第3話 マッチングしたくても、向こうから来るとビビるよね
注) ⚠ ※ この回でヒロイン(予定)登場させました、が、、。友達作りとか、人と知り合いたいって欲求も多少兼ねててもいいと思いますが、「サバゲーやってみたい」、「サバゲー好き」って想いが先にあるべきと思いますので、出逢い目的でサバゲーフィールドにお邪魔されないようお願いいたします。
えー、お待たせしました。第3話になります。
なお、まだサバゲーは始まってません。
ヒロイン2人登場させただけと言う。。。
続きの部分まで書いてたら長くなると思って投稿します。
「すみません、こちら相席させて頂いてもいいですか?」
「あっ、はい、どうぞ。」
席を詰めて机の荷物を寄せつつ、周りをザッと見てみる
(こっち来たか。まあほかの机がほぼ埋まってて、4人がけの机を1人で占有してたらこうなるか)
「ありがとうございます。失礼します。」
「お邪魔しまーす」
(声から可愛い女の子かなーっと期待してたけど、想像以上だ。しかし、随分特徴的ですわこの2人。)
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先にハキハキと声をかけてきた子は、体高凡そ140cm前後。小柄だけど太さや筋肉質さを感じない程度に体幹とかがシッカリしてそうな雰囲気を感じる。
顔立ちは、幼めな感じがするカワイイ系で目がクリっとしてる。だけど眉間が少しシワよってて、目尻も上がってる。ストレスを感じやすいのかしらね。
髪はツヤツヤとした少し明るめの黒髪。軽めにクシャッとしたフンワリ感があるショートストレート。
( サバゲーフィールドだからか違和感を感じなかったけど、既に軍服を着てるな。米軍装備か。けどなんかイモっぽいな。ああ、ベトナム戦争のFPSで見た感じがする。あの頃のか。)
もう1人の方はツヤツヤピカピカした光沢は無いけど、綺麗なアッシュブロンドの女の子。しかも、
(余りにも自然な日本語だから想定してなかったけど、外人さんじゃんこの子!)
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目は瞳がカラコン『色つきコンタクトレンズ』みたいに綺麗な薄青色だけど、ダウナーな感じがする。
背は私よりは少し低めだけど、割と高身長で大体170cm位?
細身で、手足も服の上からだけど最低限健康的な位にスラーっとしてそうに見える。
頭に黒いなんかの銃器メーカーのロゴが入った野球帽。
白いワイシャツにの上に濃紺のスタジャンを着用。なんとなくアメリカの警察っぽい感じでカッコいい。
衣類は軍服じゃないけど、黒色のチェストリグ『ハーネスでマガジンポーチ等が胸や腹辺りに来る軽装装備』を装着している。そして
(ふむ、痩せ型にシッカリと形のある美乳か。良い。)
チェストリグが胸下のシャツを締めて、自己主張の控えめな胸の膨らみを強調している。
私が2人を見ている『特に後者の身体を視姦』間に2人は足元に大き目のバックパックを置き、机にプラスチック製の大きなケースを載せて、席についた。
前者の黒髪の方が声をかけてきた。
「すみません、席をお邪魔し、荷物も広げて。」
「いえ、別に私専用の机じゃないし、繁盛してる所に1人で机を占有するのもあれなので。」
「ありがとうございます。それでは今日は1日よろしくお願いします。」
「よろしくお願いしますー。」
少し間をあけ、後者の外人の子が喋りかけてきた。
「私、芽衣舞『メイブ』って言うの。お姉さんは?」
黒髪の子がキッと芽衣舞ちゃんの方を睨む。
(あー、自己紹介の流れかな)
「私は染谷龍子『リョウコ』って言うの。中国系なりゅう『龍』に、子供の『子』。」
「リョウコお姉ちゃんは1人で初サバゲー来たの?」
(見た目だけならそんなお姉ちゃんってキャラや歳には見られないよう気をつけてるんだけどな。。。)
「はい、1人で来ました。初参加ってよく分かりましたね?」
「うん、いかにも初心者ですって感じの迷彩服だったから。レンタル?」
「うん。。」
下を向いて、自分の格好を見る。
(何も考えずに着たけど、サイズはブカブカだし、それにこれ『実物』って奴には見えないな。。。何処の国の軍服か全くわからん。そもそも国旗や部隊章のワッペンどころか、バッジをつける為の部位みたいなのが無さそうだ)
「痛っ」
「ツレが失礼しました染谷さん。申し訳ありません。申し遅れました。わたし、織部文香って言います。」
「改めてよろしくお願いします。いえ、別になにも。こういう事、全然わからないし。寧ろ教えてくれてありがたいです。」
「本当に初参加なんですね。誰かに誘われたとかでは無くて。」
「ええ、なんとなく唐突に『サバゲー行ってみるか』って昨晩思い立ちまして。」
「・・・」
(沈黙がつらい)
「勇者だ。」
文香が芽衣舞を軽く小突く。
(さっきのは殴られてたのね)
頭を擦りながら芽衣舞が喋りかける。
「でもサバゲー始める人が居るのはうれしい。元々興味あったの?」
「サバゲーに興味は少しありました。元々銃とか軍服とかカッコいいなーとは思ってましたし。運動したり、後オタクって言うか、まあミリタリーとかそう言う趣味の人と知り合いたいなと思ってたので。」
「そう。。。リョウコお姉ちゃんは女の子は好き?」
横に座っていた文香が、会話の合間に口にしていたスポーツドリンクを盛大に吹き出し咳き込み出した。
「え。」
(どう答えよう。。。まあ実際好きなんだけど。前世男だったのは当然として、今生24年女として生きてきたけど野郎やBLに魅力感じたり、メス堕ちみたいな感覚無くて、エッチなのはレズ動画や漫画使ってたし)
「ま、まあ多少。どちらかと言いますと、ハイ。。。」
「イッタアァァァア!」
芽衣舞が勢いよく下に顔を向けて足元に両手を伸ばす。
(文香さんが足踏みつけたのかね。随分強く行ったな。。。)
「ホントーーーに!うちのツレが失礼しましたっ!」
「いやっ!本当に大丈夫ですから!」
「ほらぁー、リョウコお姉ちゃんもこう言ってるしー。」
「おバカっ!そもそもアンタどうしたってのよ!」
「リョウコちゃんからなんか、優しくて甘やかしてくれてレズでお金もってて養ってくれそうな匂いしたんだもん。さっきも私のオッパイ見てたし。」
文香さんは机に肘をつき、両手で頭を抱えている。
「それに文香も他に誰も座ってない机あったのにここ選んだの、リョウコお姉ちゃんがカッコよくてタイプだからでしょ。」
文香さんは机の上で両腕を組んで、ゆっくりと羞恥で顔を埋めた。
カワイイ。ツンツン低身長っ子の恥ずかしがる様、美味しすぎませんか。しかし、わたしも私で羞恥で切腹したくなっている。
「すみません芽衣舞さん、文香さん。誠に申し訳ありません。」
「大丈夫だよリョウコお姉ちゃん。私もリョウコお姉ちゃんの首筋とか見て視姦してるから。」
「えっ、、、」
(身体が言葉に反応して性的に準備出来てしまいそうだ。しかし待てよ?)
文香さんと芽衣舞ちゃんに向けて何回か視線を変えつつ質問を投げた。
「大変失礼とは存じますが、お2人は恋仲とかでは無いのでしょうか?・・・」
「うううん。私とフミフミはセ〇レでサバゲー仲間なN」
『ワッショイ!!』フミカ=サンがワザマエなカラテ、テキサス・ラリアットをメイブ=サンの喉に叩き込む!
哀れ!メイブ=サンは席の後ろに倒れ、ハイクを詠んだ!
「フ、、、フミフミは、夜はあんなに、かわいいのに・・・~」
「ブッダム!!」
文香は足で芽衣舞を踏みつけ、グシャグシャと踏みにじる。
(ブルース・リーかな?。。。)
十数秒後、ヒンヤリとした天然の土を背部で満喫した芽衣舞は起き上がり席に座り直す。そして、先程までの会話が無かったかのように言う。
「朝礼もう始まるし、早く準備して弾速チェック受けないと、1ゲーム目間に合わないよ。」
「ダレのせいだと思ってんのよオマエっ!!!」
その時、手持ちスピーカー独特の割れ気味でよく通る低音質な声が響き渡る。
「えーーー、皆さんおはようございまーす」
「「「おはようございまーす」」」
(始まったな)
「うん、全てはこれからだよ、リョウコお姉ちゃん」
(当たり前のように頭の中読むのヤメテ)