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同居人はドラゴンねえちゃん  作者: SAI-X
登場人物とイラスト置場
1/394

登場人物名鑑(最終更新:2015/02/22)

※ネタバレ注意です。出来れば本編を読んでからご覧になっていただけると嬉しいです^^;

―――――――

Vol.1~2

―――――――


東條健(とうじょう たける)

 19歳。この物語の主人公。高校を卒業してすぐに京都府で一人暮らしを始める。

 比較的温厚で真面目だが、その一方でどスケベで密かにエッチな本を所持している。

 家族構成は父、母、姉。父は8年前に仕事で遠出したきり行方不明。

 平凡な青年で変化のない日常を淡々と過ごしていたが、

 得体の知れない怪物の群れから助けてくれたアルヴィーと契約したことにより、

 炎と氷を操る能力と大型剣【エーテルセイバー】と盾【ヘッダーシールド】を武器に戦いへ挑む。

 未熟なところはあるが潜在能力は非常に高く、経験不足はすぐれた戦闘センスにより補われている。

 ルックスはバランス良好で更にバイトとはいえ市役所勤めの公務員であるため、ある意味勝ち組?

 現在絶賛ハーレム状態でアルヴィーと長いこと同居しているものの、

 女性への免疫はまったくついていない辺りスケベとしか言いようがない。


■アルヴィー

 年齢不詳…ちゅーか今更数えられない。

 健の前に突然現れたグラマラスなねえちゃんだが、

 その正体はシェイドの中でもかなり上位に入る白龍のモンスター【アルビノドラグーン】。

 しかし荘厳で恐ろしい見た目に反して人懐っこい性格で無益な殺傷は好まず、

 ひっそりと暮らしてきた。健の父親と面識があったらしく、彼に運命を感じてそのまま契約(ディール)する。

 誇り高く強気で口調も古風で男勝りだが、人ならざるモノながら言動の節々が人間くさい。

 バスト98cmというかなりの巨乳の持ち主で、ちょくちょく愛情表現として健を胸で誘惑する。

 一見厳格そうだが、割とサブカルチャーに明るくノリのいいお姉さん的存在である。

 健の家族や役所のメンツの前では白石と名乗る。

 言い伝えに出てくる『黄金龍』に似ているらしいが、それとはどういう関係なのだろうか?


風月(ふうげつ)みゆき

 18歳。この物語のヒロイン……なんだけど、この頃空気だなぁ。大丈夫かな

 明るく純情な性格の女の子で健とは幼馴染み。普段はファミレス『トワイライト』でバイトしている。

 胸は可もなく不可もない普乳。一般人であるため健の戦いをそっと応援することしか出来ないが、

 それでも彼の心の支えになっている。年頃の女の子らしくおしゃれ好き。

 ウェートレスとして働く傍ら料理の研究に余念がなく、料理に関しては非常に鋭い一面も。


不破(ふわ)ライ

 27歳。健より経歴の長いエスパーで、卓越した実力の持ち主。

 一見沈着冷静なクールガイに見えるが実際は好き嫌いが激しくアグレッシブで、

 やたらと他人にケンカを売る危なっかしいニーサン。不遜な自信家でもあり、

 そのプライドの高さから健の事は頭では認めつつも内面ではどんどん強くなっていく彼に嫉妬し、

 あまり快く思っていないようだ。近頃になって和解し、

 彼らとの関係にも少しずつ変化が表れてきている。2年前に連続発火事件で恋人を亡くし、

 事件の首謀者・浪岡に異常なほどの憎しみを抱いていた。

 警察に復帰するも、アクの強すぎる周囲の人々に振り回されており胃に穴が開きそうな状態になっている。誰か栄養ドリンクか胃薬を飲ませてあげて。


東條明雄(とうじょう あきお)

 44歳。健の父。8年前に消息を絶ったきり行方不明。

 冷静沈着かつ気さくな人柄で周囲からの信頼は篤かった。


大杉逸郎(おおすぎ いつろう)

 54歳。健のバイト先のチーフ。

 面白い物好きのオッサンであり、何かと不安だらけの健にとってはよき相談役。


浅田(あさだ)ちあき

 23歳。健のバイト先の先輩で、明るい性格のアネゴ。

 今井、ジェシーといつもトリオを組んでおり『三人娘』の一角を担う。

 同年代のジェシーと二人で後輩へのアドバイスを積極的に行っている。


今井(いまい)みはる 

 20歳。健のバイト先の同僚で、いわゆる根暗で大人しい性格。

 PC及びインターネットにに関する知識が豊富な知性派で、ゲームも得意なプログラマー志望。

 ネットでは明るくなれるらしいが、この頃リアルでも明るくなってきた。


■ジェシー・西條(さいじょう)・エレノア

 24歳。健のバイト先の先輩で、おっとりした性格のお姉さん。

 金髪碧眼の日系ハーフでいつでも親切丁寧かつ世話好きであり、何かと健のことを助けてくれる。

 今でこそ庶民だが、かつては庶民に憧れる裕福な家庭の令嬢だったらしい。

 実は妹がいるらしく、その妹は英会話の講師をやっているという。


■ケニー藤野(ふじの)

 35歳。健のバイト先の係長で日系人。ノリと思いつきを信条とするお調子者。

 英語を交えた独特の喋り方だが、流暢なジェシーに比べるとややヘタ。

 和洋問わない城マニアでもある。

 割と健に辛辣な……もとい、やきもちを焼いているような態度をとることが多い。

 既に三十代半ばにも関わらずモテ期が来ないらしく、なかなか童貞を捨てられないそうな。


白峯(しらみね)とばり

 27歳。紫がかった黒髪ロングヘアーに琥珀色の瞳を持った、才色兼備な妙齢の女科学者。おまけに料理もウマい完璧超人。

 明朗快活で言動に少し幼さが残っているが、

 芯はちゃんとしていて物事の真相を見据えている大人の女性である。

 色々あったが現在はやんわりとした日常を過ごしつつ、警察のシェイド対策本部に協力している。

 京都の西大路に研究所兼自宅を持っており、それも健たちがうらやむほどの豪邸である。


倉田美枝(くらた よしえ)

 不破の恋人だった女性。アクセサリーショップの店員だった。

 幸せの真っ最中だったが、2年前に起こった連続発火事件に巻き込まれ死んでしまう。享年25歳。


浪岡十蔵(なみおか じゅうぞう) 

 36歳。金髪に黒ずくめの格好をした不気味な男。

 【ファイアスターター】、【フュリアスフレイム】の異名を持つ。

 異名にそぐわず炎を操り、2年前に己の能力を実験するためだけに連続発火事件を起こした。

 冷酷残忍で頭脳明晰だがうぬぼれやすく、他者を虫ケラ以下と見下している。

 大勢の部下を従え新エネルギーの研究・開発に心血を注いでいるが、その真意はまったく読めない。


緑川和人(みどりかわ かずと)

 浪岡の副官。

 冷淡かつ残酷な性格で彼の下でセンチネルズに仇なすもの達を闇に葬り去ってきたが、

 あることがキッカケで――?


大久保敏樹(おおくぼ としき)

 文部科学省に所属している生物学の権威。

 『大久保生体リサーチセンター』の所長であり、

 不破からシェイドとの戦闘データを受け取る代わりに、

 美枝を殺害した犯人の情報を提供することで協力関係を築いていたが……。

 なんというべきか、怪しい要素が服着て歩いているような雰囲気がある。


――――――――

 Vol.3~4

――――――――


市村正史(いちむら まさふみ)

 24歳。あるときは陽気なイケメンたこ焼き屋、ある時は粗野で攻撃的な謎の関西人。

 その正体は大阪でその名を轟かせる【浪速(なにわ)銃狂い(ガンスリンガー)】。

 センチネルズを壊滅させたことで有名になった健に目をつけ、

 健を倒し名を上げて全国的に有名になるべく彼をライバル視して執拗に付け狙っていたが現在はすっかり打ち解けてよき戦友の間柄となった。

 気さくで女性に目がない性格ながら、ライバル同士で馴れ合うのは嫌いらしい。銃使いなのにヘタレじゃないのは気のせいだろう。


村上翔一(むらかみ しょういち)

 28歳。警視庁捜査一課の警官で不破の同僚。

 階級は警部補で、現在はシェイド対策課の主任となっており、

 モニタールームから指示を下している。警察でもきっての知性派でイケメンだが、

 非常に嫌味な性格の毒舌家で思ったことはすぐ口に出す、有能ながら不破を何かとこき下ろす、

 それでいてプレイボーイである等性格に問題点が多い。愛用のメガネは高級品らしく、

 フレームだけで10万円はくだらないんだとか。こんな奴だが根はいい奴で、

 ドライな性格に反して部下想いである。信じてやろう。


宍戸小梅(ししど こうめ)

 22歳。捜査一課所属の婦警で村上や不破の後輩。

 ミニスカートが良く似合う活発な女性で、シェイド対策課のオペレーターも務めている。

 架空の人物、それも小説内の人物である宍戸梅軒の子孫を自称しているが、真相は定かではない。

 村上からイジられる不破を癒す数少ない理解者でもある。


鎌瀬拘太(かませ こうた)

 20歳。カラーギャング『グリーンスネーク』のリーダーである不良青年。

 かまいたちを放つエスパーである事から【エアスラッシュ】の異名を持つ。

 主に部下を率いてホームレス狩りや強盗・殺人未遂、婦女暴行などのまるで山賊まがいのやばいことばかりやっていたが……?


三谷(みたに)/キャモレオン

 ストリートファッションを身に包んだねずみ色の髪のおしゃべりな男。

 卑怯で大して強くないくせにしつこく、透明化する能力や目から出す光線などで健を何度も苦しめた。


狩谷(かりや)シンジ

 25歳。ロックバンド『アルペジオ』のギター兼ボーカル。

 他のメンバーとそりが合わなくなり、憤った挙句脱退してしまった。

 やや倣岸不遜だが音楽に対する情熱はまっすぐで、努力を欠かさない性格。


甲斐崎拓海(かいざき たくみ)/カイザークロノス

 三谷らを裏で操る謎の男。

 無駄な贅肉などついていない引き締まった体に強い意志を秘めた視線、そして頭脳明晰。

 必要とあらば平然と仲間を切り捨てる冷酷非情な性格であり、

 世界を支配するためなら手段を選ばないと豪語する。

 とはいえすぐには見捨てずにチャンスを与える辺り、案外いい上司なのかもしれない。

 そんな彼の正体は、いともたやすく時間を操り圧倒的な戦闘力で相手をねじ伏せる最強最悪のシェイド――カイザークロノス。


―――――――――

Vol.5~6

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東條(とうじょう)さとみ

 40歳。健の母。

 はんなりとした性格で、実年齢より若々しく美しい容姿の持ち主。

 料理がシェフ並に得意で、なおかつ白石さんことアルヴィーとは気が合う様子。


東條綾子(とうじょう あやこ)

 21歳。健の姉。勝気でサバサバした性格だが、家族思いのよき姉。

 弟とは小さい頃よくケンカしたが、今ではすっかり仲良し姉弟である。

 郵便局に勤める傍ら、趣味として英会話を学んでいる。

 また、学生時代に軽音楽部にいた名残かたまにギターを弾いていたりする。


花形清志(はながた きよし)/ナルキッソス

 失敗続きでしくじった三谷の代わりに行動を開始した上級のシェイド。

 スイセンのような姿の怪人に変身し、実力は差ほどでもないものの搦め手に長けた厄介者。

 オネェ口調でしゃべり、動きもどこかなよなよしている。

 筋金入りのナルシストでヒステリックかつ陰険な性格で、

 人が苦しむ姿をビデオカメラで録画することが好きだという悪趣味な一面を持つ。

 実は素性は短気で下品なチンピラであり、

 そんな自分を嫌って普段は前述のオネエキャラで通している。

 だが、短気な性格を直せていないため、実のところあまり意味を成していない。


糸居(いとい)まり子/アラクネアクイーン

 女郎蜘蛛の上級シェイドにして、青紫の髪と緑の瞳を持つ魔性の女。

 きわめて気まぐれかつ冷酷で唯我独尊だが、その割には比較的温厚でおっとりしている自由人。

 その風格と威圧感から、仲間内では主に〝クイーン〟と呼ばれ恐れられている。

 相手を死に至らしめる猛毒を持つほか、

 使用者が極めて少ないとされるレアな特殊能力『念動力(サイコキネシス)』を操り、

 背中からクモの脚状の突起を出して相手を串刺しにするなどそのパワーは未知数。

 本来は美しい成人女性の姿をしているのだが、わけあって現在は幼い少女の姿をしている。

 大人になったときの姿は予想では『クール系の巨乳美女に違いない』とされているが、

 実際その通りで絶世の美女だった。

 巷の噂では、本来の姿に戻ったあかつきには健を別の意味で食べちゃいたいとお考えだそうな。


辰巳隆介(たつみ りゅうすけ)/ヒュドラワインダー

 甲斐崎が率いる企業組織『ヴァニティ・フェア』の幹部であり現場責任者。

 大怪我でもしたのか顔を包帯で隠しており、表情を読み取ることが出来ない。

 また、意地でも素肌を晒す気がないらしく異常なまでにコートやマントを着込んでいる。

 甲斐崎に忠誠を誓うそぶりを見せているが、

 隙あらばいつでも出し抜こうと企んでいるヘビのような男。

 三つ首の蛇のような不気味な姿に変身し、

 口から毒液を吐き肩から生えた蛇の頭を伸ばすなど幹部の名に恥じない実力を誇る。


■ミスター・アンドレ/アーマーライノス

 突然健たちを襲ってきたサイの上級シェイドで、シェイドの中でも1,2を争う力自慢。

 人間体は黒人のハゲのオッサンでプロレスラー並みの体格の持ち主で、

 鍛え上げられた屈強な肉体は鋼の筋肉に守られていて生半可な攻撃は一切通じない!

 こんなバケモンに勝てんのか、ホントに。

 ヴァニティ・フェアの社員の中では意外と真面目で比較的常識人であり、

 仕事ならばためらいなく人を殺せるが、一方で無益な殺生を好まぬ一面も。



―――――――――

Vol.7~8

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堂島秀人どうじま ひでと

 警視庁公安一課に所属する警部。この道20年のベテランで元々は捜査一課に所属していたが、

 いろいろあって公安部に異動した。考えるよりまず行動する事を好む肉体派だが、

 決して頭が悪いわけではなく現場で培った知識とテクニック、鋭い洞察力を併せ持つナイスミドル。


新藤剛志(しんどう つよし)

 自警団『近江の矛』のリーダー。筋肉質な男性で20代半ばのチンピラのような風貌だが、

 侮ること無かれ。棒術を操るなどその実力は非常に高い。

 警察を激しく嫌っており、まるで彼らに親でも殺されたかのように憎しみをぶつける。

 しかし、その正体は……?


逢坂(おうさか)アズサ

 21歳。元気いっぱいな市村のガールフレンド。

 老舗のお好み焼き店の娘であり、彼女自身もお好み焼きは作るのも食べるのも大好き。

 また、アニメや漫画が好きなオタク系女子でもある。


伊東英機(いとう ひでき)

 20代。様々な形に変形する特殊な金属を操る流れ者のエスパー。

 関西出身で【エクスチェンジャー】という異名で呼ばれ恐れられている。

 金さえもらえればどこにでも着くという傭兵稼業を生業としているらしい。


祇園藤吾(ぎおん とうご)

 20代。『近江の矛』に所属しているエスパー。


橋上鉄郎はしがみ てつろう

 大阪府の府知事。


中丸兄弟なかまるきょうだい

 兄弟で銀行強盗をやっている荒くれもののエスパー。

 兄の細志ほそしは痩せていて雷を操り、

 弟の(ふとし)は太った巨漢で体を岩のように硬くして防御力を上げる。

 二人そろって不破にあっけなくやられた挙句逮捕された。


◆ヴォルフガング/キングウルフェン

 ヴァニティ・フェアの幹部。軍服を着た屈強な白人男性。

 豪放かつ威風堂々とした性格の武人肌。一方で集団戦の際は卑怯な手段もためらわず使うなど、

 割り切りの出来る男でもある。


◆クラーク碓氷(うすい)

 ヴァニティ・フェアの幹部で牧師風の男性。

 卑小でズル賢い性格をしており、弱者を嘲り強者には媚びへつらう。


斬夜耀司(きりや ようじ)

 ニューヨーク市警からシェイド対策課へ配属された敏腕捜査官。

 右目に片眼鏡をつけていて、オシャレかつインテリな様相。紳士的だが歯に衣着せぬ物言いが目立つ。

 そして――そこはかとなく怪しい。



―――――――――

Vol.9~12

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葛城(かつらぎ)あずみ

 17歳。私立天宮学院高校に通う二年生にしてフェンシング部の部長で、エレガントな雰囲気を漂わせるお嬢様。その上インターハイで優勝した実績もある。

 高飛車で強気だが根は真面目で誠実であり、多くの生徒から慕われているが実はエスパーであり、日頃からフェンシング部で鍛えて培った巧みな剣術を操りシェイドや悪党どもを蹴散らす。

 植物型シェイドと契約しているため、太陽の光を浴びれば光合成によって傷を全快させパワーアップも可能。剣術のみならず、傷を癒す花の香りや茨や花びらを使っての攻撃もこなすなどバランスがとれている。

 なお、葛城家は日本でも五本の指に入る大富豪であり、母であるエリーゼから契約シェイドを引き継ぎ、更に母から手ほどきも受けている。

 髪はピンク色の腰下まであるロングヘアーで、一本の三つ編みにして束ねている。


(きさき)みどり

 17歳。葛城と同じく私立天宮学院高校に通っている二年生。

 元気いっぱいで明るく温厚な性格で、キツイ言動をとることが多い葛城のクッション役。


烏丸元基(からすま もとき)

 26歳。私立天宮学園高校に勤めるイケメン数学教師。

 爽やかで聡明であり、生徒からの信頼も篤い。


鷹梨夕夏(たかなし ゆうか)

 才色兼備で有能な甲斐崎の女性秘書。

 博識で聡明な、メガネが似合う美人だが正体はハヤブサの上級シェイド。

 光速・音速をも上回る速度【神速】で空を自在に飛び、

 両手両足の爪による打撃や【アクィラ】と呼ばれる弓矢による格闘戦もこなす。

 その上、強力な風を操る力も持ち合わせる難敵。


多良場博次(たらば ひろつぐ)/カルキノス

 ヴァニティ・フェアに勤めているバイト。正体はカニのシェイドであり、

 鉄筋コンクリートを粉砕するほどのパワーを持った自慢の怪力バサミを振るう。


◆オニグモ

 まり子が長を務めるクモ族でもきっての過激派。

 きわめて好戦的かつ残虐非道で、まり子から長の座を奪い自身が頂点に立つべく反乱を企てた。


◆ツチグモ

 まり子の側近であるクモ族のシェイド。

 人の姿にはなれないが知能が高く人語を解する中級のシェイドであり、

 まり子が先代の女王から王位を継承する前からジグモとともに彼女の世話係を務めていた。


◆ジグモ

 ツチグモと同じくまり子の側近であるクモ族のシェイド。

 年下で血気盛ん、やんちゃな性格。


◆コルドチルド

 ファンタスマゴリアの腹心で、氷焔兄弟の兄。

 魂まで凍てつくほどの冷気を操る中級シェイド。

 氷のように冷酷でいかなる場合も倫理的な判断を下す。


◆シズラマズラ

 氷焔兄弟の弟。

 骨まで焦がすほどの灼熱の炎を操る中級のシェイド。

 好戦的かつ破壊衝動が強い男で、なにかと兄から行動を咎められやすい。


Φ(ファイ)ゴーレム

 仮面の男がシェイドの細胞と人間の細胞をかけあわせることによって生み出したメカ生命体――『ゴーレム』の第1号。

 与えられた使命を冷徹に遂行する追跡者であり、『許されざる者』である健の命を執拗に狙う。



―――――――――

Vol.13~17

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葛城(かつらぎ)エリーゼ

 葛城あずみの母であり、葛城コンツェルン総帥・葛城剛三(ごうぞう)の妻。

 かつては凄腕のエスパーだったが戦いで受けた傷が影響して引退し、

 娘をやさしく、時に厳しく指導してきた。

 穏やかな貴婦人だがあまり遠慮はしない性格。


影山栗丸(かげやま くりまる)

 健とあずみに襲い掛かった終焉(デミス)の使徒からの刺客。

 長船高校の忍者研究会略して忍研の部長だが、陰湿で卑しい性格から周囲からは忌み嫌われており、

 とうとう部員たち全員にも逃げられてしまった。

 自分好みの女の子をいたぶるのが好きだという悪質極まりない趣味の持ち主であったが、

 そのゲスい性格が災いして……。


◆黒岩亀夫/バサルタス

 ヴォルフガング配下で黒いリクガメの上級シェイド。

 剛力の持ち主で、ダイヤモンドにも匹敵するほど硬い甲羅はどんな攻撃も弾いてしまう。

 いかつい体格だが普段はギャンブラー風のスマートな男性に化身している。


(あや)

 岩亀神社で働く若い巫女。

 実直かつ純情な性格で島の人々からは神主とともに慕われている。

 茶髪のツインテールがチャームポイント。


渋川秋海(しぶかわ あきうみ)

 岩亀神社の神主。

 理知的で落ち着いた性格で、代々伝わる大地の石を守ってきた。

 その瞳は常に人々のために何をするべきかを見据えている。


八木沢鉄平やぎさわてっぺい/フリルドストーム。

 スポーツカーを乗り回す今どきの若い男性だが、その正体はエリマキトカゲ型の上級シェイド。

 人質を取って罠を張ることを得意としており、みゆきととばりを捕え、彼女らをエサに健たちを罠にはめようともくろむ。

 夢はヴァニティ・フェアに入って幹部になること。


萬田(まんだ)/リザードマンダ

 辰巳の仲間で火トカゲの上級シェイド。

 性格は気性の荒い堅物であり、口から火を吐いて周りを焼き尽くす。


◆エイジ/ライアスティング

 辰巳の同志であるイトマキエイの上級シェイド。

 萬田とは対照的に落ち着いた性格で、敵と戦う前に必ず話し合いで解決しようと試みるきらいがある。


◆レオ/ライオグランデ

 甲斐崎の親衛隊――そのリーダーであるライオンの上級シェイド。

 パワーとスピードに秀でており、とくにパワーは不破を完全に圧倒してしまうほど。

 人間態は大柄で筋骨隆々とした隻眼の壮年男性。


◆ビートロン

◆スタグロン

 甲斐崎の親衛隊を務める白いカブトムシのシェイドと黒いクワガタムシのシェイドのコンビ。

 甲冑のように強固な外骨格は生半可な攻撃を通さず、ビートロンは大剣と盾を、スタグロンは槍を巧みに操る。

 さらに両方とも外骨格の内側に異常発達した筋肉を持っているため剛力の持ち主で、少しでも気を抜いたものはあっという間にねじ伏せられてしまう。


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Vol.17.5~

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古家庸介(ふるや ようすけ)/レイザースコルピウス

 ダイオウサソリの上級シェイド。伝承の時代より生きている歴戦の猛者であり、

 戦いと強い者が好きだが無益な殺生は好まず、それや価値観の違いなどの理由から過去に受けた甲斐崎からのスカウトを断っている。


島袋(しまぶくろ)/サイコアウル

 フクロウの上級シェイド。

 神経質な読書家で、言葉のひとつひとつにトゲがある。

 戦いにおいては空を自在に飛び回り、羽根を手裏剣のように飛ばして相手を遠距離から攻撃。

 また、目から催眠念波を発して相手を強制的に眠らせてしまうことも可能。


◆スパイク/ブラディスパイン

 ヤマアラシの上級シェイド。

 すばやい身のこなしと背中から無数に飛ばす針で相手を圧倒する。

 陽気な性格で身体能力が高く、趣味はブレイクダンス。


◆ロギア

 デミスの使徒のメンバーで階級はゴールド。金髪金眼の青年。

 同組織が誇る最強の『デミス五戦騎』の一人であり、マリエルと双璧を成すほど高い実力を持つ。

 サーベルタイガーとオオワシの意匠を持つエンドテクター【サーベルタイガーギア】を装着し『ツインイーグル』と呼ばれるダブルセイバーと、『ライガークロー』という巨大なカギ爪を振るい、相手を一片の容赦もなしに打ち砕く冷血漢。

 傍若無人且つ自信過剰な性格で『力こそ正義、弱さは罪』としており、弱者を徹底的に見下し彼らには手を絶対に差し伸べず、自分の欲望のためだけにしか力を使わない。

 パートナーは、オオワシのシェイドとサーベルタイガーのシェイドが進化の過程で融合したキメラ型シェイド・『デザートルーラー』。配下のカラーは黄色系・緑系。


◆マリエル

 デミスの使徒のメンバーでゴールドクラス。紺色の足元まであろうかと思われる長い髪をポニーテールにしてまとめ、少しだけ吊り上がった青い瞳をしたクールビューティー。

 同組織が誇る最強の『デミス五戦騎』の一員であり、その実力はロギアと双璧を成すという。

 カジキを彷彿させる青のエンドテクター【ソードフィッシュギア】を装着し、切れ味鋭い細身の剣の切れ味を自身が持つ水・氷を操る能力で更に高め優雅に自在且つ巧みに己の能力を使いこなし相手を翻弄。

 優雅な立ち振る舞いと妖艶な外見に反し、性格は組織中で最も冷酷非情にして用意周到、命令に忠実という、ある意味デミスの使徒全体にとって理想的な幹部。

 パートナーは、カジキを彷彿させる邪悪な人魚の姿をしたシェイド・『ソードマリーナ』。配下のカラーは青系・白系。


◆サリヴァン

 デミスの使徒最強の『デミス五戦騎』の一角にしてゴールドクラス。

 紫色の天然パーマに赤い瞳をした科学者風の男で、相手にさまざまな状態異常をもたらす霧を操り、じわじわといたぶることを好む卑劣で独善的な性格。

 デミスの使徒でも随一の頭脳を誇る天才(と自称している)。だが、態度は不遜で一言多い。エンドテクター及び配下のカラーは紫系。


◆マーガレット

 デミスの使徒最強の『デミス五戦騎』がひとり。

 丸みを帯びたプラチナブロンドのショートヘアーにエメラルドグリーンの瞳が眩しい陽気な美少女だが、えげつないことも平然としてやってのける残酷さの持ち主。

 大道芸人あるいは手品師を彷彿させる服装をしており、実際能力・戦闘方法もマジックめいていてトリッキーなものである。

 エンドテクター及び配下のカラーは赤系。


◆オブシディアン

 デミスの使徒最強の『デミス五戦騎』のひとりで、身長二メートル五十センチという巨躯の持ち主。

 巨漢であるがこの手の幹部級の巨漢によくいる脳ミソまで筋肉まで出来ているような力押しを好むタイプではなく、慎重で思慮深い。

 なお、配下の者はとくにいない様子。エンドテクターは黒とオレンジ、シルバーからなる。


◆ヤン

 デミスの使徒/サリヴァン軍団に所属するエスパーで、階級はブロンズ。

 卑劣で口が悪くヤモリのように壁や天井に張り付いて軽いフットワークで動き回り、

 手にはめた【デビルネイル】という猛毒を秘めたカギ爪で相手を切り裂き、毒に冒して嘲笑う。

 手柄を立てることに対してハングリーで『今は亡き東條明雄の息子である健を倒せば、一躍スターになれる』と考え、健が働いている市役所を強襲する。

 エンドテクターはヤモリの特性を持つ【ゲッコーギア】で紫を基調としており、全体的に毒々しい配色。髪は濃い青色でややイケメンだが、ハッキリ言って地位ばかりを気にする小悪党。


駿河(するが)

 デミスの使徒/マリエル軍団に属するエスパーで、シルバーの位を持つ元検事。

 慇懃な口調でしゃべる青年で【白と黒のはざまに立つ審判者】を名乗り、法で裁けぬ相手を裁くことを己の使命とし、

 いかに些細な罪であろうと相手をジャッジメントする冷徹な性格。一方で自己中心的な言動も見られ、仕える相手を間違えていることからも彼のその歪んだ正義感は正しいとは言い切れない。

 エンドテクターは白と黒を基調としており、裁判官と書物の意匠が見られる【ジャッジギア】。

 

左近(さこん)

 デミスの使徒の一員でブロンズクラスのエスパー、どの軍団にも所属していない。

 闇の糸と呼ばれる相手の能力を弱らせるワイヤーで相手を絡め取り、衰弱させきった末に輪切りにしてしまう残虐な戦法を好む。

 闇の糸を様々な用途に使う技能派であり、それゆえのプライドか相手に隙を見せることを嫌う。赤い長髪で精悍な顔だが悪く言えば老け顔。

 エンドテクターはクモの仲間であるザトウムシの特性を持つ【ハーベストメンギア】で、黒と紫を基調としており装甲よりもインナー部分の面積のほうが多め。


◆シラーズ

 デミスの使徒/ロギア軍団に所属するエスパーでブロンズクラス。

 一見すれば優男だが手先が器用でソーサーエッジと呼ばれる三枚刃が付いた円盤状の武器を投げての遠距離攻撃を得意とし、

 それに風の力を上乗せして更に切れ味を増すことにより彼の存在は脅威となる。

 一方で潔癖症且つ無類の女好きであり、自分以外の男はネズミだと見下しているようだ。エンドテクターはイタチの特性を持った【ウィーゼルギア】。黄緑色で、ヘッドパーツはヘルメット式となっている。

 ロギアからは一応それなりに評価されてはいるが、なにぶん上述のようなふぬけた性格なので基本的にはあまりいい印象を持たれていない。


◆リッキィ

 デミスの使徒/マリエル軍団に所属するエスパーで階級はブロンズ。

 陰気な青年で触れたものの原子・遺伝子を組み換えまったく別のものへと作り変える能力を操るが、弱腰で戦闘能力もあまり高くないのですぐに逃げてしまう。

 髪色は紫で瞳は茶色、卑劣さ・いやらしさが表に出ている虫っぽい顔が特徴。エンドテクターは巻貝を模した【シェルギア】、どぎつい青赤のツートンカラー。


◆クライスト

 デミスの使徒/マリエル軍団に所属するエスパーで、階級はシルバー。

 端正な顔で薄緑の逆立った長髪に紫の切れ長の瞳を持ち、ゴテゴテしない程度に色とりどりの水晶がちりばめられた濃いブルーのエンドテクター【スパークリングギア】をまとう。

 水晶を操りそれを攻防に用い、加えて卓越した技とパワーを誇りその実力はシルバークラスでありながらゴールドクラスにも匹敵すると謳われている。

 おまけに性格は冷静沈着且つストイックで、上司のマリエルおよびダークマスターに対する忠誠心は篤い。


榊夕実(さかき ゆみ)

 デミスの使徒に於いてマリエルの副官を務める女エスパーであり、シルバークラス。

 相手を任意の場所へ転送する光線や波動を伴う電撃光線『パルスビーム』に念動力など、

 多彩な攻撃手段を持つ特殊戦闘のスペシャリスト。その冷酷さと実力はゴールドクラスに匹敵するとされている。

 エンドテクターはハクトウワシを模した【バルドイーグルギア】で、ロングコートあるいはローブの意匠も見られ、藍色とシルバーを基調としている。髪色はダークブルーで前髪が右に向かって流れていて左側はベリーショートというアシンメトリーな髪型で、瞳は赤色。


石河(いしかわ)

 ロギア軍団配下。デミスの使徒のブロンズクラスにして相手を石化させる眼光を最大の武器とする悪漢。

 生気を感じさせない肌に頭頂部から左目にかけて大きな傷跡があるというグロテスクな外見で、性格は外見の通り残忍で悪辣。

 エンドテクターは黄土色の魔獣コカトリスを模した【コカトリスギア】で、両腕にはもうひとつの武器となるワイヤー付きの強力なカギ爪【ブレイクフック】がついている。


◆ドブロク

 デミスの使徒のブロンズクラス。鼻が大きく出っ歯で、目つきも卑しいという絵に描いたようなブ男。実際内面もきついものがある。


◆ベルナール

 デミスの使徒/サリヴァン軍団配下のエスパーで階級はブロンズ。

 ガゼルの特性を持った紫色のエンドテクター【ガゼルギア】をまとっている褐色の肌をした小柄な青年。


◆カールトン

 デミスの使徒に属するエスパーでありシルバークラス。ボサボサの金髪にアゴヒゲが特徴のハイテンションで飄々とした口調でしゃべる白人のナイスミドルだが、闘争心が強く残忍極まりない。ジャッカルを模した黒とシルバーを基調とするエンドテクター【ジャッカルギア】をまとう。


◆ミューラー

 デミスの使徒/ロギア軍団において副官を務める紫のサングラスの男性。物体を軟化・硬化させ相手を混乱に陥れる程度の能力を持つ。理知的だが「日本人はエスパーになるべきではない下等な人種」と日本人を見下しているレイシストでもある。エンドテクターはアンモナイトを彷彿させる外見をした【アンモナイトギア】で、メインカラーは黄色とシルバー。階級もシルバー。


◆ニルバーナ

 デミスの使徒/ロギア軍団配下の女性エスパーで階級はシルバークラス。先端が音叉のような形状となっている禍々しい棍を巧みに操り、敵はもちろん、味方にも容赦のない『黄泉の国の死霊使い』。エンドテクターはハスの力を宿した【ロータスギア】で、緑とシルバーを基調としている。


◆フォルマ

 デミスの使徒/ロギア軍団配下のエスパーでシルバークラス。

 東洋かぶれでとくに日本のサムライに傾倒しており、英語混じりのエキセントリックな口調でしゃべる。

 が、本性はロギアの配下らしく残虐極まりないもので、戦いになると周囲への二次被害を考慮せず暴れまわるまさしく梟雄。


◆ルキウス

 デミスの使徒/マリエル軍団配下のエスパーでシルバークラス。

 マリエルの護衛警護を務める側近中の側近であり、シャークギアの装着を許された男。

 沈着冷静で明晰な頭脳と優れた身体能力を持ち合わせた、冷徹で合理的な守護騎士。

 戦いにおいては正々堂々としており、強き者と戦うことに喜びを覚える。


◆シベリウス

 デミスの使徒/マーガレット軍団配下のエスパーでシルバークラス。

 一見すれば穏やかそうな顔つきをした美男子だが、手にした魔笛・メロディアスラッシャーの音色は相手を深き眠りへと誘いそのまま死へ追い込む。

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