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~~女王ロワイヤル(二本目)・魔獣の森~~
魔物の森がロワイヤルの候補になるのは一つだけだ。
画面にはセレスタイトとロードライトが森の中を歩いていた。
うっそうとするこの森はかなり危険な森だ。
内容は『サバイバル』、つまり『生命力』と『精神力』の勝負だ。
「生命力か……セレスタイトの能力は生命力74、精神力は43か」
この戦いに派手さはない、ただ森でひたすらに生き残ればいい。
森にとどまり、体力が先に亡くなった方が負けだ。
体力は生命力に依存、多ければ有利だ。
だけどもう一つこのゲームにはパラメーターゲージがある。
(精神力……こっちがカギだ)
精神力もパラメーターゲージとしてある、体力の減りに大きな影響がある。
精神力が無くなるとパニック状態になり、体力が大きく減る。
このゲームはいかにパニックにならないで進められるかが大きなカギだ。
しかも、大臣はこのゲームに一切参加できいない。
女王候補が一人でこの森の中にいるという内容だから。
(湯神子は……精神力高そうだ)
ゲームの時もいつも落ち着いている湯神子の精神力は高いだろう。
パニックになりにくければ、体力の消費は抑えられる。
(まあ、俺は何もできないからな)
ゲーム画面にはスタートの笛が鳴り響いた。
……それからゲーム内で一時間後。
俺のゲーム画面には勝利の文字が躍った。
「勝った……のか?」
そして出てきたのは、体力ゲージがほとんど減っていないセレスタイトだ。
笑顔を見せて、疲れはそれほどないように見えた。
「勝ちましたよ」
セレスタイトが手を挙げて、俺はすぐさま結果画面を見た。
ロードライトは、ものの五分で体力切れをおこしていた。
どうやら体力は極めて低かったみたいだ。
「光輝さん、一勝一敗ですね。次が最終決戦」
「ああ、大丈夫だ。セレスタイト、その腕輪がお前を守ってくれる。
ロードライトの策は俺が見破ったからな」
そのまま俺は前でゲームをやっている湯神子を見ていた。
「湯神子、次はダンスにならない」
それは三戦目に向けた俺の秘策だった。それと同時に画面が真っ暗に変わった。




