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夜会に出てみました。

久しぶりの投稿です。

体育祭と定期考査が連続で来て、もう何もできなかった……

憂鬱だ。

わたしは俯いてしまいそうなのをこらえながら、顔に笑顔を貼り付ける。

特訓をしようというルシフェルくんの申し出に頷いたわたしは、案内されるまま陛下の執務室へ行き、気づいたら夜会に出ることになっていた。

夜会の初めには、そこにいる最高位の男女がダンスをすることになっていて、私と陛下はそれを淡々とこなし……現在、挨拶をされていた。

「…………です。以後お見知り置きを。」

「ええ。」

笑顔を貼り付けて、対応する。

かなり淡々とした作業になりそうなんだが……。

これでどうコミュニケーション能力を向上させるというのだろうか。

挨拶が済むと、ご婦人方が私の周りに集まって来た。

「先程挨拶させていただきました、マチェナス家の者です……。」

「この度は…………」

今度も延々と同じような挨拶をされる。

相槌を打ちながらも、だんだん気が遠くなって来ていたところ、人垣がわかれた。

見ると、ルシフェルくんだった。

「お姉様。少々よろしいですか?」

周囲から人が散る。

しかし、聞き耳は立てていることだろう。

「少しだけ、この場を離れましょう。」

「え、」

人の耳に入れたくない話だろうが、そんなことをしたら、それこそ有る事無い事言われそうだが。

「兄様も一緒ですから。」

私の思考を読んだようにそう言われ、

「あ、はい。」

としか私は言えなかったのだった。

ーーー

「お姉様。途中から、相手の話を聴いていなかったでしょう。」

「い、一応聞いていましたけれど……」

部屋に入った瞬間、穏やかな口調と表情でお説教が始まった。

お、義弟にお説教されるなんて情けないです…………。

「相手がこぼす情報があるかもしれないのに、何やってるんですか。」

返す言葉もない!!

「なるほど。急に参加すると言い出したのは、セレスが人と接するのが苦手なのを直すという試みをしていたのか。」

陛下にも知られている。恥ずかしいというかなんというか……

私の阿呆……

「まことに申し訳ありません……」

「今まで王族として夜会に出ることもあったでしょう?何をしていたのですか。」

「相手の情報を引き出すのは苦手ではなかったのですが、やりすぎて、避けられるように……」

危険物扱いされてました。

「その辺りの加減は習わなかったの?」

「やり過ぎるぶんには何も問題がないというような教育方法で……仕方なくただただ聞くだけに徹するようになりました。」

話を聞くだけで完成させてしまうので、上達していく過程もなかった。

「…………もう一度教育を受け直すことが必要か。いくら優秀だとしても、知らないことはできないのだな。」

申し訳ないです。

そうして、社交の授業を受け直すことが決まった。

今回、夜会に出席させたのは、何がダメなのか見るためだったそう。

教育を施してくださるのは、騎士団の時にお世話になった、アヒュレンス家の婦人。……今回の醜態を見ていたらしいです。

あのスパルタ授業を思い出す。

自業自得だけどやばい私詰んだ。

スペック高いとは書きましたが、完璧ではない主人公です。




これから試験がありますが終わったら今度は部活の締め切りがあるので、更新は依然ゆっくりめになります。すみません。



読んでくださりありがとうございます!!!

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