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追放

 俺が出すことのできた光が、パピルスのような紙に模様をつけた。たしかに先に従者が検査した時のものより色や形が濃ゆい。

 これは………なんの適性の模様なんだろう。


「なんだこれ……ドクロ?」


 お粗末な骸骨の模様が浮かび上がっていた。

 ネクロマンサーとかかな?

 そんなことを考えながらさっきお手本を見せてくれた従者さんに紙を渡して見せる。


「…………!」


 すると彼は即座に王様の方に走り、その紙を見せた。


「……ふぅん」


 王様は低く喉を唸らせる。

 やはり勇者としては珍しい適性だったのだろうか。


「勇者よ……名は?」

「裕司です、真鍋裕司」

「そうか……ユウジよ………」


 妙に勿体つけてこちらを見ている。気のせいか、周囲の空気も冷ややかだ。何か失礼なことをしたのだろうか。


「えっと……あの……?」

「ユウジよお!即刻この城から立ち去れえぃ!」


 巻き舌の声が大きく響いた。


 途端、ズラリと並んでいた甲冑が槍を構えて俺を囲む。


「え………え!?」

「貴様は勇者ではなぁい!貴様は忌むべきアサシン適性だ!」


 首元に槍の穂先を当てられる。

 ヒヤリとした感触に、プツプツと鳥肌が立つ。


「見ろ」


 そう言い、俺が適性を出した紙をこちらに投げ渡す。


「見ろお!」


 甲冑の一人が俺を引き倒して眼前にその紙を突きつける。

 あまりの展開で頭が追いつかない。



「貴様が浮かび上げたその紋様はぁ!嫌厭すべき黒髑髏!貴様の適性はアサシンだ穢れたウスノロめぇ!」

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