表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/197

遊園地

来た遊園地はとても有名なところであり昼間ながらチケット売場で並ぶことになる。

「それにしてもさっきのエスカレーター長かったね」

「3分位は乗っていたよね」

「日本一長いエスカレーターらしいよ」

ここに来るために乗らなければならないエスカレーターがすごく長かったのだ。

乗ってみるとわかるがいつもより乗る時間が圧倒的に長くまだ降りれないのかとなってしまう。

遊園地にではなくそのエスカレーターの長さに若干興奮しているのが自分にもわかる。

「ここにはよく来るの?」

興奮気味なのもあり気になったことをすぐに聞いた。

「ううん、初めてだよ。僚太くんは?」

「僕も初めて」

「一緒だね!」

前々から思っていたが、やはりこの笑顔には不思議な力がある。

あまり思い出したくない記憶が思い返され暗くなりそうな心を明るく灯してくれている、そんな感じだ。


それからしばらくして入園券(乗り物のフリーパス付き)を無事購入した。

そして、すぐに乗り物へとはならず昼食をとることにした。

向かったのは近くにあったカレー専門店。

そこのおすすめメニューである、見た目がオムライスにカレーをかけたようなメニューにチキンカツ、唐揚げをトッピングして食べた。

思ったよりも量が多く、残りの唐揚げ一個にどうしても手がつけられずにいた。

「限界そうだね。食べてあげようか?」

そこに凛花からの救いの手が差しのべられる。

思わずすぐに首を縦に振ってしまう。

それに笑いながら凛花は、

「でも、条件付きだよ?」

「どんな条件?」

今のこの追い詰められた状態おいて条件もある程度飲む覚悟がすぐに出来た。

「恋人っぽいことしたくない?例えば食べさせてくれたりとか」

一瞬のためらいはあったが、もうするしかないと割りきった。

「じゃあ、ほら口開けて」

凛花が使っていたスプーンに唐揚げを乗せながらそう言う。

しかし、

「そこは、はい、あ~んって言わないと」

なんなんだその妙なこだわりは・・・・・・

「はい、あーん」


咀嚼を終え飲み込んだ凛花は満足げに笑みを浮かべながら

「ありがとう」

その言葉には恥ずかしさが含まれており僕も安心した。

実はこれをやっていたのは外から丸見えの場所だったのだ。

僕も相当恥ずかしかったため僕だけではなかったというのはすごい安心感をもたらした。



その後満腹のまま動くのはしんどいため食べていたテーブルで残っていた水を飲みながらゆっくりした後、アトラクションを乗りに行くのだった。

今回のこの遊園地はもとにした場所があるのですが、何分行ったのが幼い時でほとんど覚えてなくあやふやなためネットで調べた情報と想像を組み合わせて書いております。

もし、もとにした場所に行ったことのある方が読むと違和感があるかもしれませんがご了承ください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ