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リュウのケイトウ レガシィ  作者: きでひら弓
15/53

レガシィ リュウの伝承15

すみません14話 微妙に修正しています


慧人と夏が最大効果で爆縮 フェリアを放つ。

一回の砲撃で3〜5頭のリュウが一瞬にして

消え去る。


爆縮 フェリアはATEのスレイブ チャンバーで

使用する場合、直径50cm〜20mの球状

爆縮空間を任意の位置へ形成し球状空間内の

物を文字通り爆縮する。

爆縮後、球状空間へ入り切らなかった

足や尻尾が綺麗な切り口でその場へ

転がっていた。


『だいぶ小型の数が減少したな。

竜の掘ったトンネルの入口が

見える様になって来た。


夏 スカーレット2

俺を大型竜の砲撃から援護してくれ

トンネルを破壊する。』


『了解、援護します。』


慧人はトンネルの入口を

なるべく真円状に視認出来る位置へと

移動する。


(ネイ、

共振 レイフィールズ イグナイス用意。)


(イエス、マスター。

準備完了。)


『FIRE!。』


ネイ シーティス スプレマシーより

共振 レイフィールズ イグナイスが

放たれる。

瞬間トンネルの入口が爆破でも

されたように崩落を起こす。

この崩落は入口だけで無く

連鎖する様に洞の奥へと続き

トンネルを元から使い物に

ならなくする。


(これでかなり時間が稼げるはず。)

慧人は次の行動へととりかかる。


一方、砦では


『サレヒュト殿

貴殿の甲冑は空中作戦が

可能なのですね。』


『ああ。

それと俺の事はサレフと

呼び捨てで構わない。


貴公の甲冑も飛行能力が

あるのだろう。

外形より見て取れる。』


『私の事もレイラと

呼び捨てて下さい。


ええ、可能です。

私の機の他、二機が空中作戦を可能と

しています。


しかし、驚きましたよ。

私達の他に飛行が可能な機体を

造り上げてる国が存在するとは。』


ガセアはこの近辺の国の中で

一番の科学技術を誇る。

周りの諸国ではこの技術力を

どうにか手に入れようと

いろいろと画策している状態なのだ。


『こいつは俺の自慢なんだ。

まだ調整したばかりだが

ご覧の性能を発揮している。』


『頼もしいです。

でしたら、その性能を活かし

大型竜を殲滅したいですね。

手詰まりにならぬうちに。』


そこへトンネルを封鎖した慧人より

通信が入る。


『ガセアのレイラ殿

こちらシュェリ甲冑隊 隊長慧人。』


『こちら、

ガセア王国所属

第三機構甲冑連隊 隊長

レイラ エルラ ガセア。

レイラと呼び捨てて下さい慧人殿。』


『俺の事も慧人と

呼び捨ててくれて構わない。


奴等の進入経路を塞いだ。

今のうちに上空より

大型竜の殲滅を実行したい。


作戦可能な甲冑は何機存在する?。』


レイラはサブモニターに映る

慧人の真剣な表情に

サレヒュトとの会話で少し緩んだ

心持ちを引き締めにかかる。


砦に籠城し思わしくない戦況の中

サレヒュトの登場で

安心感を持ってしまっていたのだ。


これはサレヒュトの人柄、包容力と

まだ実践指揮の経験不足な

新鋭機実験部隊である

第三連隊の若いリーダーである事にも

よるものでもあるのだが。


『三機です。

しかし、火力に不安があるのですが。』


『でしたら、

囮役になって頂けないでしょうか?。』


(囮役か…。

ここで実践空中機動を試す事になるのか。

私は問題ないがアレクとヘイガが

何処までこなせるか。)


『了解です。

しかし、空中機動は二部刻が限界です。

(一部刻=5分程度)

燃料をここに来るのにかなり使って

しまったので。』


『充分です。

作戦は三分で終了させます。


一機で一頭を相手して

私の機より注意を逸らして頂きたい。』


慧人は王龍真瑰により

瞬時に言語や単位を訳し理解してしまう。

しかし少々自分勝手か

相手に直ぐ理解出来るように

言葉を直して喋らない時が

しばし見受けられた。


(三分……?。

制限内で終わらせると言う事なのだろう。

腹をくくるか。)


『アレク、ヘイガ、

聞こえてたな。

これより砦より飛び立ち囮役となる。

練習意外では初の実践空中機動だ。

成果を充分発揮しこの作戦を

成功させる。いいな。』


『はっ!了解です隊長殿。』


『イサレガの性能、存分に

発揮してやりますよ。

見ていて下さい隊長。』


『二人共、良い面構えだ。

最高の戦果、期待している。

頼んだぞ。』


隊員に不安を悟られぬよう

レイラは目元を引き締め

口元には薄笑いを浮かべる。

引きつった表情になっていないか

確かめる余裕は無かったが。


『指揮権を慧人殿に

移行する。

以後、作戦終了まで

隊の全機の行動は貴殿の

命令へ従うものとする。


よろしいか?。』


『了解。

こちら部隊呼称はスカーレット。

そちらの部隊呼称は

レイラ隊とする。

飛行部隊以外を地上部隊とし

作戦を開始する。


スカーレットリーダーより

スカーレット各機

レイラ飛空隊各機へ

各機、大型竜の注意を引きつけ

時間を稼げ。

リーダーが一頭づつ始末する。

一部刻以内で作戦を終了する。


空中機動中、集中して竜に

狙われる機体がある場合、

エレメント又は小隊単位にて

対処せよ。


レイラ地上部隊は引き続き

実体弾にて防戦。

長距離狙撃が可能な機体は

レイラ飛空隊を援護せよ。


それでは作戦を開始する。』



大型竜 殲滅へ 果たして作戦どうりに推移するのか…?

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