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ある日、世界に魔法が生まれました。~俺が描くのは平和な世界~  作者: ゆうやけ
第1章 魔法使いの始まり
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第1話 神様から魔法を授かりました。

多分誤字、脱字多いしめちゃくちゃな所が多いですが楽しんでいただけたら幸いです


  ある日の事だった、「ソレ」は突如としてこの町に降ってきた。



  見る人によっては生物に見えたり、鉱石に見えたそうだ。



  自分には「ソレ」が何に見えたのか未だによく分かっていない。



  ただずっと眺めていたい程、綺麗に光っていた。



 =======


 俺、蒼木奈太郎はコミュ症な普通の高校1年生だ、多分。 今は帰りのホームルームも終わり、家に帰る準備をしていた。すると横から一人の女子が俺に話しかけてきた。


「蒼木君、昨日の隕石見た?」


こいつは、俺の数少ない友達であり、幼馴染の 小埜 才菜。 俺とは違って頭が良く、特に化学が得意でテスト前はいつもお世話になってる。俺が友達が少ない事を気にかけてくれる。だから出来るだけ彼女の力になりたいと思ってる。


「夜に降ってきた隕石の事だろ?」


「そう、それ!見る人によって姿を変える不思議な特性を持つ隕石。」


昨晩俺たちの町に突如として降ってきたその隕石は見る人によって見える姿が異なるという変わった性質持っているらしい。ほんとにわけのわからない隕石だ。


「確かお前んちの近くに落ちたんだっけ、家とか大丈夫?」


「うちは被害なかっよ。それよりも私、落ちたところに行ってみたんだけど近くにこんなのが落ちてて・・。」


そう言って才菜はバックから何か物を取り出して俺に渡してきた。


「蒼木君には、これは何に見える?」


才菜から渡されたのは、見たことないマークが刻まれた宝石のような綺麗な石だった。


「コレって、宝石じゃないのか?」


「蒼木君にはそう見えるのか・・、隕石の落ちた所にあったからもしかして昨日の隕石の破片かなと思ってたけど、蒼木君の反応を見る感じ破片で合ってるぽいね。それと今渡したのは蒼木君の分だから返さなくて大丈夫だよ。」


「え、俺の分?」


「私の部屋に同じような石が何個もあるし、それと蒼木君に手伝って貰いたい事もあるからね。」


「手伝って欲しい事・・?」


俺は嫌な予感がした。才菜は昔から、気になった事があるとすぐ調べたり体験しようとする。今までで一番きつかったのは富士山の弾丸登山だ、今回の手伝って欲しい事が過酷ではないことを祈るばかりだ。


「蒼木君、明日は一日中空いてる?」


「まあ、空いてるけど・・・。」


「ごめんね、そろそろ部活に行かないと。じゃあ明日の昼私の家に前に集合ね、その時にさっき渡した破片をちゃんと持ってきてね!」


そういって才菜は教室を出て行った。


・・・部活か。


俺も中学の頃までは美術部に入っていた。昔から絵を描く事が好きで入部したのだが、同じ学年の部員は自分以外全員女子で、あまり部活になじめず、部室の隅でいつも絵を描いてた。

今はどこの部活にも入っていない。多分怖いのだろう、あの頃のように冷たい目で見られるのが。

・・・嫌なことを思い出してしまった。


俺は机の上のリュックサックを背負い、教室から出た。


 =======


 俺は明日、あいつとの待ち合わせしていることもあっていつもより速い時間に布団に着くことにした。横に今日もらった宝石を置いて、最初は母さんとかにこの石が見つかったらめんどくさい事になるだろうから何処かに隠そうとも思ったが、それはそれで明日持ってくのを忘れそうだったから布団に隠して寝ることにした。



 寝間着に着替え、目覚ましもセットし、ゆっくりと目を閉じたその瞬間何故か椅子に座った感覚がした。

恐る恐る目を開くとそこは見たこともない大きな部屋だった、そして俺の目の前にはシスターのような恰好をした、年齢は多分中学生ぐらいの女の子が座っていた。夢にしては意識がはっきりしていし、何より目を閉じた瞬間此処にいたので、多分夢ではないんだと思う。根拠うすいけど。

俺は戸惑いながらもとりあえず今の自分の状況を確認する為、目の前の女の子に話しかけてみる事にした。


「あのーすみません、此処って何処だか分かりますでしょうか?」


そう質問すると女の子は、こちらをみて何かを確認したような素ぶりを見せたあと、話始めた。


「此処は創造神である、メイディア様を祀るサンセット教の教会です。 とある方が貴方様にお話しがあるとのことで、貴方様の魂だけこちらにお呼びさせていただきました。 急なお呼び出しで申し訳ないです。」


サンセット教?魂だけ?俺の体は?てかとある方って誰だよ!色々ツッコミたい事があり過ぎる。とりあえずコレだけは聞いておこう。


「これって俺を呼び出した人との話が終われば返してもらえますかね?」


「はい、ご心配なさらずに、あっ、自己紹介遅れましたサンセット教でシスターをやらせていただいてる、レヴィアです。本日はよろしくお願いいたします。」


どうやらこの中学生位の女の子はレヴィアという名前のようだ。そのレヴィアさんが云うには、ちゃんと家に帰してもらえるようだ、とりあえず一安心。


「どうやら、貴方様にお話しがある方が着いたようです。」


そういうとレヴィアさんは立ち上がって、俺の後ろにある大きな扉を開けた。


「お客様、ご紹介いたします。こちら、このサンセット教の神であられる創造神メイディア様です!」


そういってレヴィアさんが紹介した人は、俺が中学の頃の美術科の先生に少し似ている人だった。


「今日はいきなり呼んできちゃってごめんなさいね。この子から話は聞いてると思うけど改めて自己紹介させてもらうね、この世界で一応創造神をやらしてもらってるメイディアよ。君の事は少し調べさして貰った、生田西高校1年 蒼木 奈太郎 であってるかな?」


その神様らしき女性は、俺の年齢、歳、今通ってる高校名を言い当てた。何で俺の事を調べたのか等のツッコミたい事が山ほどあるがとりあえず、合ってるか合ってないか聞かれてるので答えた方がいいのだろう。


「はい、どれも合ってますよ」


「それじゃあいきなり本題に入るけど、君は昨日の隕石について何か知ってる?」


「見る人によって姿を変える不思議な隕石の事ですか?」


「うん、その隕石と関するものを君が所持してると聞いたのだけど。」


才菜から渡された不思議な宝石に見える隕石の破片の事を言っているのだろう。何故、神様は俺が隕石の破片を持っていることを知っているのか疑問だけど、隠す理由もないし隠したとしても神様を相手に隠しきれる自信がない、此処は素直に答えておこう。


「今日、幼馴染から隕石の破片だという石を貰いました。」


「君にはその石が何に見えた?」


「綺麗な宝石のように見えました。」


そう答えると神様はホッとした顔をして、また話始めた。


「その石について説明する前に、私たち神について説明させてもらうね。君は神の存在を信じるかい?」


「今はいきなり知らない場所に呼び出されたから信じますけど、昨日までの俺だったら信じていませんね。」


「だよね、現代の人はだいたい君と同じように神の存在を信じないだろう。でもねこの世界には私のような神は存在するんだよ、でも願ったからって人に何かする訳じゃない。人の中には私たちを利用して地位を得ようとする人、自分の意志を神の意志だとゆう人、そんな感じの人がいるから基本的に人には関わらないよう生きてきた、いままではね。」


神様は、真面目な顔をしてこう言った。


「でもそんなこと言ってられなくなった、この世界の危機が迫っててね。君たちと協力して何としてでもこの世界を守らなくちゃならない、この世界の為にも、この世界で生きるもの達の為にも。それで、世界の危機ってのは、異世界との戦争。確かにこの世界の人たちの持ってる化学の力も凄いけど、この世界にはまだ魔法の技術がない。だから、現代の人達には、魔法になれてもらう必要があると思ってね。そこで、君が住んでいる街に魔力を蓄積させた【魔石】をおとしたのさ。魔石にはある特徴があってね、見る人の適正魔法によって姿を変える。きみには心当たりがあるんじゃない?」


多分、昨日の隕石の事を言っているんだと思う。


「落とした魔石には触れた者の適正魔法を見抜き、それぞれの属性ごとに振り分けられた担当の神に知らせが行くようになってる。

その知らせを受け取った神は、その知らせに記載されている人と接触を図り魔法を授ける事になってる。君の場合は適正魔法が「想像」を「創造」に変える魔法、創造魔法だったから、創造神である私に知らせが来て、魔法を授けるために君を此処に呼んだってこと。」


そういって神様は変わったデザインをした、一冊の本と一本のペンを俺に差し出してきた。


「その本の中は真っ白で何にも書いてないノート、けどコレが君に託す魔法。とりあえずそこに君の考えた架空の生き物を書いてみて。君って絵を描くのすきでしょ?」


いきなり書けと言われても困るのだが、とりあえず「わかりました。」と答えておこう。

そうしておれは自分の考えたキャラを描き始めた。描くのは考えたキャラの中で気に入ってるアレで良いだろう。


描いていて驚いたのが、この神様から渡されたペン。頭の中で使いたい色を想像すると、ペンが思った通りの色をだしたり、頭の中で筆の形状を想像するとペンの先端が筆ペンのような形に変形した。やはり神様から渡された道具、凄い性能だ。


『キャラ説明【ダークアイ・ドラゴン】

目玉のような見た目をした一頭身のドラゴン。腕に生えてる長い爪はどんな物でも切り裂くという。』


書き終えた所で神様が話かけてきた。


「どうやら書き終えたみたいね、では描いた絵の上にてをかがけて、ここに命名するって言った後にその子の名前を言ってあげて。」

言われると通りにやってみる事にした。先ほど描いた絵の上に手をかがげて、


「ここに命名する、お前の名前は《ダークアイ・ドラゴン》」


すると、本は目が開けてられないほど眩しい光を放ち始めた。そして光が止むとそこには、俺が思い描いた通りの俺のキャラクター、ダークアイ・ドラゴンがいた。


「コレが君に託す魔法。名前とか特にないから自分で考えてもらっても大丈夫。普段はその本の中に絵として収容できるけど、用がある時はその子名前を呼んであげればこんな感じに実体を持った状態ででてくるから、何か困った事があった時は呼び出してあげて。逆に本に入れる時はこんな感じに何か合図を出してあげると自分で戻っていくから。」



そう言いながら神様は指を鳴らした。するとダークアイ・ドラゴンは光のようになって本に戻ってきた。もしかしたらとんでもない魔法を授かったのかもしれない。とりあえずお礼を言った方がいいのだろう、こんな不思議な体験そうそうできそうにないだろうから。


「魔法を授けていただいてありがとうございます。」


他にも色々聞くべき事とか色々あるのだろうけど、コミュ障の俺には初対面の相手だとお礼を言うのがやっとだった。


「最後に忠告しておくね、魔法を使う時はあまり人に見つからないように気を付けて、魔法を悪用しようと君に近づくいてくる人は山のようにいるだろうし命を狙われるかもしれない。大きな力を持つ者に危険は付き物、それを忘れないでね。」


そういうと神様は俺を家に帰した。

2020/5/26 かなり書き換えました。

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