~セルリア様々だなw~
「……ん、ここは。。」
そんなありきたりな台詞を吐き捨て、俺は目を覚ます。
近くに湖があったため、自分の容姿を確認する。
「よし、マジで転生できた。なんか可愛らしい見た目なのは癪に触るけど、この際そこは甘んじよう」
湖に映った俺の姿は、どこからどう見ても女にしか見えなかった。
いや、中性的と言っておこう。きっと成長すれば男よりになってくれるはず。
……ん?キャラが違うんじゃないかと言う疑問が聞こえた気がする。
これがもとより俺だ。可愛げなんて必要ない。
大人を騙すなら、あのキャラで十分。
健気ないい子を演じれば、ああ言うのだけじゃなく、ほとんどが騙されるからな。
お陰で、最強の力も手に入った。
これでもう誰にも手出しはできない。
セルリア様々と言うやつだ。
「さて、とりあえず学園はどこを目指すかな」
…というより、ここはどこなんだ?ほんとに。
絶賛迷子かもしれない。。なんか森の中だし。
あのくそ女神め…役に立たねぇな
と言っていても仕方ないため、俺は適当に歩き出そうとし…足を止めた
「…そうだった。俺チートなんだ。だったら、適当に大きい町まで転移しよう」
そう、俺はチートなんだ。だから…
「ワールドドア」
…悪かったな、ネーミングセンスなくて。
七歳の知能なんてこんなもんだ、察しろ。
何はともあれ、俺は異世界生活の第一歩を踏み出したのだった。