しあわせ
肩をすぼめてね
あるくのは
傘もいらないくらいの
霧みたいな雨のせいさ
なにも
世界に拗ねてるわけじゃない
水が凍るみたいなこころのさみしさを
しっかりと噛みしめたとしても
泣きたいくらいにちゃんと前をみて
あるいてゆこうとおもうんだ
それがそうなら
いっせーので
ガンバって振り返らずに
前の風景だけをみて
それだけは間違えないで
あきらかな希望を抱きしめながら
なにもなやむことなく
さみしさだって噛みしめたままだって
生きるってそういえば
希望の霧の雨が降るような
そんなもんだったっけ?
うたをうたうのも好き
おどりおどるのも好き
駆けまわっても
汗をかいたりしても
しっかり大笑いしてる
やさしい空気が
そこに流れているということを
ほんとうに知ってるからね
よかった
そんなあかるい霧の雨のなかを
こうして歩いていられて
こんな霧の雨のなかで
泣かないで笑えるしあわせよ来い