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始まれ!俺の異世界ライフ!  作者: kaze
第一冒 こここそが異世界!
3/35

3話 異世界にパンピーが降臨しました。

どうも。kazeです。

ようやく視界が白から戻ってくる。

そして見えたものは───

緑。

正確には緑ではなくて草原が俺の目の前には広がっていた。とはいっても草原はあまり大きくなく、その先にはすぐに街のようなものが見える。

─とその時

『グルァァァアア』

と言う何か完全に人じゃない(と言うか獣の)声がした。

俺は慌てて声の所に行ってみる。

するとそこには少女が犬のような獣に襲われそうになっている。

俺は更に慌てて周りを見渡す。

そう。何か投げる物を探しているのだ。

幸いにも何か見つかった。

それは角度によって色が変わって見える鉱石のような物だ。こんなところに落ちているのはよく分からない。

が、

「おらぁぁぁ!」

なりふり構わず全力で獣に向かってそれを投げる。

それは獣を目掛けて飛んでいき───

獣には当たらず、獣の後ろ足近くの地面に勢いよく当たった。

『ドガン!』

急にそんな音が響く。

「あ、やば...」

鉱石が爆発したのだ。

俺は慌てて少女の近くに駆け寄る。

どうやら大丈夫だったようだ。

というか気絶してない?

状況を見る限り獣は逃げたようだった。





───それからしばらくして

あれから爆発の音を聞きつけたのか少女の母親らしき人が来た。

それからしばらくして.....何か、お金、もらっちゃった。

と、その時。

俺のポケットに入っていたあの神から貰った鏡のような石(略して鏡石)が小刻みに震えた。

俺は疑問に思いながら鏡石を取り出す。

『やあ、翔くん~!』

「ああ。あの神か。一応こっちには来たけど」

『それより翔くんすごいじゃない───』

あれ?神の声が聞こえなくなったぞ?

そう思っていると後ろから声が聞こえた。

「再び、やあ、翔くん!」

俺は慌てて振り返る。

「ええ!?なんでいるんだ!?」

「話すと長いんだけど。.......いや、まあ、僕はさっきまで翔くんを見てたんだけど...やっぱそれじゃ暇だな~って思ってここに来たわけだよ。」

「一言で言うと暇だったってことか?」

「まあ、そうだね。」

今度からこいつのことは暇な神だから暇神って呼ぼう。口には出さないけど。

「ところで神。その神の力とかゴッドパワーとかで俺をチートみたいに出来ないのか?」

「残念ながら今の僕は神じゃないんだよ。」

「は?」

「だから僕は───」

「そんな事は知っとるわ!!なんで神じゃないかって言ってるんだよ!」

「神だとこっちに来てもあまり面白くないからさ、人になったら君と同じ立場にたてるかな~って思って。」

「じゃあ殆ど何も出来ないと?」

「まあ、そんな感じだね!」

「これからなんて呼べばいいんだよ?紙?」

「せめてパーフェクトヒューマンで。」

「お前なんかコモンヒューマンだよ!パンピーだよ!」

「むぅ.....間違ってないけどそれは....」

「じゃあなんて呼べばいいんだよ。」

「いままで通りか───」

「却下。」

俺が即却下すると神(元)がまたうずくまる。

「うーん....名前かぁ....コーンとかはどうだ?」

「よし、それでいこう。」

「え?まじ?」

「まあ、せっかく決めてもらったんだし。」

コーンってコモンヒューマンを適当に略しただけなんだけど.....まあ、いっか。

「という訳で早速翔くん。あの街に行ってみようよ!」

「あ、忘れてた。おし!じゃあ出発!」

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