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俺は部室で昼を食べながら、DSPをつけていた。
湯神子とはクラスで別れて、昼食のポップコーンを食べながら自分の部室に戻る。
だけどそこには俺しかいない。
他のメンバーは、おそらく自分のクラスに戻っているだろう。
そんな俺がDSPでやっているのは、ジュエル☆クイーン♡スクーリング。
俺はどうしても会いたかった。
昨日は忙しくて会えなかったが、会わなきゃいけない人物がいた。
~~一年前・薄暗い洞窟~~
最初はほぼ真っ暗な闇の中。
奥に進むと明かりが見えてきた、少しだけ見えるようになる。
その中にいたのは……ゾンビ。じゃなくてこの世界ではヨッシーマ王子と呼ばれている。
しかもゾンビではなく肌の色が人間ぽい。見た目は本当に部長だ、
かがり火の中、ヨッシーマ王子はフローライトと一緒に向き合っていた。
「待ってくれ、妹よ」
「私はもう耐えられません、お兄ちゃんの行動に。
私は旅立たないといけないんです!成長しないといけないんです」
「なぜだ、妹よ!」
「私は……強くなりたい。体も、心も強くなりたい!」
悲壮な顔でフローライトが告白をした。
それを聞いたヨッシーマ王子は大きくため息を吐いた。
「そうか……『兄離れ』をしたいのだな」
「はい、私は成長しないといけません。これから女王になる身ですから」
フローライトは、ヨッシーマ王子に背を向けて目をつぶった。
フローライトの前には巨大な石碑。右手の人差し指には青い宝石の指輪。
「この石碑は、ターフェライトの加護を受けています。
女王の力の一端を受けた私たちジュエルクイーンが願えば、ターフェライトの加護で願いが叶う……」
「その力を使うな!取り返しがつかなくなるのだぞ!」
「構いません、私は前に進まないといけませんから」
決意の固いフローライトは石碑に指輪をかざした
目の前の石碑は指輪の力を受けると、徐々に彼女の周りに青い光をまとう。
青白い光の渦が石碑を取り囲み、フローライトは石碑の前で祈る。
フローライトの後ろにいた、ヨッシーマ王子に光の渦が取り囲んだ。
おののくヨッシーマ王子は、フローライトの方に手を伸ばすが届かない。
ヨッシーマ王子の手は、光の渦に阻まれていた。
それから数秒後、光が晴れると出てきたのが汚らしいゾンビ。
人間だったヨッシーマ王子は、青紫の肌に変わっていた。
肉がぞげ落ち、目玉が半分飛び出していた。
「ああっ、これがお兄ちゃん……」
そんなゾンビの姿を見て、フローライトは思わずその場でしゃがみこんでしまった。
それでもゾンビは温かくフローライトを見ていた。




