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黄金の夜明け前~畏歴二千年前史~ 上  作者: ノウェル・ウィチタ
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クジャロ汗国

 カンジャル・カーンの十六番目の息子であった、クジャロが興した国家である。


 クジャロの母は、クジャロ汗国のあった地域に存在していた王朝の王女であった。

 カンジャルはその国を滅ぼすと、王女の美しさを見て、彼女を妻に加えることに決めた。


 そうして産まれたのがクジャロであった。

 彼は、遊牧騎馬民族の間で育ったが、産まれによるものなのか、母の教育によるものなのか、結局その生活に馴染めずに終わった。

(生粋の遊牧騎馬民族として育った者は、どれだけ富を蓄えても、非移動式の住居には住まず、絶えず移動して暮らした。カンジャル大汗国の大幹部たちも、ついに屋敷を構え財貨を積むことはしなかった)


 カンジャルが死に、内乱が起こると、クジャロは母を連れていち早く母国に戻り、兵を率いて守りを固めた。

 そうして誕生したのがクジャロ汗国である。


 国家の由来から、王はカーンを名乗ってはいるものの、この国は遊牧騎馬民族の国家ではない。


 畏歴2000年当時にあっては、宗教的には既にココルル教に改宗していた。

 1900年にガリラヤ連合と戦火を交えて以来、たびたびガリラヤ連合からの侵略を受けており、国土を削られつつあった。

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