表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/8

一. フェル・アルム創造に至るアリューザ・ガルド史

 ここに示すのは、アリューザ・ガルド歴史書の中で、フェル・アルム創造と関係があると思われる記述を抜粋したものである。

 なおアリューザ・ガルド史については、書物『悠久たる時を往く』に詳しい。



アズニール暦


元年

 イクリーク王朝最後の王 レツィア・イナッシュ、聖剣ガザ・ルイアート所持者となる。

 ディトゥア神族の一人“宵闇の公子”レオズス、イナッシュと共に魔界サビュラヘムに乗り込む。冥王ザビュールは封印されるが、ガザ・ルイアートの所在は不明となる。

 イナッシュ、アズニール家に王座を渡し、隠居する。 アズニール王朝の始まり。イルザーニ地方ラティムを王都とおく。



200年代

 不死王研究家ルビス、アル・フェイロス遺跡より古代魔術を発掘する。これを期に古代魔術の研究が進む。



300年代

 詠唱だけでなく、空間に魔法陣を書き上げることにより、術の力が増大することが判明。

 呪紋じゅもん使いと呼ばれる者達が魔導の研究を始める。アズニールの四方に魔導の力を蓄える塔を建設。



400年代

 魔導の研究が頂点に達する。

 ユクツェルノイレ・セーマ・デイムヴィン、弱冠十九歳にして魔導師の位を手にする。

 ウェインディル・ハシュオンがユクツェルノイレの弟子となり、エシアルル唯一の呪紋使いとして頭角を現し、数年を経て魔導師の地位を得る。ウェインディルは『いしずえの操者』、『最も聡き呪紋使い』と呼ばれる。



425年

 “魔導の暴走”はじまる。

 塔から氾濫した、かたち無き力はアリューザ・ガルド各地を襲い、甚大な被害を及ぼす。

 ユクツェルノイレら、預幻師クシュンラーナ・クイル・アムオレイを王朝から迎え入れて対策を講じるが、打つ手無し。



428年

 “宵闇の公子”レオズス現れ、太古の“混沌”の力を用いて魔導の暴走をくい止める。

 “混沌”に魅入られたレオズス、アズニール王国をはじめとした諸地域に君臨する。

 ユクツェルノイレ、ウェインディル、クシュンラーナと、デルネア知り合う。

 レオズスを倒す剣を入手するため、ユクツェルノイレとデルネアは、クシュンラーナの幻視をもとに“閉塞されし澱み”という閉じた次元へと赴く。



431年

 “名も無き剣”を手に入れたデルネア、アリューザ・ガルドに帰還。しかしユクツェルノイレは行方不明。

 デルネア、ウェインディル、クシュンラーナにより、レオズス倒される。



430年代

 レオズスへの隷従で弱体化したアズニール王朝、崩壊する。諸侯は独立の構えをみせ、群雄割拠の時代へ突入する。



433年

 デルネアら、イルザーニ地方を離れ、カダックザード地方へと移る。



437年

 エヴェルク大陸北方の空が、突如光に包まれる。カダックザード地方西部が失われる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ