12話「昇格期間④」
走って…走って。三条側の選手控室に到着する。
僕「……愛華」
愛華「クラス…別れちゃいましたね」
僕「今回は相性が悪かっただけだ、次回は絶対に登ってこれるさ」
愛華「そう…ですね、次回に向けて、あとでまた修行を開始しようと思います」
僕「…今回クラスは別れたが、僕と君の関係は変わらないからな!」
三条も少し笑って、はい、と小さく呟いた。
その後、評価がCに決まった僕は新たな寮に案内されて、唖然とした。
以前はベッド、風呂、トイレくらいしか入らない狭い部屋だったが、今回はリビングが追加されている。
僕「随分と、変わるもんですね」
オミナ「ああ、まあこの学園は実力主義だからな、実力が認められたものは待遇も良くなるさ」
先生は部屋から出ていき、部屋に真ん中においてあるソファーに腰を下ろす。
この約2週間、ハードスケジュールどころではなかった。気が休まると僕のまぶたが急に重くなっていき…………
???「ふぅ……」
一息つく。ようやく試験が終わったようだ。
きっとこれから、生徒の減少は加速していく。
別に悲しむことはない。退学になってしまえば彼らもそれまでということだ。
そもそも彼らには”アレ”がある。この程度で終わってしまうわけがないのだ。
あの方達の下僕を入手することができた。彼らをあぶり出すにはもってこいだろう。そして、私もこのままいけば……
???「私は、きっと………」




