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閑話 正月の朝2

今日も閑話です。


明日で閑話を終わる予定ですが、明日は字数が多くなるかもしれません。

もしかして暇だったりします?



沙羅さんからの返答はまた意外なものだった。

また、従姉妹がイタズラをしたのかなとか思いつつ一応その通りだと伝える。

すると、すぐに既読が付いたため少し待ってみるが、中々返信は来なかったためスマホを閉じる。


そして、部屋から出ようとしたとき、手の中のスマホから通知音とバイブが伝わってきた。



良かったらそちらの駅待ち合わせで会いませんか?



どうすべきか悩む貴史。

今考えればそれはある意味デートのようである。


テニスの時はテニスをするためだったためそこまで意識していなかったが、今回は違う。

正月のためテニスコートは開いていないだろう。


ただ、時間があるといった手前断ることもしにくかった。



良いですよ。何時の便で来ますか?



こうして会うことになり、時間などを会わせてそれに向けて準備をするのだった。


貴史は取り合えずリビングに出る。


「明けましておめでとう」

「明けましておめでとう」

両親から新年の挨拶をされたため同様に返す。

朝食はそばだった。


普通は年越しそばとして大晦日の夜に食べるのが正解なのだろうが、麺類は腹持ちが悪いため夕食には向かないと朝食べることになっていた。


布団という暖かいところから出て寒さを感じている体に暖かいそばはとても効いた。



一方その頃、沙羅は従姉妹と服選びをしていた。

「どれが良いかな?」

「やっぱりその人のこと好きなんだ?」

何着か持ち従姉妹にどれが良いか聞く沙羅を見て従姉妹は確信を深めていく。

「だから、まだそんなんじゃ・・・・・・」

沙羅がそう言う頃には従姉妹は沙羅が提示した服を一つ一つ見始めていた。

「これ、良いんじゃない?」

従姉妹がそう言ったのは・・・・・・・・・

「え?肩を出すの?」

「男の人ってそういうの好きだってテレビで聞いたことあるよ」

「そ、そうなんだ」

その後も従姉妹に言われるがまま支度を整えていく沙羅であった。


そして、その最終段階。

それは、メイクをすること。

学校では禁止されており、部活の時も同様のため沙羅はしないで良いと思っていたのだが、従姉妹が無理矢理座らせてメイクを始めた。


従姉妹いわく公私の区別をしっかり出来た方がモテるらしい。

それにしても従姉妹がなぜ人にメイクを施すのがうまいのか聞いてみると、

「お母さんにメイクをしてもらってたら自分も人に出来るようになってた」

だそうだ。

そういう素質があるのかもしれないなと思いつつ、されるがままとなった。

そして、その様子から何かに気づいた沙羅の両親は以前と同じように優しく見守っていたそうだ。

ちなみにこの話も本編のどこかで出す予定だったものを正月にして投稿している感じです。

以前のクリスマスも同じ感じです。クリスマス感がなかったことを意識し(現実感はあったかなと思ってます)、今回は正月要素をまだまだ入れていく予定です。

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