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復讐  作者: 山咲渚
4/4

4話

登場人物


山咲渚

黒羽高校の2年3組

運動神経は良いが勉強が苦手

幼い時に母が病で死亡


赤谷理田

黒羽高校3年1組

生徒会長で成績優秀

渚の幼馴染で隣の家に住んでいる

渚からは、リッたんと呼ばれている。


赤谷桜

理田の妹

渚のクラスメイトで親友

渚からはさくちゃんと呼ばれている


山咲慎司

渚の父親だが、渚たちの住んでいる高町たかまちの警察署で刑事をやっているので、滅多に家に帰ってこないが毎日電話をかけてくる


中村龍

慎司の部下で渚と仲が良い


本編


中村 「近くの防犯カメラに映っていた犯人の特徴は身長175〜180センチの男、右足を引きずっている、のみ」

理田 「ありがとうございます」

中村 「で、どうするの?」

理田 「見つけます!」

中村 「え?」

理田 「自分の手で捕まえて、桜の敵を討ちます」

中村 「はぁ〜、敵討の話は聞かないことにするから、なんか分かったら言って。」

………


そうして僕たちはこの街の住人に聞き回り、その特徴に当てはまる奴を見つけた、


山咲 「龍さん、そっちもこいつの名前出てきましたか?」

中村 「あぁ、『神戸慎太郎、(カンベシンタロウ)』元SATの隊員だ。三ヶ月前に訓練中に足を負傷その後退職してる」

理田 「こいつが桜を殺した犯人」

中村 「かもな、俺たちも神戸にアリバイの有無を聞きに行った、そして奴にはアリバイは無かった」

山咲 「まじか」

中村 「こっからは俺の独り言だ、令状が降りたから明日の6時に、俺たちは家宅捜索に出る」

理田 「えっ」

山咲 「それまでに決着を付けろってことか」

中村 「ただ5体満足で返せよ」

理田 「流石に殺しはしませんよw」

………

そして僕たちは『神戸慎太郎』の家に向かった


山咲 「良いのか、あんな嘘ついて、お前殺す気満々だろ」

理田 「当たり前です元SATだかなんだか知りませんが絶対に生きて返しません」

山咲 「分かった、そこまでなら俺も最後まで付き合うよ、彼氏としてな」

理田 「ここですかね」

ピーンポーン

神戸 「どちら様ですか〜」

理田 「私、赤谷理田って言います…先日起きた女子中学生殺害事件についてのお話を聞かせてもらえませんか?」

神戸 「で…隣は?」

山咲 「山咲渚と申します、父がお世話になってます」

神戸 「山咲?あぁ、あの刑事の息子か?」

山咲 「はいそうです」

神戸 「で、何の用?」

理田 「単刀直入に聞きます、妹を殺したのはあなたですよね」

神戸 「え…そうだけど、それがどうしたの?」

理田 「なぜ妹を殺したのですか?」

神戸 「簡単だよ、むしゃくしゃしていた所に1人でか弱そうだったからサンドバックとさせてもらっただけだよ」

理田 「………だな」

神戸 「聞こえねーよ」

山咲 「お前、クズの極みだな、本当に元SATか?」

神戸 「なんだと、」

山咲 「当たり前だよ、お前みたいな奴がSATいや、警察組織にいちゃダメなんだよ」

理田 「なぎくん、ありがともう良いよ…こいつには何言っても通用しない、やっぱり殺さなきゃ」

そう言って理田はポケットからナイフを取り出しそれを神戸に突き立てた

理田 「ぜっったい殺す」

神戸 「お前にできるのか?」

そう神戸が言った瞬間、理田は神戸に向かって走って行ったが………

理田 「えっ?」

神戸は理田の手からナイフを奪い馬乗りになった

神戸 「仮にも俺は元特殊部隊の隊員だそれも実戦を受けたことがある、これだから素人は弱いんだよ、」

そうして神戸は理田に向かってナイフを振り上げた、



グサッ



そのナイフは理田ではなく僕の肩に刺さった

理田 「え…な…なぎくん?なんで」

山咲 「へへっ、これでもお前の彼氏だ、彼女ぐらいは守れない…とな……」

神戸 「ちっ邪魔が入ったか」

神戸はそう言ってナイフを僕の方から抜こうとしたが

山咲 「もう少しで仲間が来るんだ、だからそれまでは一歩も動かせない」

中村 「神戸、動くな警察だ」

慎司 「神戸慎太郎、お前を傷害の容疑で現行犯逮捕する」

神戸 「ちっ」

慎司 「中村、神戸はパトカーにのせろ、後救急車を一台よこせ」

中村 「わかりました」

山咲 「理田、お前はこれで満足か?」

理田 「うん…」

山咲 「なら…よかっ…」


ドサッ


そうして僕は倒れた

慎司 「出血がやばいな、中村、救急車はまだか?」

中村 「もう来ると思います、」

理田 「なぎくん、しっかりして、なぎくん!」

………

山咲 「ん…」

理田 「おっ、気づきましたか?、調子どうですか」

山咲 「多分大丈夫、ここどこ、僕はどのぐらい寝てたの?」

理田 「警察病院っていうところらしいです、大体7日ぐらいは寝てましたね」

山咲 「なんかそのセリフ聞いたことがあるな」

理田 「私が病院で起きた時なぎくんが、言ってくれました」

山咲 「まぁそんなことはいいや、神戸はどうなった?」

理田 「殺人と傷害で逮捕されました」

山咲 「お前はどうなんだ?スッキリしたのか?」

理田 「なんか桜は本当に死んだって感じがします、」

山咲 「受け入れられたならよかったな」

山咲 「あいつ前言っていたんだ」

桜 「もし私が死んで、姉貴が道を外れそうになったらお前が戻して、支えてやってくれ、親友からのお願いだ」

山咲 「って、だからお前は復讐なんかしてはいけない、一番あいつがそんなこと望んじゃいない」

理田 「桜がそう言ったならそうですね」

一ヶ月後

………

山咲 「リッたん起きろ、飯だ」

理田 「やだ〜まだ眠いです〜」

山咲 「今日はさくちゃんの墓参りなんだからしっかりしろよ、あいつ天国で見てたらがっかりするぞ、もしかして幽霊になって出てきたりなw w w 」

理田 「幽霊!?」

山咲 「嫌だったら食え」

桜 「あ……う」

山咲 「え!?」

理田 「ナギくんどうしました?」

山咲 「一瞬さくちゃんの声がした」

理田 「え…怖…」

山咲 「いや絶対聞こえたって」

桜 「渚…ありがとう…姉貴を戻してくれて…これからもよろしく…」

山咲 「めっちゃ喋った!」

理田 「なんて言ってたんですか?」

山咲 「ありがとうって」

桜 「姉貴…私は大丈夫…だから…渚を信じて…」

理田 「桜!?」

山咲 「さくちゃん、わかってる、約束守るよ、だからゆっくり休め…」


次回『能力系』

乞うご期待

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