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或る、こじんのしゅうまつ
閉じた瞼にふりそそぐ、朝日の眩しさで目が覚めた。やけに外が静かだと思ったのも束の間、今日がしゅうまつだったことを思い出す。トントンと規則正しくきこえてくる音はきっとお味噌汁のネギを刻む音だろう。今朝は何だか起き上がるのが億劫なので、二度寝を決め込むことにした。
瞼をもう一度閉じ、また眠るまでの闇に身を投じる。
ネオン色をした不思議な模様が現れては消える頃、夢と現実が混ざり合い曖昧になるこの時間が、わたしは好きだ。
今駆けていった白い光が、朝日の残像か、それとも夢なのかはもうわからなかった。
――「お義母さん、朝ですよ。……お義母さん?」