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心の行方

 「心」とは何か。

みなさんは考えた事があるだろうか?

漢字で書けば4画、平仮名だと3文字の小学生でも読んだり書いたりできるものである。

だが、実際の心というものはとても繊細で扱いづらく、挙句の果てに目には見えないものである。


ちょこっと心について書いてみたのだが、実に複雑怪奇である。


正直、私は心というものが大嫌いだ。

人には、いや、動物には必ずあるであろう心なのだが、私にとっては邪魔な存在でしかない。


傷つき易く、脆く、ひとたび壊してしまったらほぼ修復不可能である。



ここまで長々と前ふりをしてきたのには、これから書いていくお話について少し考えて欲しいから、という私の意図が含まれていることをご理解いただきたい。


そして、これからの話は、私が過去につけられてしまった心の傷についての本当のお話である。



小学生の時、、、

得意な教科は算数。得意なことは、習っていた水泳と友達を作ること。好きな食べ物はブルーベリー。

まあ、ご覧のとおりどこにでもいる、普通の小学生である。

特にいやなことはなく、勉強は大好きで、毎日の学校と友達と話すことが楽しみで楽しみで仕方なかった。

だが、そんな日々もある日を境に一変してしまう・・・


5年生になって何か月か過ぎたある日、いつものようにおはようの声とともに教室に入ると、誰からの反応もない。

私は訳が分からなかった。

なんで?みんなどうしたの?昨日まで仲良くしてたじゃない!ねぇねぇ、お話しようよ?

こんな私の姿を見ても誰も反応をしてくれなかった。

そう、「いじめ」のはじまりだった。

それからの日々は辛かった。小学生ながら死んでしまおうかと考えたくらいである。


それでも所詮は小学生のいじめ。

3か月くらいたったある日、仲のよかった友達が私にはなしかけてくれ、何とかいじめは収まった。


そう、収まったと思っていたのだ。これから起きる更なる悲劇も知らずに・・・


新たに医者になろうと夢見て進学した県立の田舎の中学校。

いじめがあって以来、近くの、見知った奴らがいる学校に行きたくないと思っていたので、中学受験をしたのだが、その夢もあっけなく散り、行きたくもない中学校に行くはめになってしまったのである。


まあ、それはしょうがないことなので、自分の中で割り切った。

中学校に通い始めて半年、恐れていたことが起きてしまった。

そう、またしても「いじめ」が始まったのである。

小学校の時と同じ、中の良かった友達をはじめ、クラス全員が口をきいてくれなくなってしまった。

私の中学校は4つの小学校が集まって成り立っているというものだったのだが、新しくできた友達までもいじめに加担していたのは、かなりショックだった。


それから1年、耐えに耐えたが、結局いじめは完全解決とはいかず、うやむやになってしまった。


2年生になると、クラス替えがあるのだが、新しいクラスになってもまたいじめが始まった。

しかも、より強力に、たちが悪いものになっていった。

口をきいてくれないのは当たり前。授業中にあからさまな私にたいしての陰口になっていない陰口。

私物の勝手な使用、および隠し、名前を書き直して自分のものにしてしまうという卑怯な行為。

全く関係のない、正直不細工な女の子と付き合っているというくだらない噂の伝達。学校一怖いヤンキー野郎にありもしないことを告げ口され、脅される日々。

まだまだ書ききれないほど嫌がらせを受けた。


運が悪いことに、水泳を習っていたと最初のほうに書いたが、習っていたスイミングスクールでもいじめを受けた。


それが三年生の、今唯一仲良くしていたといえる友達に出会うまで続いたのである。


本当に死のうと考えた。冗談抜きにである。

壁に頭を打ち付けた。薬を大量に飲んだ。

途中でそれさえもばかばかしくなり、心を完全に閉ざした。



バラバラでまとまりのない文章で本当に申し訳ないのだが、すべて事実なのだ。


今、私はパソコンに向かって、みなさんに私の心情を知ってほしいと思い、一生懸命に書いているのだが、いじめの後遺症なのかどうかは分からないのだが、手が震えている。


私は未だに人のことを心から信用できない。

親しくしてくれる友達がいる。好きだと言ってくれた女の子もいた。

だが、今一つ距離を縮めることができず、友達が片手に入るほどしかなく、付き合ったこともない。

それだけ私の心は深く深く傷ついてしまっている。


なぜかはわからないが、いまだに毎日胸が苦しい。人ごみに行くと、誰かに悪口を言われてるのではないか、と思ってしまい、気持ち悪くなってしまう。



最初に私は心が大嫌いと書いたが、ここまで読んでいただいた方にはわかっていただけるかと思う。

いや、わからなくても、いやな気持にはなったのではないかと思う(まことに申し訳ないことなのだが)


心はいるのか、いらないのか。それは私にはもう分からない。

だが、最後にこれだけは伝えたいと思う。


人はそれぞれにそれぞれの考え・思いがある。それを真っ向から反対し、受け入れようとしないことこそが、人間の心の汚い部分である、と。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

よかったら、批評・感想送ってください。

ぜひ読者様のご意見、お考えを聞きたいです。

最初の小説?で至らないことだらけでしょうが、なにとぞご理解ください。

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