゃないし、まあ、どっかには飛ばされるから最低限戦う事も想定しないといけないんだろうけど。
てことは、まず、恐怖感の払拭から始めるかな?
「恐怖耐性の強化、肉体の柔軟性、筋肉、骨密度の強化、辺りでどうかな?あ、でも怖い物無しになるのもちょっと違うからスイッチで切り替えるイメージで。」
「では、そのように、[制限強化、強化執行]」
しーん...
うん、まあ、失敗はしてないけども。
「おおー柔らかい」
前後屈で肘を曲げる余裕まである、前は手の平つけるのも一瞬しか出来なかったのに、それに。
「体がなんかぶくぶくする~、筋肉が増えてるのか。」
ひょろんとした自分の体がどんどんアスリートのように引き締まった体付きになってる。
「これは...手加減なく叩いたらもげるとか言ってた前より強くなった...マズイ!」
「人外だ~矢を放て~!されちゃいますね、マスター、フフフフ!」
「いや、笑ってる場合じゃなくないか?!化け物認定喰らってしまうじゃないか!」
これはアレだ、手加減!手加減の概念付与をせねば!
「概念付与使って良さそう?」
「ん~多分良いと思いますよ?制限分の神力が残ってますし。」
「よし!制限分で増えるのは神力って事な!それ流用して強化なんだな!」
「制限からの強化ならその解釈でいんじゃないです?」
曖昧...まあそんなもんか、眠くなったりふらついたりしたら休めばいいか?
とりあえず注意して...と。
「フゥ、[概念付与・手加減]よし、まだ余裕あるな[概念付与・最適化]さて、確認の仕方がない、どうしよ。」
「それじゃあ、ちょっと運動してみます?確認がてらに。」
そうするか、前は軽く跳んで10メートル前後だったか?10日以上前の事なんか覚えてるか怪しいけど。
「よし、んじゃあ、よっと!」
軽く、跳んでみる。
「うん、イメージ通りの高さだな、怖い!」
とは言っても3メートル弱は跳んでいるが
「次は、恐怖耐性、スイッチ!」
なんと言うか、明晰夢みたいな感じだな、うん、常にこの状態だったら何しでかすか分からないからこれでいいかな。
「それー!!っと!」
かなり高く跳ぶ、距離感が分からないからリフィーだけなんだがな、高さの比較ができるのは。
ストン
「よ!ふぅ、わからん、どんくらい跳んだ?」
高さ考えても随分軽い着地音だな、最適化の影響か?
「50メートルくらいは跳び上がってましたねー。」
ほーん、めちゃ跳ぶやん、こっから足場(仮)も作り出したら空中機動が凄いことになるじゃん?
「なるほどねぇ、ちょっと立体的に跳んでみる。」
先ずは上に、左下に足場を作り、右前に跳ぶ、前方に足場を「ふげう!」
ヒュー、バタン!!
「わわ!マスター!大丈夫ですか!!」
「痛...ああ、大丈夫、直接触れている部分だけ変化させられるんだったな、それに、作用反作用とか、衝撃を吸収とか、無いみたいだね。」
無反動で方向転換できるのか、ゲームみたいだな。
「[最適化]の効果か?今までと動きが違い過ぎて慣れるまで時間かかり...ああ時間はたっぷりあるんだったな。」
あと癖で『痛 』っていっちゃったけど、衝撃が無いから別に痛くなかった。
「調整しないとなぁ」
便利は便利だしな、ふらつきも今の所は無いし。
「あ、マスター、こっち来て16日目ですよ!」
「うえーと?つまり0時ってことか。そーいやーリフィーはこの動きが出来たりするの?」
「出来そうですけども...[重力方向の変化]」
スイー、スイスイー...フワッ...
「おおう...『跳ぶ』じゃなくて『飛んでいる』まじか、すげぇー」
正直真似できないな、何故なら。
「重力方向変えるなんて絶対酔うやつじゃないすかー...」
リフィーのスペックの高さに翻弄されそうだ。




