テスト終了
ごめんなさい。同じような内容が続くことを避けるため残り二日のテストの日はカットさせていただくことにしました。
こうして時間は過ぎていき、無事に残り二日のテストを乗りきった。
そして、現在は家にいる。
今日までは次の日にテストがあったため勉強をしていたが、それからようやく解放されたわけだ。
「それにしても、テスト全部明日返ってくるんだよね?」
「まあ、明日24日だし仕方ないんじゃない?」
大体7月25日が終業式のためそれまでにテストを返却して、急いで成績をつけなければいけないらしい。
というのも、僕は当然知らないが高校の生徒が問題を起こして先生達もゴタゴタしておりテストが延期となっていたのだ。
そのとある問題というのが全国ニュースにも取り上げられるほどで一時先生達は本当に忙しそうにしていた。テストが延期になるのは早めに決まっていたためテスト期間の始まりもそれに合わせて延期となっており、もうすぐテスト期間だとうなだれていた人は先生が前にいるにも関わらず笑みを隠せていなかった。
延期したからといって中止というわけではないのになと思いつつそれを見ていたわけだが、僕としても延期となって良かったのかもしれない。
ここまで欠点の心配がないのは初めてだ。
いや、今までもそこまで心配はしてなかったが、安心感が違う。
「でも、忙しい先生には意地悪なことしちゃったかもね?」
「何で?」
「僚太くんの点数が上がりすぎて成績をどうするか迷っちゃうんじゃない?」
た、確かに。
「それは、僕のせいではない」
「それ、私のせいにしようとしてる?」
頷くとお手本のようなプク顔になっていた。
「だって、今回も勉強する気はなかったし」
「それって私がいたから勉強したってことだよね?この家にいる理由が出来ちゃった」
「・・・・・・まさか、引っ越してからもここに住む気?」
「そんなことするわけないじゃん。部屋は残しといてもらうかもしれないけど」
元物置の部屋で元々置いていたものは要らないものがほとんどで廃棄するか売るかしたそうなので部屋をそのままにしておくことに何ら支障はない。
ただ、
「・・・・・・少なくともこの家で泊まることがあるってことにならないか?それ」
「あ、バレた?でも、僚太くんに拒否されたとしても何でもお願いできる券があるからね」
「明日なくなる可能性もあるんだよ?」
「そういえばそうだったね」
なんか絶対あり得ないと思われてそうだ。
何でもお願いできる券が全て精算されることを願って翌日を迎えるのだった。