プロローグ 幽霊とは
幽霊、それは不確定なモノだ。
霊、おばけ、その他、様々な呼び方がある。
妖怪と言えば分かるだろう。
だが、あれは幽霊とは異なるモノ。
見える幽霊と見えない幽霊。この2つである。
見える幽霊は比較的、弱い。
力も無いし、こちらから、ちょっかいを出さなければ、何もしてこないからだ。極々稀に凄まじい見える幽霊もいるが、それは例外とする。
見えない幽霊。
こいつが厄介だ。何がと言うと、危害を加えてくる。力もそれなりにあり、厄災を招く。これに関われば、間違いなく苦しむ。いや、避けてもダメな場合もある。大抵は避けれないだろう。
幽霊には直接触れられない。そして、触れない。これは見える、見えないと関係は無いのだ。実際に触れなかったし。
話を戻すが、幽霊は日本以外にもいる。
アメリカにもヨーロッパにもアジアにもだ。
日本のおばけは足が無い。
無いと言うよりも、薄いが正解かもしれないが。アメリカだと顔よりも上がなくて、ヨーロッパたとフランケンシュタイン、切り裂きジャックと言われる事が多い。まぁ、後者はおばけと言うよりも、妖怪が近いだろう。実際に人物がいて、モデルケースとなっているのだ。
会談話をする時は、夜が多い。
皆、常識的に夜が幽霊が出ると思っているからだ。それは間違いで、幽霊は24時間、365日、何時でも出現している。夜は見えやすく、昼間は見えにくい。ただ、それだけの事。
人は安心したいのだ。
だから、それを否定しよう。
ベッドに逃げれば安心する。
それは人間の心理なだけで、幽霊には関係の無い事。ベッドの下からでも、壁の横だろうと、奴等には意味の無い事である。
幽霊について、簡単にまとめると、
1、見える幽霊は怖くない。但し、近寄るのはダメ。
2、見えない幽霊は、逃げろ!そして、逃れられないなら諦めろ。
どちらも、飽きれば何処かに行く。
取り憑かれる事は稀で、そうなればもう、どうしようも無いのだ。
幽霊は怖い。でも、それよりも恐ろしい事がある。
生き霊だ!こいつは厄介極まりない!こいつが来たら、もう手は無いだろう。1つだけ回避する方法がある。
生き霊に気が付かない事だ。
流石に気が付かない相手には、生き霊も何も出来ない。
じゃあ、気が付いたら、どうすればいいんだ!
と思うかもしれない。その場合は、引っ越しする事をオススメする。誰にも住所を教えない。そうすれば生き霊は、行き場を無くすからだ。
引っ越し先で、霊を見たとか言う人もいると思う。
それは多分だが、生き霊だろう。そもそも幽霊は少ない。そんなに沢山目撃する事はまずないからだ。
じゃあ、生き霊とは何か?
それは、生きてる人の怨念。即ち、呪いだ。
あの人が憎い!殺したい!そういった負の感情が作り出す。
だけど、誰もがそれを作れる訳では無い。
また、無意識でも作れてしまうのが、厄介な所である。
心に思ってなくても、真相心理の奥底には、そういう類いのモノが眠っているのだ。
生き霊について、簡単にまとめると、
1、気が付かないなら問題無い。が、気が付けば厄介となる。
2、引っ越しして、住所は誰にも言わない。
元を正せば解決するのだが、そんなにも恨まれている相手と、交渉して良くなる可能性は限りなく0に近いだろう。
生き霊は相手が死ねば消えるのか?
それは多分、消える。が、この世界で死んだ事を認めないケースならば、消えないだろう。怨念とはそれ程までに深いのだ。
幽霊について述べてきたが、幽霊とはそもそも何なのか?
それは分からない。理解出来るのは、昔から居るという事。何時から居るかは不明であるが。
これをここにまとめておく。
2018年7月7日。寺師羽根 奏介。




