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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約4年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

星花女子プロジェクト

ハレーションに弾丸を

作者:      
演出家と俳優の間に生まれた双子の姉である泉見棗は、妹である泉見司とともに空の宮市中部に位置する私立の中高一貫女子高等学校である私立星花女子学園で寮生活をしている。幼少期から両親に愛されたことがない棗は、幼い頃から誰かに愛されることに固執し誰かの「理想」を演じることによって心に安定をもたらせていた。

「てめぇ、腐ってんな」「はは、君にそんなことを言われるなんて心外だなぁ」

しかし、何故か自分に突っかかるクラスメイトの武村美弾に出逢ったことで、彼女は自分自身が次第に変化していくのを感じて────
***
橙色の光が、柔く屋上を染めて上げていた。壊れた屋上の扉が、勢いをつけて入ったせいでギイと小さく軋んだ音を立てる。

「あれ、来てくれたんだ? 誰に会いに来たの? 「僕」?「あたし」?「私」?それとも────?」

目の前で息を吐く間もなく「見知らぬ人間」を演じてゆく彼女に、心配と僅かな恐怖心を感じていた。あたしはごぐりと息を呑むと、ゆっくりと口を開く。

「……お前はお前だろ?」「そう? 誰もが皆、多かれ少なかれ誰かを演じて、嘘を吐きながら生きている。[この人]は少し、それが見えやすかっただけで」

目の前の[彼女]はそう言うと、ゆっくりとこちらに近づいて。その表情は逆光で解らない────いや、きっと本当はあたしが気付かなかっただけで、こいつは「最初」から解らないままだったのかもしれない。あたしはごくりと唾を飲む。口腔が酷く乾いていた。舌が張り付くような不快感を振り払うように、ゆっくりと言葉を吐き出す。

「────[お前]は一体、誰なんだ? ×××」

あたしの言葉を聞いて[彼女]は一瞬だけ驚いたように目を見開くと誤魔化すように柔く微笑んで、薄く形の良い唇を開く。

「×××は────」

***
主催:楠富つかさ様、第9期星花女子プロジェクト
脚本:泉見司
原案:泉見司
演出:泉見司
特別顧問:カフェインザムライ様(武村美弾考案)
[cast]
主演:???/泉見棗 武村美弾役/武村美弾 クラスメイト役/星花女子学園高等部一年一組、一年二組
泉見司(泉見棗)役/泉見司 星花女子学園演劇部役/星花女子学園演劇部 風紀委員役/星花女子学園風紀委員会
※改稿作業中
アクティングエリア
scene.1
2020/05/19 18:30
scene.2
2020/06/04 22:18
scene.3
2020/07/03 22:32
scene.4
2020/07/25 22:34
scene.5
2020/08/07 21:55
ボーダーライト
scene.7
2020/08/22 23:19
scene.8
2020/09/04 21:00
scene.9
2020/09/12 00:56
scene.10 
2020/10/10 01:08
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