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ランチタイムDEエンタングル

「……それで、ここの数式だが。分かる者は挙手を」


「はい先生!分かりません!」


「じゃあ座ってろ龍宮ー。」



数学教師の伊佐田いさだは何時ものように龍宮をあしらう。

もう1年、流石に慣れた。

特にこの学年は個性的な生徒が多数だが、この2-Aに集中しているように思う。



「……おっ、じゃあ今日はここまでだ。お疲れー。」



チャイムが鳴ると同時に伊佐田は授業を打ち切る。

この授業は4時限目。つまりこの後は昼休み、昼食の時間である。

下手に引き延ばせば生徒の不興を買い、円滑な教師生活に支障をきたす恐れがある。

そして何より自分の飯の時間が減る。


よって彼は早々に切り上げ、本日の学食のメニューに思いを馳せるのだった。




「終わったァああああああああ!!ごっはん!ごっはん!」



龍宮が喜びの雄叫びを上げる。

いつもなら隣の宇佐が耳を抑えながら文句を言うのだが、その姿は無い。


何故なら伊佐田が教室を出た直後に即、宇佐も教室を飛び出したからだ。

そしてそれは宇佐だけではない。遅れて数人がダッシュ。



「……あいつらはどうしたんだ?トイレか?」



昴は伸びをしながら尋ねる。

これまで長時間座ってただ話を聞く、という経験は無かったので少々堪えた。

だが、授業内容については問題ない。

施設での教育で一般教養レベルまでは圧縮して詰め込まれた。



「あいつらは購買組だな。かなり安くて美味いから大人気だ。そして競争率が高い。」



足利が解説する。

天宮学園において、昼食の取り方は概ね3パターン。

弁当、購買、そして学食である。



「学食もバリエーション豊富で美味いんだが、多少購買よりは値が張るわけよ。それで金の無い連中が殺到するって事。」


「……この学園は金持ちが多いのでは無かったのか……?」


「家はそうでも一人立ちしてる人もいるし、お金持ち故に倹約をモットーに、っていう人もいるからね。」



そう言って柚葉は鞄から弁当箱を取り出す。

いや、弁当箱というにはそれは大きすぎた。

重箱3段重ねである。



「随分食べるな柚葉……」



女子というのは小食のイメージだったが。



「もぅ、人をそんな大食いみたいに言わないでよ。ここにギッチリ詰まってる訳じゃないし……」



むすっとした顔の柚葉。


しかし、誤算であった。標的が弁当派だったとは。

流石に施設で料理の方法などは学んでいない。


昼休みの交流は重要だ。

食事を取りながらなら会話の間を気にすることもなく円滑にコミュニケーションが進む。



(これは俺も弁当を作ってきた方がいいか……?)



だが今日の所はどうしようもない。

諦めて学食に向かう。



「おっ、昴も学食か。じゃ案内がてら一緒に行こうぜ。」


足利も立ち上がり先だって向かう。



「ああ、助かる。まだ多少校舎の地図を見た程度だからな。」



そして昴と足利は、教室を出た。




――――――――――



「気を付けなよ柚葉。あの転入生の事。」



声を潜めて柚葉に話しかけるのは、早鷹こころである。

その表情は硬い。



「……そうかな?授業も真面目に受けてたし、悪い人には見えないけど……」



柚葉は首を傾げながら卵焼きを口に運ぶ。



「あいつ、嘘に慣れてる。」



早鷹は端的な言葉で言い表した。



「多分、伏見のプロフィールは殆ど出鱈目。それをよくもああやって淀みなく言えるものだと感心するけど、やっぱり多少は心が揺れる。」



まるで全部知っているかのように早鷹は昴を糾弾する。



「そして、その事に罪悪感を覚えてる。そういう色だった。予想ではあの眼鏡みたいにイグレットとのコネ欲しさか、もしかしたらヤクザやマフィアって事も……」



「こころちゃん、そこまで。」



柚葉は手で制する。

早鷹の言葉は根拠薄弱、事情を知らぬ者が聞けばどうしてそこまでと疑問に思うだろう。

だが柚葉には分かる。幼馴染であり、彼女の「事情」をよく知っている彼女なら。



「そういう事に罪悪感を覚えてくれる人なら、悪い人じゃないよ。それに、悪意は無いんでしょ?」



その言葉に早鷹は狼狽える。



「うっ……それは、そうなんだけど……」



「大丈夫だよ。何かあったら直ぐ助けてって言うから。それに、そういう事態になったらこころちゃんが助けてくれるんでしょう?」



「当たり前でしょ。護衛の仕事だもの。」



「護衛兼友人、だよ。」



柚葉はそう言って微笑んだ。

早鷹は溜息をつきながら苦笑。



「はぁ~。はいはい分かったわ。」



5歳の頃からの付き合いだが、言い負かされてばかりだ。

彼女にはある種のアドバンテージが有るにも関わらず。



「別に楽観してる訳じゃないよ。私の立場についてはよく分かってるつもり。」



そう言って金平ごぼうを頬張る柚葉。



「それを踏まえた上で、大丈夫。勘だけれど。」



「勘かー……まっ、そうね。柚葉が惚れる事は万に一つもない以上、向こう側の強行にだけ注意すれば良いわけだし。」



「いや万に一つもないわけじゃ……」



むすっとしてお茶を一飲みした柚葉は、そこで気が付いた。



「そういえば、こころちゃん良いの?」



「え?何が。」



「武志君、行っちゃったけど。」



それを聞いて、早鷹は面白いように狼狽える。



「えっ?何何何なんで?そそそれがどうしたの?別にたけ、足利が何処に行こうと別に私に何の関係もないし別にどうでもいいし別にそもそも私弁当派だし別に」



「西神さんも行っちゃったけど。」



「あの女ァアア!!」



叫ぶと同時に立ち上がり教室を飛び出す。

剣道部特有の摺り足で移動する姿はまるで虫のようである。



「こころちゃん!……弁当忘れてるけど……」



その声は当然ながら届かなかった。


だが、いつもの事なので気にしない。

そして柚葉は薩摩揚げを掴み、食べた。




――――――――――



「おぉ……広いな……」



天宮学園学生食堂は、連日通り盛況である。


全学年の生徒が収容可能の広さ。

和食、洋食、中華、ファーストフードとメニューのバリエーションも豊富。

そして何より、美味である。



「うへぇー今日も混んでるなー。まぁ席には困らんけど。さて何食うよ?」


「食券で買うのか……おいなんだこの「開闢の万魔殿パンデモニウム」って。」


「ああ、そりゃ日替わりメニューだ。今日は……ブリ大根定食だな。」


「何でこんなルビを……」



探してみると他にもいくつか。


煉獄・業火灰燼インフェルナク・ブレイザー。(和牛ステーキ)


無垢なる白光ザ・ホワイトカラー。(冷奴)


ライトニングドラゴン丼。(うな重)


黒鋼の鉄条網アビス・オブ・スパイディア。(イカスミパスタ)



数秒それを見て固まった昴は、頭を抱えて。



「……うな重のウナギは電気ウナギじゃない………ッ!」



かろうじて。そこまでが言うのが限界であった。



「よく突っ込んだな。俺は初見じゃ何も言えなかったわ。」



「そのくせ普通のメニューもあるんだから訳が分からん……ッ!」



「でもそっちのネーミングのほうが人気らしいぞ?」



「なんでだ……そういう奴(厨二メソッド)が受けるのは文字通り中学生までじゃないのか……」



困惑しながら食券を購入する。

好物の鮭握りを3つ。

足利は肉じゃが定食、ごはん大盛り。

混んでいるとはいえ、スムーズに食券を交換。空いた席に着席する。



「男はいつでも少年って事だな。さて、頂きまーす。」



昴も食べ始める。

パリパリの海苔と塩が白米と絶妙にマッチし、また鮭の暖かな旨みを引き立てる。

非常に美味であった。



「……美味いな……」



「だろー?これ目当てに入学する連中も多いって話だ。」



肉じゃがを咀嚼し終えた足利は自慢げに頷く。



昴はふと、視線を巡らす。


食堂の一角。一段上げられたスペース。

そこは机も椅子も豪華、テーブルクロスの純白が眩しい。

隅にはドリンクバー。

配膳員もいるようだ。


そこに座り、食事をする生徒たち。

皆どことなく小奇麗。作法も完璧に近い。

そして並ぶ料理も、一段グレードの高い物のように見える。


足利は昴の視線の先を見て、眉を寄せた。



「あー……特進科の連中か。ったく良いよな。親の金で贅沢できてよー。」


「あれは特進科専用のスペースか?」


「名目上は来賓用だ。でも普段はほぼあいつら専用だな。」



特進科は天宮学園に置かれたもう一つの科だ。

維持費が莫大な学園に一定の寄付金を納めている個人、法人の関係者が所属を許される。

年々人数にばらつきはあるが、増加傾向にある。

様々な特権が認知され始めてきたからだろう。

あの食事もその一つである。



「食事無料、ドリンクバーもタダ、全員にもれなく食後のデザート有り。良いご身分だね全く!」



足利は眉間に皺を寄せながら白米を頬張る。



「気に入らないのか?」


「いや別に。ただああやって見せつけるようにしてんのが嫌だ。「ほーらどうですかあなた方も寄付金次第でこの待遇になれますよー」って言ってるみたいで気に入らん!」


「気に入らないんじゃないか。でもまぁ、効果的ではある。」



実際、進級の際に普通科から特進科に異動する生徒も多い。

両親の説得には良い材料なのだろうか。



と。

足利の隣に誰かが唐突に座った。



「そうねー。目の前に見せつけられたらついつい食いついちゃうのが人間よねー。」



間延びした声。

声を聴いて、武志の顔が三割増し強張る。



「げっ……西神……」



「んもう。イスミで良いっていつも言ってるじゃないの。ご一緒よろしい伏見君?」



西神井澄。

美麗な顔、艶美な肢体。彫刻めいた美。

だが漆黒のフード、ニヤニヤと笑った表情で台無し。


どうやら足利とは何かあるようだ。

柚葉は単に好みの違いと言ったが、それとはまた違ってそうだが。



「俺は別に構わないが……」


「俺は嫌だね。別の席も空いてんだろ。」



足利の拒絶は一切取り合わずに、西神は鮮血乙女ブラッディ・クラリス(刺身定食)を食べ始める。


「んー♪やっぱりいつ食べても美味しいわねここの料理。あちこち行ってるけどここレベルの食事は滅多に無いわ。」

「話聞けよ西神。」

「聞きませーん。名前で呼んでくれなきゃ聞いてあげませーん。」

「ああそうかよじゃあいい。俺も聞こえなーい全然聞こえないし見えなーいあれー気配はするけどどこにも姿が見えないぞー。」

「あん。いけずぅ……タケシったら素直じゃないわね。こんな綺麗なお姉さんと仲良くしたくないの?」

「誰がお姉さんだ同い年だろうが。そしてもしお姉さんだったらなお嫌だわ。」

「あら、じゃあ妹?お兄ちゃんって呼んであげようか?」

「おい止めろ馬鹿。俺をお兄ちゃんと呼んでいいのは身長150㎝以下の美幼女だけだ……ッ!」



食事をしながら口論する二人。



(こいつら実は仲良いんじゃないか……?)



昴はこういう光景をよく見ていた。漫画で。

「アサシン☆ラヴァーズ」で主人公の姉と主人公の会話がこんな感じであった。

言うならば痴話喧嘩のよう。


だが、足利の言った台詞で空気が変わる。



「……お前の目当ては俺じゃなくて、コレだろ。」


そう言って、首に下げた時計を握る。

銀の懐中時計が鈍い光を放つ。

西神は眼を細める。



「そうね。見せてくれるの?」


「嫌だね。爺さんの形見だ。」


「それにしたってそこまで頑なに拒むのは、何か理由があるんじゃない?よっぽど見られたくない物でも入ってるのかしら?」


その言葉に足利は舌打つ。


「……ああそうだ。非常にプライベートな物が詰まってる。だから駄目だ。」


「ふぅん……例えば……」



西神はそこで一息置き、踏み出す。

足利にとっての致命打を。



「自分の死期とか?」



「……ッ!?お前……!」



思わず立ち上がり胸倉を掴みかける。


だがその瞬間に割り込む手。



「井澄ィ!あんたいつもいつも何やってんの!」



ウェーブがかった茶髪。

早鷹こころである。

今朝のダウナー的な印象は、今の怒りの表情からは微塵も感じられない。



「あらココロ。あなたお弁当じゃなかった?」

「うっさい!何隣座ってんのよ!」

「えー。私がどこに座ろうと勝手じゃないの。」

「たけ、足利が嫌がってるでしょうが!」

「あら、ココロにはそう見えるの。私には美人のお姉さんと話せて幸せそうに見えるわ。」

「そんなわけないでしょう。足利が喜ぶのは幼女だけよ。」

「ふぅん、よく分かってるわね彼の事。流石。」

「さ、流石ってどういう意味よ。」

「気になる人の事はよく分かるものよね。」

「だ、誰がぁ!?誰の事を気になるってぇ!?人をからかうのもいい加減にしなさいよ!」

「えー、あの早鷹さん。ちょっと落ち着こうか。」

「う、うん……足利も嫌なら嫌って言いなさいよ。」

「言ってるわ!こいつが聞き耳持たないだけだ!」

「いけないわ二人とも!私の事で争わないで!」

「「黙れ。」」

「しゅーん……」



途端に先ほどの痴話喧嘩が再開した。

いや、これは修羅場と言ったほうが適切だろうか?


(……さっきから全くもって蚊帳の外だな……)



仕方がないので、鮭握りを食べながら推測する。


足利には西神が一方的にすり寄っている。

どうやらその理由はあの銀時計にあるようだ。

自分の死期がどうとか言っていたが、何かの比喩だろうか?


そして早鷹。

彼女はどうも西神が気に食わないのではなく、西神の足利に対するアプローチが気に食わないようだ。

という事はつまり、そういう訳なのだろう。

そして一見した所、足利がその事に気付いている様子はない。


(これは……いわゆる鈍感系という奴か?)


ライトノベル文庫本でよく見かけるタイプである。



と、昴が推論を重ねていると状況に変化が。



「ほら、取りあえず早鷹は飯買ってきたらどうだ。ほら隣取っとくから。」


「う、うん。ありがとう。」


顔を赤くしながら、早鷹は食券売り場に向かう。摺り足で。



「……なんだあの移動。」


体の軸を一切揺らさずに、足のみが高速で前後移動。

遠目には完全にスライドしているように見える。


「剣道部だからな。摺り足は基本らしい。」


「いや、でも、ええー……」



よく靴のままできるなと感心する。

そして動きがどことなく例の虫を連想させて気持ちが悪い。


「と言うか朝とキャラが変わりすぎじゃないか?」


「ああ、早鷹は低血圧らしいからな。朝は弱いんだろ。」


「ふふふ、やっぱりかわいいわねーココロは。からかい甲斐があるわ。」


西神がやはりニヤニヤと笑いながら鯛の刺身を食べる。

それを胡乱な眼で見る足利。


「ハァ……こいつは全くよ……」

「惚れた?」

「ふざけろ。」

「仮にもレディにその口の利き方はどうなのよー。」

「レディとして扱ってほしけりゃそれなりの態度をとったらどうだ。」

「そうね、でも……自分に嘘は付けないの!」

「じゃあ諦めろ自称レディ。」

「酷い!泣いちゃう!伏見君も酷いと思うでしょう?」



いきなり話を振られた。


「あー……そうだな。まずそのフードを取ったらどうだ。」


「嫌よ。これは私のアイデンティティなの。」


にべもなく却下された。


――――――――――


早鷹が戻ってきた。摺り足で。


(うん……やっぱりちょっと気持ち悪いな……)


自分だけだろうかと二人の顔を見る。

西神も足利も、若干引いていた。


(良かった、俺の感覚は普通だ。)



「井澄、あんた何もしてないでしょうね?」



早鷹は運んできたサンドイッチを啄ばむ。



「何もって?例えばどんなこと?」


「え、それはその……」


「ほらぁ……教えて頂戴……一体誰のナニをどうするのかしら……?」


「言い方がいかがわしい!」



早鷹の手刀が西神の眉間を狙う。

見事な速度だ。昴も眼を瞠る。


だが西神は難なく躱す。

続く二撃、三撃も首の動きのみで回避!



「フッ、甘いわね。何度も見た動き、見きれぬ道理無し!」


「そう……甘いのはどちらかしらね!」



早鷹の繰り出す手刀を躱しつづける西神。

しかし、突然西神の動きが停止した。



「うッ!?これは……」


「ふふっ、そうでしょうね。そんなに激しく動かしたら首がイカれるものね!」


「ま、まさか私が首だけで回避できるギリギリのラインを狙い続けたというの……!?」


茶番を続ける二人。


(やっぱりこいつらも仲良いんじゃないか……?)



「はいはいお前ら飯食いながら暴れんな……あん?」



足利が言いよどむ。

視線は早鷹の後ろ。


それを辿ると、昴は息を呑む。



(こいつは……なぜ気が付かなかった……!?)



そこには、朝と同様に。


巨大な威圧感を放つ、男子生徒。


黒の長髪、黒眼鏡。




「すまない。相席、よろしいか。」




天宮学園特進科。生徒会長。神宮寺じんぐうじあきらが。


焦熱の大火ボルカニクス(麻婆豆腐)を持って立っていた。




【早鷹こころ】

2-A、剣道部所属。

柚葉とは幼馴染であり、学園内での護衛役。

しかし形式上の物であり、割と自由に振る舞っている。

剣の実力は中々。摺り足の実力は学園一。

サンドイッチにパンの耳が入っていると機嫌が悪くなる。

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