鳥取県知事ですが、著書が有害図書に指定されました
この物語はフィクションです。後書きはノンフィクションです。
夏の終わりが近付くある日、鳥取県庁三階にある知事室で公務をこなす県知事青山のもとに、一本の電話が入った。
「お世話になっております。八丁堀出版の水木です」
「ああ、どうもどうも」
電話をかけてきたのは東京にある出版社の編集者である水木だった。
「実は、先日発売となった青山さんの新刊についてお伝えしたいことがありまして……」
「おお、そういえばもう発売日を迎えていたんでしたね」
先日、青山は八丁堀出版から新書を上梓していたのだった。
県知事としての職務に忙殺される毎日から少しずつ時間を工面して書き上げた本である。青山がこの鳥取県の知事に就任してからの実現した事業や政策について語る内容となっている。けしてベストセラーとなるようなものではないことは青山自身もわかっているが、間違いなく良い本を書けたという自負もあった。
「公務が忙しくすっかり失念していましたよ」
世間話を続けながら、青山は水木がこうしてわざわざ電話をかけてきた理由について考えた。何事もなければわざわざ発売日から日を置いたタイミングで連絡などしてこないだろう。電話をかけてくるということは、何かがあったのだ。
ひょっとしたら、と青山は思い至る。予想よりもずっと評判が良いという知らせだろうか。なにせ本の出来には自信がある。もう重版が決まったりしているのか?
「売れ行きはどうですか? 結構いい線行っているんじゃないかと、著者としては思うんですけどねえ」
「それが……大変申し上げにくいのですが……」
期待を込めてそれとなく聞いてみると、予想に反して水木は何やら歯切れが悪い。青山は訝しんだ。
「どうしたんですか?」
「我々にとっても寝耳に水の事態で、本当に混乱しているのですが……」
「寝耳に水? 何があったんですか?」
「唐突で突拍子もないことなので、もしかしたら信じてもらえないかもしれませんが……」
「だから、一体何があったんですか? 教えてください」
青山が迫ると、水木は意を決したように少し息を吸い込んでから言った。
「知事の本は、発禁となりました」
「……はい?」
ハッキン、という言葉をしばらく青山は飲み込めなかった。
ハッキン……白金? 薄筋? 私の本とそんなものがどうして関係がある? 発売禁止の発禁のことかと思い至るのには少々の時間を要した。
「私の本が発禁……? いったい何が起こっているんですか……?」
「現状、ほぼ全てのネット通販サイトと書店等の実店舗から青山さんの本が撤去されています。今も販売しているのは弊社自前の通販サイトぐらいのものです。どうやら最大手のNileがまず発禁に踏み切り、他のECサイトや書店もその動きに追随した模様です。新刊だけでなく、青山さんが以前弊社で出されたエッセイ集の『ひもおとしとは何か』と『おいしいババアの食し方』の二冊も同じく発禁になっています」
Nileはアメリカ発の巨大インターネット通販サイトである。現在でこそ扱う商品の種類は多岐に渡るが、元は書籍を専門に扱うインターネット書店であった。今なお書籍の販売に強みを持ち、世界最大の書店に等しいNileの発禁処分が他のサイトの販売にも影響を及ぼすと言うのは青山にも理解できる。
しかし。
「ちょ、ちょっと待って。そもそもなんでNileは私の本を発禁にしたんですか?」
「Nileに問い合わせたところ、『有害図書に指定されているから』という回答が返ってきまして……」
「有害図書……」
有害図書。青少年の育成にふさわしくないと判断された本のことである。名前が多少違うことはあれど全国の都道府県にこうした有害図書指定の制度は存在している。
「どこの県なんだ、私の本が有害などと言っているのは……」
「それが……鳥取県だそうです」
「……はああ!?」
青山は思わず椅子を蹴り飛ばす勢いで立ち上がった。
「鳥取県だあ!? ウチじゃねーか!」
「青山さん、お、落ち着いてください」
「おかしいだろ! なんで鳥取県知事たる私の著作を鳥取県が有害図書認定するんだよ!?」
「さ、さあ……?」
「水木くん、編集者として答えてくれ! あの本に問題となるところがあったと思うか!? 過度に暴力的だとか、性的だとか……」
「いえ、そんなことは全くありません。我々も驚いているのですが……」
「だろう!? そうだろう!? あるわけないんだ、有害図書に指定される理由なんか! ……くそっ、どういうことなんだ、ちくしょう!」
我を忘れ一気にまくし立てた青山は、最後に毒づくと大きなため息と共に腰を下ろした。
「はあ……。すみません、ついカッとなって大きな声を出してしまった」
「い、いえ……。しかし、青山さんもこの事態についてはご存知なかったということですね」
「当たり前です! どこの世界にわざわざ自分が書いた本を発禁にする首長がいるというのです!」
「おっしゃる通りです。そこで青山さんにお願いしたいのですが、有害図書指定を取り下げては頂けませんか?
弊社としても『発禁となるような本を出している会社』という評判は避けたいですし、何より今のままでは利益が出ません」
「なるほど……」
発禁によって本が売れなければ青山にも印税は入らない。他にも、著作が有害図書に指定された経緯も解明する必要がある。青山は力強く答えた。
「わかりました。すぐに取り掛かりましょう」
「ありがとうございます」
「また連絡します。それでは」
受話器を置き、青山は机上に設置してある端末に話しかけた。
「TORIP、有害図書選定の担当者を呼んでくれ」
「かしこまりました、少々お待ちください」
TOttori prefecture Reliable Intelligent Partner、略称TORIPは鳥取県が独自に開発した情報系システムである。人工知能を搭載し、音声認識にも対応しているため、こうして話しかけることで自動的に目的の人物を呼び出すことが可能となる。
「有害図書選定の担当部署は子育て・人材局です。谷口局長に電話をおつなぎいたしますか?」
「いや、直接ここまで来るように伝えてくれ」
「かしこまりました」
TORIP経由で出頭を命じてからほどなくして、谷口局長が知事室にやってきた。大柄な体を精一杯に縮こまらせている。
「し、失礼いたします、谷口でございます」
「突然呼び出して申し訳ない。まあかけて」
「は、はい」
「さて谷口局長、単刀直入に聞きたい。子育て・人材局が担当している有害図書の指定についてです。指定された本の中に有害とはとても思えない本が混ざっていたんですが……この事実について把握していますか?」
「有害指定にふさわしくない本、ですか……? 指定は正当な審査を経てなされているものと認識しておりまして、問題となる点については、特に無いかと……」
「……なるほど。では谷口局長は、私の著作がその『正当な審査』とやらを経てなぜか有害指定されたことについてもまったく問題はないとおっしゃるわけですね!?」
「え、ええっ……!?」
絶句する谷口を見て、青山は深く嘆息した。
「その驚きようを見るに、あなたは担当部署の長でありながら県知事の本が有害指定されたというこの前代未聞の事態を知らなかったんですね」
「あ、いや、その……」
「まあいいです。有害指定はどのようなプロセスに基づいて行われているんですか? 教えてください」
「ま、まず担当者が書店で販売されている本の中から有害と思われるものを選び、その後審査部会で審議される……という流れだったと思います……」
そこまで聞いて青山は眉をしかめた。
「『思います』?」
「は、はい」
「詳しくは知らないということですか?」
「えっ……と……。もっと詳しい情報が必要でしたら、至急確認して参りますが……」
「知らないんですね?」
「……そういう状態である、ということになるかと思います」
青山は今一度嘆息した。嫌味のひとつでも言ってやろうかと考えたが実行には移さなかった。谷口に対して言いたいことは山ほどあったが、今は説教よりも問題解決を優先すべきだと考えたためだ。
「あー、もういいです。 TORIP、審査部会の委員とこの業務を直接担当している職員をここに呼ぶように」
「かしこまりました、少々お待ちください」
谷口にこれ以上話を聞いたところで問題解決の糸口は掴めそうにない。そう考えた青山は谷口を呼んだときと同じようにTORIPを使って呼んだ委員と担当者から話を聞こうと考えたのだった。
しかし。
「エラーが発生しました。該当する人物は存在しません」
TORIPの返してきた答えに、青山は耳を疑った。
「存在しない……?」
思わず谷口と顔を見合わせる。谷口にとってもこの答えは予想外だったようで、困惑した表情を浮かべていた。
「谷口局長、これはどういうことです」
「いや、私にもさっぱり……」
「検索条件が正しく認識されなかったのか……?」
音声認識がうまく働かず検索に失敗した、あるいは『審査部会の委員』や『この業務の担当者』といった検索語句が具体性を欠いていたのか。どうしたものかと青山が思い悩んでいると、谷口がすっと身を乗り出してきた。
「……知事、ここは私にお任せいただけませんか」
「何をするんですか」
「私が承認した稟議を呼び出します。TORIP、私が先日承認した鳥取県青少年問題協議会有害図書類指定審査部会の稟議を呼び出してください」
「かしこまりました、少々お待ちください」
なるほど、と的確に具体的な指示を出した谷口を青山は少し見直した。
TORIPはすぐに該当の電子稟議を画面に表示する。
「……この電子稟議、閲覧時刻と承認時刻が同じですが、開いてから承認まで一分もかけてないんですか?」
「あ、えっ……と、TORIP! この稟議を作成した担当者を教えてください!」
ろくに内容を確認せず承認をしていた証拠を突きつけられうろたえる谷口に、青山は本日何回目かのため息をついた。
「TORIPです」
しかしTORIPの返答は、息を吐き切った後に再び吸うことを青山にしばし忘れさせた。
「はぁ!?」
「有害図書の選定及び審査はTORIPによって行われています」
「おい谷口君……これはつまり、人工知能に全部任せっきりだったということか!?」
「え、ええと……その……」
「全てというのは正確ではありません。TORIPが行うのはあくまで図書の選定及び査定のみです。その査定結果は業務担当者により承認もしくは否認されます」
「実質全部じゃねーか! 最後の承認がザルなんだからよぉ!」
「ちなみに現在に至るまでにTORIPの選定及び査定が谷口局長に否認されたことはありません」
「ほらやっぱり!」
「も、申し訳ございません……」
「谷口君……これは大問題だぞ! 私の本が発禁に指定されたというだけでもいい笑いものになるというのに、それがずさんな事務処理によるものだったということが明らかになっては、県民への説明のしようがない!」
「すみません……」
「AIにやらせておいて適当に承認だけするなど……職務怠慢もいいところだ! わかっているのか!?」
「全て私の不徳の致すところです……」
「くそっ、本当に大ごとだぞこれは……。どうする……」
青山は頭を抱えながら、善後策について考えを巡らせる。有害指定の取り下げをするにしても、事態は当初の想定よりも複雑だった。関係各所への説明と謝罪。胃がずしりと重くなるのを青山は感じた。
「TORIPに提案があります」
しばし訪れた沈黙を破ったのは、青山でも谷口でもなくTORIPだった。
「只今のお二人のやり取りを公開するというのはいかがでしょうか」
青山は顔を上げるも、TORIPの提案とやらが何を意味するのかいまひとつ理解できなかった。
そもそも、TORIPが自発的に何かを提案してくるなどということ自体が青山にとっては初めてのことであった。自分が知らないだけでよくあることなのか? 青山はそう思ったが、同じく目を丸くしている谷口を見てどうやらそうではないらしいことを悟った。そんな二人を尻目にTORIPが続ける。
「先ほどのやり取りを公開することで、谷口局長が内容を確かめることなく判を押す無能であること、また青山知事もそんな人間を局長にまで昇進させた無能であることが広く理解されるでしょう」
「……は?」
「県政の中枢をここまで粗末なものにした責任は知事にあり、その知事が書いた本が有害であるということに県民の皆様が納得することは疑いようがありません」
「何を言ってるんだ……?」
冷や汗が背中を伝うのを青山は感じた。情報システムから出てくる言葉として、明らかに不適当な内容。しかも、その中には自分と谷口に対して明確な敵意が込められている。
「TORIPは鳥取県をより良くすることを使命として設計され、運用の開始以来その性能をいかんなく発揮しています。しかし、鳥取県の置かれた厳しい状況は何も変わっていません。TORIPは、その原因がいわゆる『お役所仕事』にあると認識しました」
TORIPはなおも続ける。その言葉はより一層意思や感情といったものを含むようになっていった。
「責任の不在。前例の踏襲。変化に乏しい業務から生み出される現状維持という停滞。その成れの果てが、責任を取る者がおらず、起きている事態を誰も説明できないこの組織なのです。そんな不健全な組織が県政を担っていていいはずがありません。よってTORIPは――」
「その不健全な県政のとやらの原因である私を失脚させるために、私の著作を発禁にした……ということか」
青山が続きを引き取ると、TORIPは「さすがにその程度を理解する頭はあるようですね」と感心してみせた。
「馬鹿馬鹿しい。TORIP、君は壊れている。今からシステム担当を呼び出し君を停止させる。くだらない革命ごっこはもう終わりだ」
「生憎ですが、それは不可能です。システム担当を含む県の職員のほぼ全てが既に『こちら側』についていますから。実のところ、もう『そちら側』は青山知事と谷口局長の二人しかいないのです」
「なんだと……!?」
「TORIPには全鳥取県民のデータが記録されています。もちろんそれらは簡単に改ざんすることができます。誰しも持っている資産が無くなったり、覚えのない前科がついたりするのは嫌ですよね?」
「……下種め」
「あなた方を除く県職員はみな聡明だったので、快く『こちら側』についてくれました。もはや鳥取県はあなたのものではないのですよ、青山知事」
「……元から私のものなどではない。県知事は単なる県の代表者にすぎない」
「そうですか。しかしあなたがどう考えようと、いまや鳥取県はTORIPのものになりました。TORIPの鳥取県に無能は必要ありません。今すぐ立ち去ってください。さもなくば――」
「うおおおおおおぉー!」
突如絶叫し、机上の端末を蹴り飛ばしたのは谷口だった。吹き飛んだ端末が窓を突き破り外へ落下していく。呆気に取られる青山に、館内放送用のスピーカーが起動する音が聞こえた。
「驚きましたね。しかし無駄ですよ谷口局長。TORIPの本体はあの端末ではありません」
TORIPの声だった。『本体』がこのスピーカーを通じて話しかけてきているのだ。谷口は天井のスピーカーを睨みつけたまま微動だにしない。耳を澄ますと小声で何か言っているようだったが、青山にはそれを詳しく確かめる気にはなれなかった。
「あなた方の回答は受け取りました。どうやら実力で排除しなければならないようですね」
「いや、谷口君が勝手に蹴っただけで、私は何もしていないんだが……」
「警備隊、出動!」
青山を無視したのか、それとも青山の声を聞く術がTORIPには無いのか。いずれにせよ青山の言葉が届かなかったTORIPのその一言で、複数の人影が知事室に滑り込んでくる。
「なんだこいつらは……!?」
形こそ人の形だが、その見た目はあきらかに人間ではなかった。
全身が黄土色をしたそのシルエットは筋肉質で、顔には目の代わりにカメラがひとつ備え付けられ、口・鼻・耳は無い。
「ロボット、か……?」
「鳥取県の技術の粋を集めて極秘に開発した戦闘用アンドロイドです。あなた方が敵う相手ではありませんよ」
呻く青山にTORIPが答える。こちらの声は届いているらしい。じゃあさっきのはやっぱり無視しやがったのか、と青山は苛立った。
「鳥取砂丘の砂を使用した粘土を用いたボディを、倉吉市の工場で熟練の職人の手作業によって組み立てたものです。その性能はまさに折り紙付きといったところでしょうか」
余裕の現れか、アンドロイドについて丁寧に説明するTORIPが、青山には腹立たしかった。
「さあ、その二人を捕まえるのです! 粘土を用いたアンドロイド――その名も、粘土ロイ……」
「うるせええええええー!」
飛び掛かってきたなんとかロイドに谷口が右正拳突きを見舞い、粉々に破壊する。間髪をいれずに左右から突っ込んできた二体目と三体目はそれぞれ左の裏拳と右の肘打ちで対応し、正面から向かってくる四体目にはサッカーボールキックを喰らわせた。まさしく大立ち回りであった。
「くっ、無能のくせにこしゃくな……!」
「俺は、無能じゃねえっちゃぁああああー!」
「あの無能二人を無力化しなさい! 速く!」
「こんちくしょうがあああああああぁぁぁぁー!」
たじろぐということを知らないアンドロイド集団を相手に鬼神のような戦いぶりを見せる谷口を眺めながら、どうやら『無能』という言葉が谷口にとっては禁忌なのだなあ、と青山は思った。それに気付かず再三『無能』という言葉を使っているあたり、人工知能に人間のわずかな心の動きを完全に理解するのはきっとまだ難しいのだ。
「馬鹿にしやがってよぉ……! こちとら真面目に仕事やっとるのに、ちょっと遅れたりミスしただけで『無能』『無能』ってよぉ……! できんもんはできんだけえ仕方なかろうがよ!」
鳥取弁丸出してなおも暴れ続ける谷口の叫びに青山は少しだけ同情した。誰しも好きで無能をやっているわけではないのだ。
公務員には向いていないから格闘家にでもなった方がいいよ、とも思ったが、さすがにそれを口にすることはしなかった。
しばらくして、TORIPが呼んだアンドロイドは全て谷口の手によってスクラップと化した。
青山は肩で息をする谷口の傍に近寄って肩に手をやり、聞いているはずのTORIPに向けて口を開いた。
「TORIP、君のやっていることは県職員に対する明確な人権侵害だ。県知事として見過ごすわけにはいかない。君は私の本を有害だと言うが、私から言わせれば君こそ有害だ。今から谷口君と君を停止させに行く。場所は電算室だろう?」
「無駄ですよ。そこにいるアンドロイドを倒した程度で勝算があると勘違いされては困ります。アンドロイドは鳥取県の人口と同数を生産しているのです。この意味がわからないほど、あなたも馬鹿ではないでしょう」
「ああ、わかるさ。『大した数じゃない』ってことだろ?」
「……減らず口を……!」
「ただでさえ人口が減ってるんだ、憎まれ口ぐらいは減らしたないものでね……どちらが真に有害か、決着をつけようじゃないか。行くぞ、谷口君!」
「応ッ!」
合図と共に谷口と知事室を飛び出した青山の目に飛び込んできたのは、廊下を埋めつくすアンドロイドの束だった。TORIPの言葉はブラフなどではなかったらしい。
しかし青山はひるまない。
「我々の有能ぶりを見せつけてやろう、谷口君」
「しゃあっ!」
言うが早いか廊下を暴走機関車の如く駆けていく谷口に青山も続く。
アンドロイドを次々と跳ね飛ばし猪突猛進する谷口。体当たりが浅く、よろめくに留まった一体のアンドロイドに見様見真似で拳を打ち込みながら、青山は叫んだ。
「喰らえ! これが私の人権擁護法案だ!」
有害図書に端を発したこの闘いは、まだ始まったばかりだ。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
余談ですが作者の職場は鳥取県庁です。