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駆除人  作者: 花黒子
『遥か彼方の声を聞きながら……』
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『遥か彼方の声を聞きながら……、2年目』59話「駅伝復路は学生対決!?」


 一日の準備期間を経て、マリナポート近くの竜の駅に集合していた。往路とは違い、復路はかなり選手が代わっている。


「ほとんど、総合学院の関係者じゃない?」

「往路の優勝が決め手だったのかな」

 ウインクも俺も、選手のデータが書かれた書類を鞄にしまった。


「お疲れ様です。駅伝復路は定刻通り始めますので、それぞれ準備をお願いいたします。また、火山の噴火ですが被害の範囲は少ないものの復興は続いております。火山灰の除去に従事している方もいらっしゃいますので、くれぐれも一般市民の邪魔をしないようにお願いいたします」

 アリスフェイ王国の軍関係者は急いでマリナポートに向かっている他、竜たちも復興に尽力。さらに市民が火山灰を吸い込まないように、海上にいた裁縫船がマスクを届けていた。


 アリスフェイ王国はすでに多額の復興予算を組み、各国は支援船を現地に向かわせ始めていた。すべて異例のスピードで対応されたのは、各国首脳がラジオで駅伝を聞いていて、なおかつ邪神の声を聞いたからだという。

 復興にラジオが一役買っていたならラジオ局を作ってよかった。


「これ新しい選手たちの情報ね。あなたたちの方が詳しいと思うけど」

 ウタさんが資料を持ってきてくれた。

「はい。でも、グレートプレーンズは輜重部の精鋭に変わったんですね。もしかして一週間行軍の方たちですか?」

「そうだね。アプさんの部隊みたい。体力化け物だから寝る暇ないかもよ」

 グレートプレーンズにいる輜重部には、特別精鋭部隊がいて、冠水の時期に食料の配給を行っている。南部の人たちが認めている精鋭なので、実力は魔体術の傭兵たちと変わらない。むしろ戦闘面を除けば、どちらに分があるかわからない。


「エディバラがソフィー先生の参戦。火の国はアーリム先生を投入してきたね。魔道具使いを入れないとダメだってことに気づいたのかな?」

「たぶんね。それより、ラックスさんが北極大陸から出てるし、ゴズさんはアペニールから参戦しているけどいいのかな? 出身地の代表というか、今の所属地で参戦しているけど」

「それを決めるのはコウジでしょ?」

「じゃあ、いいか」


 他にマフシュがウェイストランドから参戦。レビィとダイトキもアペニールの選手になっている。出ないと言っていたはずだが、状況が変わったのだろう。


「特待十生が固まっているよ。おかしくない?」

「仕方ないよ。集めちゃったんだから。だいたいアリスフェイからアグリッパさんが出たのが悪い。傭兵の国だってドーゴエさん出してくるよ」

「ルージニア連合の第1班は塔の魔女たちだよ」

「第二班は中央の精鋭で、元土の勇者の子息たちのはずだよ。第三班はフリューデンさんが出てるけど、この人南半球が開いたときに活躍した歴史上の人物だよ」

「なんで!? レベル50を超えてるんじゃないの?」

 レベル50を超えてそうな人たちは皆、レベルを制御する腕輪を付けている。


「世界樹のドワーフたちが腕輪を売ったんだ。酷いね」

「とにかく学生たちもたくさん出ているってことね?」

「そう。だから、一応ルールは厳守してもらおう」

「わかった」


 ウインクはマイクを手に取り、多くの選手が参戦してくれることは喜ばしいことだが、くれぐれもルールは守るように言っていた。


「駅伝中に腕輪を外した時点で、失格となりますからね。世界樹の選手たちはそれで棄権となりましたから。それから総合学院の学生たちもいますけど、新年が始まって間もなく入学試験があります。先生方もいらっしゃいますが、仕事は大丈夫なんですね? 駅伝委員会は責任は持ちませんよ! 各国の軍の方々がいらっしゃっています。サポートの方にもいらっしゃるようですが無理なスカウトは国の品位を下げますから、重々注意をしてください。それでは、定刻までお待ちください」

「あ、それから邪神出現の影響で、火炎系、溶岩系の魔物が発生しているから、気を付けて! 戦闘で負けることはないと思うが、しっかり魔物の対策はしておくように!」

 ウタさんが追加で注意を促した。


「そんなのいるんですか?」

「本来の噴火なら発生しないんだけどね。邪神の魔力が強すぎるから、周辺に被害を及ぼすかもしれないって。アイルさんたちが倒してはいるけど、キリがないって言ってた。勇者一行も駆り出されているけど、どこまで防げているかわからないよ」

 すべてを狩りつくさないようにしているのかもしれない。無理やり封じ込めると魔力が溜まって、逆に厄介な魔物になって出てくるかもしれないからだ。悪魔の残滓だけでも討伐するのに苦労したと言っていたから、邪神の残滓はゆっくり解体しているのだろう。


「周辺の立ち入りは禁止にしているんですよね?」

「もちろんよ。水竜さんも来て、南極の海で育った竜を呼んでいるって」

「結構大きな事業ですね」


 視線を感じて周囲を見渡すとリュージが来ていた。後頭部を掻きながら、俺を呼んでいる。


「どうした?」

「水竜の姐御に呼ばれた。悪いけど、拡声器とか借りるよ」

「おう、持って行っていい」

 たぶん、ラジオ局から借りたのだろう。

「大丈夫か?」

「世界樹の管理人たちもいるからなんとか。ちょっと新学期が始まるのに遅れるかもしれない」

「わかった。取る授業だけ決めておけよ。一応、校長には掛け合ってみるから」

「助かる」

「気にすんな」

 

 リュージは俺と拳をぶつけて眼鏡をかけて火山の方へ行ってしまった。強い種族も大変だ。同胞との付き合い方で、300年孤立することだってある。前例があるだけに仲間意識が強い種族だ。


 ここから先はコムロカンパニーや勇者一行の審査員は頼れない。


「それでは皆様、用意はよろしいでしょうか」

 ウインクの声が竜の駅周辺に響き渡る。


「間もなく定刻となります! 位置について用意! スタァアアアアトォオオ!」


 パァンッ!


 破裂音が鳴り、一斉に選手たちが走り始めた。

 空飛ぶ箒を構えていたルージニア連合第一班は、早々にオルトロスに箒を焼かれている。魔族領も空飛ぶ選手はおらず、マジコと髪の毛が蛇のゴルゴンと下半身が蜘蛛のアラクネが出場していた。城で見かける人たちなので、それだけ魔族領も本気なのだろう。


「早くもグレートプレーンズとルージニア連合第二班が手を組んだ模様です。集団で固まり風除けを作りながら走っていますね。往路優勝のアリスフェイは中盤辺り。死者の国も後方にいるようです」

「まだ、皆様子見でしょうね」

 ウインクの相手がいないので、俺が合いの手を入れていく。


「シャングリラの選手たちも傭兵の国と走りながら交渉を仕掛けていますが、それは傭兵の国の選手ではなくゴーレムです!」

「ドーゴエ選手のゴーレムは多いですから、初見ではわかりませんよね」

「やはり序盤は総合学院の学生たちがいる方が有利なのでしょうか。先ほど注意のあった火山地帯を抜けるまでは協力しようと各国交渉しています。ただ、そうなるとアペニールのゴズ選手がまとめてしまう。早くもエディバラ、火の国、ウェイストランド、エルフの国、北極大陸の選手たちが一塊になって掛け声をかけています」

 俺たちは空へ飛んで、上から見てみるとよくわかる。


「同じペースで走った方が疲れにくい。足の裏は柔らかく使っていけ! はい、1、2!」

 マイクでゴズさんの声を拾う。


 前方の街道脇には不自然に隆起した地面がいくつもある。おそらく溶岩系の魔物が潜んでいるのだろう。


「ドーゴエ! アグリッパ! 協力しろ! 魔物が潜んでいるぞ!」

「わかってらぁ! ゴズのおっさん、卒業してんのに口うるさいのは治らねぇな!」

「お前らはいつだって危なかしくって、火傷しそうだからな!」

「火炎が怖くてオルトロスなんか飼えねぇよ!」

 先頭集団の前に身体が発火している魔物が躍り出てきた。


「いつも通りだ! 蹴散らせ!」

「ほら、気合い入れろ! こんな魔物で足止めなんてされるなよ!」

 ドーゴエがゴーレムたちに指示を出し、アグリッパのポチと一緒に、溶岩ゴーレムを鉄のこん棒で粉砕していた。おそらくこん棒に氷魔法でも付与しているのだろう。オルトロスのポチも蹴倒して噛みつき、そのままぶん投げていた。火を噴く魔物だからか火傷も物ともしていない。


「おっと! 空にも魔物が飛んできています! 火炎孔雀でしょうか」

 炎の翼で飛んでくる孔雀が見えた。しかも、一羽だけでなく、後ろに連なって数十羽はいるだろう。


「ソフィー先生お願いできますか?」

「お安い御用よ」

 ソフィー先生が静かに詠唱を唱えたかと思うと、杖を空に向けて炎の翼を水魔法で消火していた。必要最小限の魔力で、魔物を無力化。集団は足を止めることなく火山地帯を抜けていく。


「選手たちは一切止まらない! 先頭集団は復路初日の難関をあっさり抜けた!」

「後続の選手たちも止まることなく魔物に対応していますね。各国の選手たちが確かな実力を見せつけています」


 軍人や冒険者たちも苦戦することなく、通り過ぎていった。

 ただ、火山からは鈍い衝突音などが絶え間なく聞こえている。駅伝運営委員が凶悪な魔物を止めてくれているのだろう。


「死者の国の選手が火山地帯を抜けたことで、選手全員が抜けたようです!」

 おそらくコムロカンパニーも小型ラジオを持っているはずなので、一旦休憩してもらうために選手たちの安全を報告しておく。


「ただし、ここから先は春一番が吹く花粉の森があります! 毒の花も多く咲いているので、選手同士の戦いも一気に仕掛けどころでもありますね?」

「往路の時はまだ冬の気温でしたが、復路では一日の気温の変化もあります。植物もそうですが、冬眠明けの魔物には注意したいところ。もちろん選手同士の戦いも自然と起こってくるのではないでしょうか」

「いや、すでにエルフの国の選手たちが街道脇で寝始めたー!」

「誰かが睡眠薬を盛ったのでしょう」


 走っていたエルフたちが花畑で寝始めてしまった。おそらくウェイストランドから出場しているマフシュが仕掛けていたのだろう。

 集団は一斉に散り散りになり、ダークエルフの選手たちから離れた。


「即効性のある薬なら、皆眠っているよ。だから私は朝食のお好み焼きには注意しろって言ったでしょ?」

 レビィがアペニールの選手たちに説明している。

「そんな卑怯な!」

 そう言ったのはルージニア連合国第二班の選手だ。


「卑怯? 総合学院の体育祭じゃ普通だよ。あ、それから街道脇を走っているけど、そこに落とし穴あるから気を付けて」

「ぎゃっ!」


 街道脇を走る選手たちが一斉に落とし穴に落ちた。


「落とし穴は今作ったんだけどね」

 空間魔法を得意とするレビィの技だ。他にも草を踏んで足を取られ、転んでいる選手たちが続出している。

「社会に出れば、もっと狡猾な攻撃が飛んでくると思ったんだがな」

 ゴズさんが影魔法で選手の足を引っ張ったらしい。


「まずいな。速度落とすぞ。ダイトキ」

「ん。心得てござる」

 特待十生が三名もいるアペニール選手団が一気に先頭に躍り出た。ただし、ほとんどの学生たちはそれぞれの能力を知っているということでもある。


「光の反対側にしか影はできない。つまり、行動範囲を狭めれば特に問題はないってわけ」

 北極大陸の選手になったラックスが回転する光の玉を大量に宙に浮かべていた。


「ダイトキ、レビィの魔法は強力だが、要は魔法を使わせなければどうってことはない。つまり波状攻撃を繰り返せば、防戦一方になるのは目に見えてる。アグリッパ! ロバート! 手を貸せ! ここからは心理戦だ!」

 傭兵の国のドーゴエが、アグリッパとロバートさんに声をかけた。

「お前の指示を聞くのは嫌だが、ここは勢いを殺させてもらうぞ。ゴズ先輩!」

 ロバートさんが砂色の煙を手から放っていた。


「ここで土魔法の基礎が出たぁ!」

 ウインクが実況を始めた。

「あれが土魔法の基礎なの?」

「そうだよ。砂煙ね。土魔法って質量を伴うのが普通だけど、あれはほとんど質量がないでしょ?」

「確かに。でも、あんなことしたら、いろんな国の選手が……」


 アグリッパはポチに周辺の草むらを燃やさせ、白煙が立ち込めていた。


「意識できない攻撃ほど、怖いものはないよな?」

 ドーゴエのゴーレムたちが煙の中から出てきて、アペニールの選手団に襲い掛かっていた。

 

「完全に学生主導の駅伝になりましたが、後続の選手団は迷わず煙の中に突入。まったくここからは見えません!」

「こういう時は魔力で見るんだ。あとは匂いとか音で判断するといい。街道もぬかるんでいるから音が聞こえやすいだろ?」

「そんなことできるわけないでしょ!?」

「そうなの!?」

「で、どういう状況なの?」

 ウインクは実況を放棄して、俺にマイクを渡してきた。


「えっと、後続のルージニア連合国第三班、グレートプレーンズの輜重部隊は一定のスピードを保ったまま、煙や目くらましに紛れて、水魔法で濃霧を発生させている。たぶん、幻惑魔法の下地を作っている感じかな。シャングリラの元海賊たちが鈴を鳴らしているけど、あれは魔物を呼んでるんじゃないかな。冬眠明けの魔物だから、腹減ってると思う」

「全然、学生主導じゃなかったってこと?」

「そう。往路は単純にスピードを追求していたけど、復路は選手同士の戦闘も普通にやってるね。ただ、この状況で最後尾から魔族領と死者の国が来たから、また別の戦いになると思うけど」

「どういうこと?」

「死者の国の選手たちは呪術を平気で使うでしょ? 魔力の操作が上手いから、ちょっとやそっとで解呪できないんだ。それから、魔族領にゴルゴン族のステンノ選手がいるでしょ?」

「髪の毛が蛇の?」

「石化魔法を使えるはずだから、濃霧の中で会ったら終わりだと思った方がいい。あ……」

「どうした!?」

「ああ、ルージニア連合国第一班、塔の魔女たちは離脱ですね。森の中に逃げ込んで、アラクネ選手の糸に絡まって樹上まで引き上げられました」

「油断大敵ですね!」


 ブンッ!


「何の音?」

「ようやく、シャングリラの選手団が呼んでいた魔物たちの到着だよ。ベスパホネットを見ると春が来たなって思うよね?」

「それはコウジだけ!」

「そうかな。でも、グリーンディアの群れも来てるし、ワイルドベアも街道の先で待ち構えているよ」

「なるほど、障害物はライバルたちだけじゃないってことね!」

 

 ボフッ!


 霧の中から炎が上がった。


「街道から離れた森で火炎魔法が放たれた。だいぶ混戦の様相を呈してきました! 選手たちは大丈夫なんでしょうか?」

「大丈夫ではないかも。選手の皆さん! すみません。現在火山地帯で審査員たちが邪神の残骸の対応をしていますので、なるべく死なない程度にお願いします!」

 ずっと空を飛び回っているウタさんにも限界がある。


「運営委員長からの連絡でしたー。濃霧から最初に出てきたのは、やはりグレートプレーンズの輜重部隊。続いてルージニア連合国第三班、シャングリラの元海賊はグリーンディアの死体を担いでいる!? いやぁ、往路とはまったく別の戦いになっています!」

「逆に学生たちを選手に起用した国々は順位を下げていますね」

「ああ、ケガだらけです……。エディバラと火の国は因縁の対決を霧の中でやっていたのでしょうか。先生方のローブが焦げてボロボロです!」

「アペニールは泥だらけで、ゴーレムに成りすましたのでしょうか」

「傭兵の国とアリスフェイの選手たちはなぜか真っ黒に火傷しています。ウェイストランドの薬師から薬代を請求されていますね」

「いつの間にか、死者の国と魔族領の選手団はシャングリラの選手たちに迫っています!」


 このまま峠へと向かい、竜の村近くの駅で夕刻を迎えた。

 

「ようやく選手交代ができますが、総合学院関係者たちがかなり交代するようです!」


 アリスフェイのヒライがここで離脱。エディバラのソフィー先生、火の国のアーリム先生も交代。アペニールのゴズさんは「責任を取る」と言って交代し、レビィは「稼いだ」とのことで離脱。同じくウェイストランドのマフシュも財布袋の銀貨を鳴らして、ほくそ笑みを浮かべて王都へ消えた。


「ええ、報告ですが、グレートプレーンズの輜重部隊、シャングリラのセス運輸の元海賊たちは食事のための小休止の後、すぐに発つそうです」

「死者の国と魔族領の選手団は蓄魔器の補給後すぐに出発しているようですね。往路と同じ戦術なのでしょう」

「日頃、死者の国のミストさんと我々は同部屋で共に生活をしているわけですが、ここまで眠らないミストを見るのは初めてですね」

「はい。アリスフェイのグイルもそうですが、相当、疲労は溜まっていると思いますよ」

「いや、そうじゃないみたいです! 火山地帯の村人たちが避難してきているので、邪神の呪いの解呪と、魔族領の方々も回復薬による経過報告を受けているようです。失礼しました。見えなかったので出発したのかと思っていましたが、避難民を優先したようですね」

「大変失礼いたしました!」


 俺たちは駅伝に集中しているが、本来であれば邪神襲来という災害地域だ。コムロカンパニーや勇者一行のお陰で、どうにか駅伝を続けられているだけだ。


「往路にて邪神の襲来での影響がある地域の方々に改めてお見舞い申し上げます」

 俺は村で饅頭を買い込み、避難民に水や酒と一緒に配った。


「絶対、駅伝をやり遂げろ!」

「頼むぞ!」

「負けんじゃないよ。皆、ラジオの声を待ってるんだからね」

 避難民たちから声をかけられた。


 人間の営みが邪神によって潰されてはいけない。人としての勇気を貰った気がした。


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