表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/67

内裏の小道と高貴な横顔

後ろ姿の少女が通り過ぎた先には、内裏の中庭へと続く細道があった。


周囲には誰もいない。

けれど俺のぺたセンサーが、この先に“何か”があると告げている。


「おいおい……この時代、忍び足してたら普通に不審者だよな……」


そう思いながらも、足は止まらなかった。


細道の先――小さな池のそばに、その人はいた。


十二単を身にまとい、静かに水面を見つめる少女。

けれど、その佇まいには気高さと透明さがあった。


(PETA……100%)


俺の脳裏に鐘が鳴った。祇園精舎どころではない。


「……そなた、誰じゃ?」


澄んだ声が、風に乗って届く。


俺の心臓が跳ねた。


彼女こそ、この物語を大きく動かす鍵――

斎子内親王だった。


毎朝6時に投稿しますので、お楽しみに!

感想・評価など励みになります!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ