どうします?
カップラーメンコーナーの棚の下から飛び出てきたネズミを若者は超人的な反射神経で捕まえた。
「どうします?」
若者が握りしめているのはネズミ。コンビニの主人である老人は大人の拳二個分の大きさの石を持ってきて若者に渡した。
「何ですかこりゃあ」
「頭潰し用だよ。潰しちまえ」
「そりゃあ可哀想ですよ」
「いんだよ。食いもん扱ってる店できたねーもん置いてけね。増えねーよにせねば」
「ほんなら」
若者は石で老人を二回叩いた。一発目で老人は絶命し、二発目で若者の拳が老人の脳に侵入した。
「やっぱ可哀想だなぁ。でも仕方ねか」
若者はネズミをエプロンのポケットにしまって強く叩いた。プチャンという破裂音がした。
「飼うべーよ」
客が来た。若者は笑顔で客を出迎えた。
「いらっさーせ」