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ホラー映画

舞台はとある廃旅館。そこに四人組の男女が肝試しに来たことから物語が始まる。

設定はこうだ。その廃旅館では以前自殺した人がいた。

それ以降も営業を続けていたがその自殺に続くように様々な事件が起こっていく。

供養をするなどの対策もしたが結局効果はなく廃旅館となった。

その場所に肝試しに来た男二人、女二人の四人組は入り口で二手に別れ行動を始める。

男二人組と女二人組で別れた彼ら。



そこから女二人組の視点に切り替わる。

「あんな噂本当な分けないでしょ」

「だ、だよね」

一人は完全に信じていないと見えるがもう一人は不安を隠せていない。

「大丈夫だって」

『ぅぅーーーー』

「あれ?なんか言った?」

「何も言ってないよ」

「あ、そう」



またもや視線が切り替わり男二人組の視点となる。

彼らは今入り口付近の部屋におりモニターを設置していた。

「まだ、気づかれてないよな?」

「うん、うん。先に来てカメラとトラップとを準備しといたから抜かりないよ」

「最後はお前の告白で締めだ。ちゃんと決めろよ?」

「本当なら一緒に回りたかったけどね」

「吊り橋効果を期待してんのか?あれも結局元々好意がないと意味ないだろ。だからやったところで変わんないぞ?」

「それもあるけど怖がってる横顔もまた・・・・・・」

「お前・・・・・・ドSだな」



話の整理をするとこうだ。旅館が潰れた理由は噂の通りだ。しかし、男二人組の手により数多のトラップが仕掛けられている。本来の心霊現象を狙っているわけではなくドッキリとしてここに連れてきたのである。

ここまで大がかりなドッキリを仕掛けるのは男二人組の内の一人が一緒に来ている不安がっていた女に告白をするからである。はたから見ると二人は両想いであったためもう一人の男がこのドッキリを考えたのだ。

ちなみにもう一人の女はこのドッキリの発案者の彼女だ。本来関係のないことだが何も知らずに巻き込まれたのだ。



その後男二人組が仕掛けたカメラで動向を確認している中、女二人組の近くで怪奇現象に似せたものが様々起きていくというシーンが続く。

ホラー映画なだけあって視聴者を怖がらせようとする演出は様々見受けられた。

僕がホラー映画を見られるのは霊の声が聞こえてもそれは所詮人の声つまり僚太には感情がわかるのだ。

幽霊の声を感情までコントロールして演じていたら分からないが今までそういうものには出会っていない。


キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン


一時間だったため映画は途中で終わった。

何となくだが後半は廃旅館本来の心霊現象が起き始めるのではないだろうか。

何より時々こんなの仕掛けたっけ?という言葉を男が言っていたのでほとんど確信に近い。

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