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駆除人  作者: 花黒子
『遥か彼方の声を聞きながら……』
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『遥か彼方の声を聞きながら……、2年目』34話「エルフ動乱の始末」



 丸一日半をかけて竜の乗合馬車を乗り継ぎ南半球へと渡り、世界樹へと向かった。俺はほとんど寝ていたが、南半球に入った途端に空飛ぶ駅馬車を運ぶ黒竜さんから詳しい戦況を聞いた。


 南半球は冬。貯めていた食料も燃料も足りなくなり、難民を受け入れていた勇者の国々は、暴動が起きていた。エルフだけでなくもともと住んでいた国民からも難民が出る始末。勇者連合は砂漠にいるセーラさんに助けを求め受け入れていたが、大雪に見舞われ、凍死者も出始めた。

 勇者たちは国民を救おうとして勇者連合国の会議に出られなくなる事態に発展。初めに難民を受け入れたスバルという国に責任を取らせようとしたことでさらに事態は悪化していったという。

 そんな中、別の国の工作員が扇動し、スバルで革命が起こった。さらにドデカピタンという果実が倉庫から見つかり、飢えていた国民や難民たちに一気に広まることになる。

 ドデカピタンの料理を食べると力が湧くということで周辺国にも輸送されると、冬季を乗り切るための保存食が出てくることに対して「まだ食料を隠しているんじゃないか」と勇者たちへの不信感も高まり、革命も同時に広まっていった。


 コムロカンパニーは国のことなので手を出せない上に、市民革命なので成り行きを見守るしかなかったようだ。死者が出ないように隠し通路から飢えたエルフや市民を砂漠へ逃がしていたが、逃亡者の中に勇者たちを発見。その間にも大雪は勇者の国々を襲って、陸の孤島がいくつもできている状況にある。


 

「黒竜さん、それ結構ヤバくないですか?」

「ヤバいよ。勇者連合崩壊だ。エルフの難民の中にも工作員が何人も潜んでいたらしいが、状況としては最悪だ。そもそも世界樹の大陸は、人が住むような場所じゃないんだよ」

「俺は9歳からずっと住んでました」

「コウジはもう人間よりも魔物に近いからな」

「そんなぁ……」


 再び寝て、起きた時には世界樹が見えていた。そのまま俺は竜の学校に行き、ラジオで流れている音楽を切り、ウタさんの言葉とセイレーンの音楽をかけた。


 雪で覆われたアンテナを直した。


 すぐに親父から連絡が来た。


『コウジ! 来たか?』

「今直したところ、とりあえず音楽は流し続けるから。一日二回、セイレーンの音楽を流す。あとは落ち着いた曲ばかりだ」

『了解。物資と共にラジオは広まってるから助かる』

「雪で『月下霊蘭』は埋まってないの?」

『人が住んでいる街中は雪の対策はしてるからな。今朝、またエルフの難民が議会場で暴れていた。砂漠にいるセーラから仕事を貰ってくれ。人手がとにかく足りない』

「わかった」


 通信袋を切ると、黒龍さんが俺を可哀そうな目で見ていた。


「コムロ家は仕事のし過ぎだ。コウジは今南半球に到着したばかりじゃないか」

「そうだけど、人が死んでて自分が仕事をすれば救えるなら、普通は仕事をするんじゃないですか。いってきます」

「種族か……」


 黒龍さんは移動で疲れたのか、人化の魔法を解いて、竜の学校で寝そべっていた。実際移動が一番大変だ。


 俺は空飛ぶ箒に乗って、砂漠へと向かった。

 砂漠はオアシスができており、周辺にテントが張られていた。ダンジョン内に収まらず、外にも出ていることを考えると、魔力も足りていないということだろう。


 ダンジョンの入り口は魔体術の傭兵たちが守っていた。


「お疲れ様です。セーラさんから仕事を貰いに来ました」

「おおっ! コウジ! 一番奥にいる。土の悪魔が精霊に変わってきているから、全然魔力がないんだ。いろいろと都合が悪いことが重なっている。力になってやってくれ」

「わかりました」


 ダンジョンに入ると、料理の香りがそこかしこから匂ってくる。エルフだけでなく人間が多い。閉まっていたすべての部屋を開けているようだ。


 俺はまっすぐ廊下を進み、奥へと向かった。


 コンコン。


 ドアをノックする。


「はいー」

「お疲れ様です。ラジオ放送再開しました。仕事をください」

「「おおっ!!」」

「コウジ!」

 セーラさんだけでなくシェイドラさんやドヴァンさんもいる。


「大まかな流れは黒竜さんに聞きました。国家転覆したということでコムロカンパニーは勇者連合の国に入ってるんですかね?」

「ああ、必要物資は田舎を中心に届けられている。世界樹の管理人たちが大雪に紛れて虫が出てきていると言っていたが、わかるかな?」

「ああ、たぶん腐肉を食べるトビムシの魔物でしょう。じゃあメリッサ隊長と連絡を取っていきます」

「本当は各首都の治安維持に参加してほしいんだけどね」

「そんなにヤバいんですか?」

「少なくとも冬の間に暫定政権は作りたいんだけど、完全な無法地帯になっている。『月下霊蘭』とか関係なく、エルフの難民から暴徒になる者たちも多いのよ。どこからか武器が密輸されているみたいだから、もし見つけたら止めてほしい」

「了解です……」

「コウジ、おにぎり持ってけよ」

 ドヴァンさんは俺の飯の心配をしてくれた。食料は自分で用意しないといけない現場か。


「わかりました」


 ドヴァンさんに言われた通り、ダンジョンの食堂でおにぎりを受け取り、空飛ぶ箒で大陸北部へと向かう。


「寒いな」

 飛びながらメリッサ隊長に連絡を取る。


『コウジ! ラジオが聞こえるようになったから帰ってきたと思っていたよ。アクアパッツァとスバルの国境線にいる。わかるかい?』

「どこそれ? 勇者連合とかあんまり行かなかったから知らないんですよね」

『コロシアムがある国の東側だ。町には入るんじゃないよ。全員強盗だと思っていいから』


 傭兵ほどの誇りもないのに強盗団の国ができるのか。

 北部へ行くと雪が降ってきていた。昼だというのに黒い雲が立ち込めて、辺り一帯が暗い。明かりが点いている場所を目掛けていけば、町には着いてしまう。周辺の小さな明りを探した。


 ギャオウッ!


 竜の鳴き声が聞こえてくる。

 俺は近くの竜の乗合馬車の駅へと向かった。雪は身体の周囲に魔力を展開していれば防げる。風魔法で一気に進む。学校で魔法を勉強しておいてよかった。


 世界樹の管理人たちは駅に集まっていた。


「来たか」

「お疲れ様です」

「風呂、沸いてるぞ」

「頂きます」


 長旅をしてきた者は風呂に入れる。いつからかそれが世界樹で働く者たちの常識になっていた。実は病原菌対策なのだろう。


 風呂に入って出てきたところで、大量の肉野菜炒めが用意されていた。


「寒いから辛いよ」

「おにぎり持ってきてよかった」

「相変わらず、準備がいいね。食べながらでいいから聞いておくれ」

「わかりました」


 俺は辛い肉野菜炒めを食べながら、メリッサ隊長たちの話を聞く。


「すでに世界樹のトビムシは北部に飛んできている。雪だからと言ってそれほど関係はない。腐肉があれば来るからね。世界樹に近い田舎町なんかは特に日頃から警戒しているしコムロカンパニーの食料も届いているから、おそらく問題はないと思う」

「害虫でもないからと思って油断してはいけないよ。世界樹のトビムシの嗅覚はかなり鋭い。微かな残飯や腐肉の臭いを嗅げば、家を丸ごと覆うほど飛んでくる。しばらく家から出られなくなるし、死体や死にかけの怪我人は襲われる」

「つまり、略奪、強盗が横行している町までトビムシが来れば、町ごと真っ黒なトビムシに覆われちまうってわけだ」

「雪で匂いが拡散していないだけで、強盗含め勇者の国の町は終わってると思った方がいい。トビムシが現れたということはシデムシの魔物もセンチコガネの魔物もやってくるってことだ」

「じゃあ、俺たちは町を守る必要はないってことですか?」

 俺がメリッサ隊長に水を飲みながら聞いた。肉野菜炒めが辛い。おにぎりはすぐに食べ終えてしまった。用意してくれているのが、ありがたいのですべて頂く。


「私たちの仕事は全部終わったあとだ」

「町に留まってしまっている人たちはいないんですか?」

「いや、大勢いるが、コムロカンパニーが説得していた。あとは本人たちが資産を捨てられるか、命を捨てるかの選択だ。最終的には海に逃げて、朝まで待てば助けるとは言っていたが攫われている者たちもいると思うんだ」

「じゃあ、人攫いのアジトを雪が降っている間に襲撃しようとしてるってことですかね?」

「国に残った秩序ある衛兵たちがな。コムロカンパニーは海で待機している」

 助かる条件は命以外のすべてを捨てることか。


「それって、年を取れば取るほど難しくなっていくんじゃ……」

「まぁ、そうなるな。しかも冬の海だ。朝までに凍死する可能性の方が高い」

「誰か助かるんですか?」

「いや黙って身動きしなければ助かるよ。別にトビムシの魔物もセンチコガネの魔物も生きてる肉は食べないからね」

「外で用を足せばいいってことか……」


 人が大勢いれば、大型の虫を怖がる者も出てくるだろう。混乱は必至だ。


「私たちのメインの仕事はトビムシの魔物に紛れて、大型の虫の魔物が来たときの対処だろうね」

「なるほど」

「一応、竜たちにも応援要請をしている」

「おっ、コウジ、来たか」

 振り返るとベルサさんが雪原を箒に乗ってやってきた。


「お疲れ様です」

「世界樹のバイトか?」

「そうです」

「メリッサ、コウジはラジオ局にいさせた方が、少しは人間を救えると思うぞ」

「やっぱり、そうかい。魔物の相手だけなら、あんたたちコムロカンパニーでやった方がいいもんね」

「竜が食べてくれるし、そっちの方がいいんじゃないか?」

「そうしようかね。どうする? コウジ?」

「わからないけど、結局何をすればいいんですか?」

「現場にセスやメルモ、それからアイルがいるから連絡を取って、各国の避難所をラジオで放送してくれない?」

「ああ、そっちの方がいいんですか?」

「うん。虫に襲われると避難先が流動的に変わるはずだから、どんどん現場判断で報告して逃げてもらった方が死なないんじゃない。『月下霊蘭』が咲いた時点で、混乱はするってわかってるし、いいんじゃないか。ウタの説教はよかったね。あれで踏みとどまれる秩序があるよ」

「わかりました」

 俺は空飛ぶ箒を握った。

「悪いね。いろいろと移動させちまって」

「いえ、全然問題ないですよ」

「ナオキは、どうにかセーラに花を持たせようとするんだけどね。人類の勇者になると考えることが多すぎて、大雑把にしか決められないのさ」

 親父がセーラさんを信頼しているのはわかる。ただ、それとは別にセーラさんの立場もあるということか。


「コウジ!」

 俺が空飛ぶ箒に魔力を込めた時、ベルサさんに呼び止められた。

「はい?」

「属性魔法を使えるようになったって?」

「ええ」

「だったら、ほとんど何でもできるってことだな」

「いや、何でもは出来ませんよ」

「いや、そこら辺の賢者なんかよりは出来ることが多いさ。これからは、最小限の行動で最大の効果を考えてくれ。今はそれだけでいい。どうせいろいろと考えるだろうけどな」

 そう言われて、俺は心がすっと軽くなった。

「わかりました。なんだか肩の荷が下りました」

「優しさと気持ちを察するというのは似ているが、自分は自分だ。誰かにはなれやしない。それだけ忘れるな」

「はい」


 ここから先は誰かに同調する心を殺した方が上手くいく。救えなかった命を考えるよりも救える命のための行動を、か。


 俺は竜の学校へ戻り、勇者連合の地図を広げた。知らなかったが、国がこんなにあるのか。


「なんでこんな大陸で国を作ろうと思ったんだろう? わからんな」


 俺は通信袋を取り出して、アイルさんたちに連絡を取った。


「お疲れ様です。コウジです。気候の変動、魔物の大発生、避難所変更などをラジオで伝えることができますので随時、こちらに連絡をしてくれれば放送します」

『おお! それは楽だ』

『そっちの方が後で責任を取れなんていう人が出ないでしょうね』

『コウジ、やっぱりラジオ最高だ!』


 その後、黒竜さんが竜のおつまみと称して、世界樹産のカム実のはちみつ漬けを持ってきた。食べながら、仕事をしろと言うことだろう。


「雪は夜中には止む予想だ。そこから虫の大群が行くだろ?」

「じゃあ、勝負は夜中ですか?」

「そうだろうな。動ける体制だけ整えて、お茶でも飲んでいよう!」


 お茶を淹れた直後、セスさんから連絡があった。


『西のウェザーロック中央。雪が止んだ。すでに虫の羽音が聞こえる。注意を促してくれ!』

「了解です」


 俺はラジオを生放送へと切り替える。


「緊急放送です。ウェザーロック中央で雪が止みました。すでに世界樹の虫が飛んできている情報もありますので、すぐに臭いのする物は外に出してください。けが人は布で覆って防虫剤をかけておくように! 緊急生放送です! あなたの行動で救われる命があります」

『ウェザーロック北部も雪が止んだ。甲虫の魔物の大群が見える』

 アイルさんからも連絡が来た。


「緊急放送です! ウェザーロック北部にセンチコガネの魔物が襲来しています。糞便の臭いがする物は建物の中に置いておかないように。また不用意に攻撃を仕掛けないでください。甲虫の魔物は弾きます。混乱せず、動かなければ食べられないはずです。怪我をしている患部は必ず薬草を当てておいてください」

『こちらアクアパッツァ北部の町ウェンディーネ! 避難民が押し寄せてきて、混乱しています! 避難所をここから南へ行った場所へ変えます!』

「了解。山の中央付近ですか?」

 俺はすぐに地図を見ながら確認をした。

『そう。丘だけどね。雪道だからしっかり防寒をしてから来るように伝えて』

「了解」

 俺はラジオ放送を切り替えた。


「緊急放送です! アクアパッツァ北部の町、ウェンディーネの避難民は移動を開始してください。南の丘中央に避難所を変更しています。防寒対策だけ忘れずに即時移動を開始してください。虫の魔物が大群で押し寄せても混乱しないことが一番です。命を守ることをまず第一に考えてください」


 俺はそのまま夜が明けるまで、緊急放送を繰り返した。親父は夜の海に飛び込んだ人たちを傭兵たちと共に回収しているらしい。全員徹夜だ。

 俺はラジオ局で放送しているだけなので、休憩も取れるが、コムロカンパニーは休憩などせずにずっと移動をしている。どういう体力をしているのか。


『こちらメリッサ。南部でベスパホネットの亜種が現れた。季節外れの魔物だから家の中に籠っていれば動きを止めるはずだ。慌てずにすぎ去るのを待つようにと伝えて』

「了解」


 予想外の魔物も現れているが、世界樹の管理人たちが止めている。トビムシやセンチコガネの魔物も、食べ終われば世界樹へと帰っていくだろう。

 暴動も起こっているらしいが、自滅しているようだ。

 ここは世界樹の大陸。国の法律や人道よりも自然の法が優先される。


『こちらスバル。海に飛び込んだ難民を船に収容した。東へ回る。汽笛を鳴らすから、タイミングを見計らって飛び込むよう伝えてくれるか?』

 親父からも連絡が来た。

「了解」

 ラジオは一方的だが、タイミングを伝えられるところがいいところだ。

 夜中の間ずっと喋り続けていたので喉を傷めるかと思ったが、はちみつ漬けのお陰で声はずっと出続けている。


 東の半島にあるサンダースという国の雪が止んだのは翌日の昼頃だった。その後、3、4日は虫の大群が食事をすると考えて、各国の衛兵たちとコムロカンパニーが打ち合わせ。

 虫の大群が消えた町から、暴徒を鎮圧し暫定政権を作るという。


「いやぁ、便利だ。ラジオ」

 アイルさんがサンドイッチを土産にわざわざ褒めに来た。

「現場は見えてなかったんで、どうなっているのかはわからなかったんですけど……」

「いや、混乱している人間たちと落ち着いて行動が出来る人間がちゃんと分けられていた。もう、混乱しているのは眠らせて虫まみれになっただけだし、かなり楽だったよ。死んだのは慌てて武器を持って魔物に攻撃した奴らだけだ。救い出せる命は救った。報酬を貰った方がいい」

「報酬ですかぁ?」

「貰っておけ。また無料で来てくれるなんて思われると何度も呼ばれることになるぞ」

「わかりました。吹っ掛けてみます」

「ああ、そうしな」

「でも、どこで使えばいいのか……」


 結局、俺は暴徒の鎮圧まで放送し、仕事を終えた。北半球の大森林ではいつの間にか『月下霊蘭』の開花が終わり、夏フェスも終了したとウインクから連絡が来た。

 俺の夏休みも終わっていた。


「ごめんね。復興中で報酬はこれしか集められなかった」

 セーラさんが俺の報酬を渡してきた。

 魔石を含め金貨50枚分で、報酬の半分だそうだ。あとは各国がラジオ局に借金という形になるとか。これ以上吹っ掛けても、どう使えばいいのかわからなかった。

 コムロカンパニーは漁業権や港の権利などを要求し、不審船や密航船などを取り締まった上に、奴隷を解放。船ごと金品を売っていた。


「それじゃ、俺、学校があるから帰るわ」

「春になってからが世界樹は一番忙しいんだよ!」

「メリッサ、コウジに頼ってばかりじゃ竜たちも成長しない」

「勇者連合にはこの大陸の過酷さが伝わったと思うからよかったわ」

 世界樹の管理人たちはカム実のハチミツ漬けという土産をくれて、俺を見送ってくれた。


「よし! じゃあ、北半球に帰れるか」

「はい」

 俺は黒竜さんの乗合馬車に乗せられて、竜の島へと飛んだ。



「黒竜さん、お金ってどうやって使えばいいんですかね?」

「商売をすることだ。すぐに金なんか吹っ飛んでいくぞ」

「ラジオショップは買っちゃったしなぁ……」

「事業ごと買い取るという手もあるぞ」


 ウタさんの発掘事業に支援してもいいのか。ただ、そもそもウタさん自体がお金に困っていない。ラジオの普及に力を入れた方がいいのか。


 俺は空の上で、新しい事業ってなんだろうと悩みながら学校へ向かった。



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