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高校生活始まってしまいすいませんでした。

初めて書いたものなので、初歩的なミスがあると思うのですが、温かい目で見ていただけると、嬉しいです。


すぐ読めるようなストーリーで、シリアス系ではないので安心した読んでください!

まだ、少し肌寒い。かといって厚着をする程でもない。そんな中途半端な季節が訪れた。春だ。四月だ。そんな四月には、人生の分岐点に必ずしもなるであろう、高校入学があるのだ。その、高校入学をしようとしている、男の子の物語が始まろうとしている。


日差しが部屋に差し込み、まぶしすぎて起きた。そして、着慣れない制服に着替える。そうして自分が今日から高校生だということを自覚する。




俺は中学時代はいわゆるヤンキーというやつだった。

ここで勘違いして欲しくないんだが、俺は別になりたくてヤンキーになった訳では無い。幼馴染みの奴らがいきなりヤンキーになるものだから、俺もなっちゃおうってなっただけだから。人見知りでそいつらしか友達がいなかっただけだからね!勘違いしないでよね!


まぁ、そういう訳でヤンキーから離れるために少し遠い高校へ行くことを決意し、新しい生活を始めることが出来るはずだった。とか言ってみちゃおう。


これでヤンキーがすぐにバレてしまって、残念ボッチ生活にー、、とかいうよくありそうな設定にはならないように、まとりあえず本当に華の高校生活が始まりまーす。




友香高校、これが俺の通う新しい高校だ。



「キタァー!これから俺の高校生活が始まるんダァ ー」



と、とりあえず誰もいないような高校の近くの空き地で叫んだ。



(やっぱこれやらないと高校生活始まらないだろ!)



(まぁ、がっつひ同じ制服の子が通っちゃってたけ どね!めっちゃ見てたけどね!恥ずい。なかなかに恥ずい。 )



(たかが一人に見られただけだから大丈夫だ。)



と、自分に言い聞かせて学校へと歩く。学校への途中、公園の時計がふと目に留まる。



(あ、やっちゃった、、、遅刻だこれは。間に合わな

い。まーいっか、、)



(いや!ダメだ!俺は変わるんだ!前までのだらけ癖を治すんだ!ダッシュだ!まだ俺の脚力ならまだ間に合う!)



(でも、走ったところで間に合うかわからないし~。万が一間に合っても、周りから「何こいつ、全力で走ってる~ださーい。きもーい。あはーん。」とか言われそうだしなー)



(いやいや!別に軽蔑されてもいい。問題は間に合うか間に合わないかだ!)



(でもでも、軽蔑されるのは辛いな~)



(いやいやいや!軽蔑されても別に大丈夫だって、とりあえず走るか!)



(でもでもでも、軽蔑はいや~ん。)



と天使と悪魔が彼の頭の中で戦争している。時間ないのにね。うん。馬鹿だ。


ふと、彼は我に返り腕時計を見ようと腕をまくる。

残念ながら彼は腕時計つけていない。あらー、ちょっと恥ずいやつだ。


彼は誰からも見られていないのに、両腕の袖をまくり、手でパタパタと暑いアピールで誤魔化している。


これまたふと、我に返り、公園の時計をガッツリと見る。



(時計って、短い方が分針でぇ~、長い方がぁ~時針だよねぇ~)



軽めの現実逃避をかます。完全に遅刻である。はい、ドンマーイ。次からがんばろーう。



そんなこんなで彼はとりあえず学校へ向かう。


学校まであと少しのところでハプニング発生。



「バンッ」



ありきたりな効果音とともにと衝突。

その衝突した人は幸運にも、黒髪ショートの美しいというよりか、かわいい女の子である。


ありきたりなイベントの発生だ。



(いってぇー、、、けどラッキー!)



(おっ?パンツが見、みえた!!し、し、城田!あ、白だ!)



彼のエロっちい目線が彼女にばれる。それで叫ばれる。



「ぎゃぁぁ」



彼女の叫びとともに



「パンッ」



という気持ちいいほどの音のなるビンタ炸裂。


そのビンタ後彼女はダッシュで走り去る。



(パンツ白だったな。てかあの子同じ学校の子だな。てかさパンツはやっぱり白だよな。)



彼の頭にはビンタのことは無いみたいですね。

なんて、エッチな子なの!えっちいのは嫌いです!




そんなこんなそんなで学校着いた。何とかホームルーム的な、自己紹介の時間には間に合った。


とりあえず自分の席につく。



「あのぉ~。」



と、突然目の前に現れた容姿端麗な女の子が彼に話しかける。



(なんだ?俺に惚れたのか)



と、自意識過剰炸裂。下心丸出しのイケボォーを使って、返事をする。



「はい?」



「あのぉ~、、、すいません。そこ私の席なんですが~」



「え、うそん」



と、光速で黒板に張り出されている座席表を見る。クラスすら間違っている。これまた、恥ずかしい。「俺に惚れたか?」とか、想像してたのに。イケボォーで返事してたのに。なんて恥ずかしい子なのよ!


彼は頬を赤らめて自分のクラスへと走り去ってゆくー。



(やっちゃったよぉー。もぉーお嫁に行けないわぁ~。)



と、少しでも現実逃避をするために、ちょっと心の中でオカマになりながら自分のクラスへと走る。



自分のクラスに着いた。もう、自己紹介のやーつは始まっている。だが、今度こそは間違いの無いように、ガッツリ確認する。



(よし、合ってる)



そして、後ろのドアから、音をあまり立てないようにコソコソ入り、コソコソと自分の席につく。走ってきたので、息が切れている。


周りは変なやつがコソコソと息切れして入ってきたので、軽くざわついている。


ふと、聞き覚えのある声が聞こえる。その方向を見てみると、白いパンツの子が自己紹介している。



(これはあれだな。目が合ったら、「お前あん時の!」ってなるやつだな!)



白いパンツの子がこちらを向いた。そして彼はここぞとばかりと、「お前あん時の!」を発動。



「お前あん時の!」



「あなたあの時の!」



「お前あん時の!」




(あれー?一個多くね?)



一つ目の「お前あん時の!」は、少しフライング気味な彼のもので、

二つ目の「あなたあの時の!」は、かわいい女の子のもの、

三つ目の「お前あん時の!」は、完全にこいつオカルト野郎だ。と思ってしまいそうなひょろぉーい眼鏡男子のものだ。



(あの、オカルト野郎め!せっかくのイベントを邪魔しやがって!)



彼は完全に自分の「お前あん時の!」が成功していると思っている。まー、他のみんなもぶっちゃけそう思っているだろう。


だが、 彼女の目線は彼の方には無かった。無念っ!圧倒的無念っ!

なんか違うな、まーいっか。


どうやらこの、「お前あん時の!」戦争に勝ったのはオカルト野郎のようだ。

そのオカルト野郎の勝利を知った瞬間、周りがざわつく。と、ともに、敗者の彼には「何あいつ?」とか、「空振りやがった」とか、「いやーん」とか、「アハーン」

とか、冷酷な目が40個ほど向けられる。



そんなこんなそんなこんなで、高校生初日は終わった。彼の背中はすっかり、どこにも居場所のないお父さんのような悲しい背中になっている。

そんな背中で歩いていると、何かしらイベントがありそうだが、何も無かった。


てかさ、あのオカルト野郎と、かわいい女の子の間に何があったのぉー。気になるわ!



それから、クラスの人々からは少し距離を置かれ、哀しい生活が続いていく。


あの白いパンツの子以来からは何も起こらず、過ぎていった。

まだ頭の中はパンツなのね。



初日は遅刻し、挙句にオカルト野郎に出番を奪われ、哀れみの目を向けられてしまったものの、それ以外は特に何もなく過ごせている。普通?というやつなのだろうか?



(そうだ!俺は普通を目指していたんだ!これでいいんだ!これで!)



と、無理やりポジティブに考える。

すると彼の背中は、居場所のないお父さんのような悲しい背中から、授業で軽く一ボケかましたものの、完全に滑った教師の背中にランクアップ!



日が経つにつれて置かれた距離は地道に縮まって、軽くクラスメイトと話すことのできるまでになった。

だが、それ以上はない。

ただそれでも、彼の授業で一ボケかましたものの、完全に滑った教師の背中から、ちんポジをしれっと直したのを完全に女子から見られた時の悲しい背中にランクアップした。



それからも普遍的な日々が過ぎていく。



桜は出番は完全に終わり、ジメジメした空気の出番が回ってきた。



普通に学校へ行き、普通に授業を受け、普通にクラスメイトと遊ぶ。これの永遠スパイラルである。


そんな日々を過ごしている時にふと思った。



(あれ、なんか違う気がする。高校生活って、イベントが盛りだくさんに起きるもんなんじゃないの?曲がり角からパン食い女の子が出てきてぶつかって、学校行ったら「お前は!」って展開になったり、そこそこ高い塀か金髪美少女が飛び膝蹴りしてきて、ペンダントがあーーーーとか、風呂から裸のピンク色の髪の毛の異国人が出てきたりするんじゃないの?もっとトラブル起きちゃうんじゃないの?あ、僕ジャンプ大好き)



なんてこと考えながらの帰り道、曲がり角を曲がった。このとき、背中に電撃が走った。びびっびびびび!



(この曲がり角は、、)



自分の背より少し高い塀、曲がり角の角度、カーブミラーがない、この三つの条件の揃った、いわば曲がり角界の山田哲人である。なんだよそれ。まぁそれだけ好条件なのである。



(これは、キタナ、、)



何が来たのか分かりませんね。うん。



その次の日の朝、彼はその曲がり角にいた。

あ、ごめん、主人公名乗ってないね。特に何も無さすぎて、だって、人とぶつかって、クラス間違えただけだかられ!話がすすんでないからね!まぁ、とりあえずその男の名は、ワタナベ ユウタ だ。フツー。なんてありきたりなんだ。因みに 渡辺 悠太 って書きます。



では、もう一度仕切り直しということで、、、


その次の日の朝、かr、、、じゃなくて、渡辺くんはその曲がり角にいた。そして、何かを確信する。



(ここで待ってれば、パン食い女の子はくる!)



と何故か自信満々である。やっぱりパン女の子と出会いたかったのね。てか、パン食い女の子って何者なんだよ。



その日の朝はパン食い女の子がくることはなかった。パン食い女の子で行くのね。うん、わかった。。



その次の日の朝も彼はそこに現れた。

だが、何も起こらない。起こるわけがないわよ!



その次の日朝も山田哲人に彼はいた。



さらに次の日の朝も山田哲人に彼はいる。



さて、パン食い女の子は来るのだろうか!?





あ、元ヤンキーとかいう設定あったなー、どうなるのかなー



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