第2話 サバゲーってフィールドに着いた時点でもう終わった気分になるのね
すみません、前話でサバゲーフィールドに予約入れる描写入れてなく、この回でも入れてない状態ですー。。。
(2023/10/30 16:45時点)
変更加えるかは未定です。
第2話 サバゲーってフィールドに着いた時点でもう終わった気分になるのね
顔洗ったり、サバゲーの初心者向け解説ページで必要な荷物を確認、乗り換え案内や地図をチェック。6時半に我が家を出発。
最寄り駅迄歩き、そこから池袋へ電車で移動。ここまでで30分。
池袋で乗り換え、秩父の近くで降りる。追加1時間。
そこでバスをコンビニのオニギリを食べながら待ち、サバゲーフィールド最寄りのバス停で降りる。
そこからサバゲーフィールドまで歩く。更に追加30分。
計2時間経過し、現在午前8時半。
片道1,000円弱の往復2000円。コンビニで買った飲食品で500円、帰りも買ったら1,000円。移動と飲食費用で3,000円。。。
そしてサバゲーフィールドの受付窓口に向かう前に借りた喫煙所で電子タバコを飲みながら一息入れる。
今の気分はと言うと:
「あー疲れたっ!サバゲー楽しかったなー!」
もう、終わった気分になっています。ってか帰りたい。
https://42907.mitemin.net/i791055/
電子タバコをキメて気力を充填、そして受付窓口とやらへ向かう。
【以下会員規約や手続き】
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
受付窓口の元気そうなねーちゃんが笑顔で声をかけてくれる。
「サバゲーフィールド"トレイター"へようこそー!
本日はおひとり様での参加ですか?」
「はい、1人で来ました。」
「こちらのフィールドのご利用は初めてですか?」
「はい、初めてです。」
「それではこちらの会員規約をお読み頂き、同意頂けましたらサインの上で、サインをして住所と連絡先を記入し、運転免許等の本人確認書類のご提示をお願いします!」
「はい、承知しました。」
――――――――――――――――――――――――――――――
(さて、どれどれ。
先ずは『持ち物が壊れたり、紛失、盗難されても責任は取れませんよ』と。うん、それはわかるね。
『法定遵守(玉の威力は0.98J未満)、安全の為の規定、スタッフの指示、ゲームのルールを守ってね』当然ですわな。
『暴言や喧嘩はやめてね、悪質なら暫く参加拒否、最悪永遠に出禁よ』こわ、気をつけよ。
『他の人やアレコレで困ったら、スタッフに相談してね』はーい。
『宣伝にその日の写真、出来れば全員分撮ってうpるから、顔バレとか嫌だったら教えてね』今生、女として顔だけはいいから悩むわね。【熱い自画自賛】
よし、オーケー。サイン、その他カリカリ。
)
――――――――――――――――――――――――――――――
「お待たせしました。こちらサインと本人確認書類です。」
「ありがとうございます。少々お預かりします。
はい、ありがとうございました。
それでは、本日の会費は3,000円となりまーす。
お昼ご飯は500円でお出ししてますが、ご利用されますか?」
「はい。お願いします。」
「何かレンタルしたいものありますか?」
「1式セットをお願いしますー。」
「はい、こちらになりまーす。女性用の更衣室はあちらにありますので、ご利用ください。
それでは、あちらにベンチと机がありますのでご利用ください。
それでは、今日1日よろしくお願いします!」
「ありがとうございます。よろしくお願いします。」
――――――――――――――――――――――――――――――
(さて、冒険者協会の登録みたいなもんが終わったし、着替えとか試し撃ちやってみるか。)
雨避けの20Mプールより少し小さめの布のルーフで覆われた空間へ向かう。
中には4人がけの簡単な木材で出来た机が2人がけのベンチに挟まれた形で並んでいる。
中ではソロや2人組だったり、3から果ては隣合った机に10人程のグループで集まってる所もあった。
彼らは思い思いに飲食したり、男性陣は席で軍服やニュースで見たPMC『民間軍事会社』系の装備に着替えたり、様々なエアガンをカチャカチャ準備していた。
(やっぱりM4とか、アメリカ系の銃が多いなー。後は、P90とか多いね。うん、カッコイイもんね、P90。なんかピンク色のP90もあるけど。
今いる人達で大体40人前後かしらね。
さて、どこか空いてる机と席を見つけてっと。
今回は初サバゲーだし、他の人と絡む勇気も無いから少し他の人から間を開けた所にしよう。)
荷物を置き、小ぶりのバックパックから1Lの大型ペットボトルの炭酸飲料を開き数口飲む。
受付カウンターで借りたレンタル装備1式を卓上に広げ、迷彩服の上下を手前に置く。
おフランスの何度もチョモランマに登ったガチ登山メーカーのマウンテンパーカーと長袖シャツを脱ぎ、迷彩服の上にてをかける。
周りが少し静かになり視線を感じたので辺りをさりげなく見渡す。自分に視線が向いてたり、視線を勢いよく背けられたりしたので、自身の格好を見下ろす。
(うん、自分の自慢の雪のように白い細マッチョボディーと程よいサイズと自負してるCカップ上位D手前の胸がグレーシルバーのスポブラに包まれてるのが丸出しね。。。
アウトドアで、フリーダムに着替える野郎達が集って出来た空気感で気が緩んで、前世の男の意識が出てしまった。)
迷彩服の上を急いで被り、ボタンをメチャクチャに留め、迷彩服の隙間から肌がチラチラ見えて、少し風を地肌に感じる状態で、迷彩服のズボンを手に持ち小走りで女子更衣室に向かう。
(気まずい空気を感じるね。。)
更衣室に入り、ドアを閉めて靴を脱いで上がる。
中は20箱位並び、足元はプールの更衣室にあるような青色のスノコが添えられている。
(葉っぱや土が結構ついてるのは気になるね。
まあ、こんなもんでしょ)
今度は安心して家から履いてきたカーゴパンツを脱ぎ、迷彩服のズボンを履いてミリタリー感のあるナイロンベルトで締める。
(裾を締める紐があるな。土埃を防ぐのに便利そうだ。
締めておこう。
さて、着替え終わったし出て席に戻るか。)
靴を履き、ドアを開けて外に出る。自分の席まで向かう最中他の人の席を横切る時に視線を感じて気まずいが、開き直って胸を張って歩く。
(さて着替え終わったし、後は銃の準備かな?)
机の上には、弾が詰まった透明な細い口のボトル、AK47っぽいエアガン(AK74とかAKMとか色々あるらしいが、ニワカだからイマイチわからん)、AK用のスチール製のマガジン、ガシャガシャレバーを押してマガジンに弾を込めるBBローダー、そしてバッテリーが転がっている。
(取り敢えず弾を込めるか)
ジャラジャラとボトルからBBローダーに弾を注ぐ。
そして、BBローダーの細い口をマガジンの弾の出入口に差し込んで、レバーをガシャガシャ押して弾を込める。
(BB弾って1KGサイズでシッカリした密封出来る袋で売られてるし、このボトル要らないのでは?【リョーコは訝しんだ】)
弾込めが済んだら次は銃にバッテリーを接続して、中に納める。
(暴発や誤射が怖いな。なんか、誤射防止のセーフや単発のセミオート、と連射モードのオートを切り替えるセレクターがあるけど、どの状態がセーフなんだ。。。
受付の人から受け取った状態から変えてないから、今が多分セーフモードなんだろうけど。)
取り敢えず試し撃ちやエアガンの弾速確認『威力(初速)』をするスペースで繋いで確認する事にした。
マガジンとBBローダー、ボトル、 バッテリーを迷彩服の大きめのポッケに突っ込み、銃のスリング(背負い紐)を肩にかけて両手でシッカリ持って試し撃ちスペースに向かう。
弾速確認で出来てる列の横を歩きながら、空いてるスペースへ向かう。
(今弾速確認受けてる人、銃何本持ってるんだ。しかもハンドガンも3丁机に置いてるし。。。【困惑】)
余所見をやめて少し距離を空けた所の、弾が飛ぶ空間とを隔てる敷居と、銃やスコープの調整作業場を兼ねた机に銃とマガジン、バッテリー等を並べる。
(さて、確かこのAK-47のバッテリーの差し込み方はっと)
ストック『肩当』のパットプレート『肩に触れる面』をズラして開いて、バッテリーを中の空いてるスペースに差し込み、電動ガンのケーブルコネクタにバッテリーのケーブル端子を差し込み、閉じる。
(これでいいのかしらね?いいよな、うん。。。
これで動く、撃てるハズだから空撃ち『弾を入れず、弾を飛ばさない状態で射撃動作させる事』してみるか。)
銃口『弾が飛び出す所』を的が並ぶスペースに向け、特に狙いを付けずに軽くトリガーを引いてみる。
カチ
(やっぱり今の状態でセーフティがかかってるのね。)
今度は、セレクターを1段階カチッと動かし、シッカリ構え、指に力を入れてトリガーを引く。
カシャコン
(うごいたぁぁあああああぁぁあぁぁ!!!【ハッキョーセット!】)
(軽く肩に振動が来たの、嬉しいな。
次はマガジンを挿して、弾を飛ばしてみるか。)
先ず銃のセレクターをセーフモードに切り替える。【誤射や暴発させて怒られないかと割とビビってる】
銃を一旦机に置き、銃を机に置いたままマガジンを差し込む。【銃を持ったまま、マガジンを差し替える自信が無い】
(さて。)
銃を両手で持ち、セレクターをセーフモードからセミオートに切り替え、適当に選んだ近くの的の方に向ける。
本来なら銃の上部にある前方のフロントサイトと、後方頬を銃当てた時手前に見えるリアサイトのセットのアイアンサイトを重ねて狙いをつける所だが、取り敢えず顔の頬を銃に添えず、適当に肩に当てて構える。
安定した所で指に力を入れてトリガーを引く。
カシャコポン
前方に向けて小さな弾が割と速いスピードで飛んでいくのが見えた。
(弾が飛んだ・・・)
エアガンなので、BB弾を飛ばすのは当たり前だが、割と感動を覚えた。
何度かセミオートモードで弾を撃ち、弾道『弾の飛び方、飛ぶルート』を見ながら適当に前方にある複数の的に向けて撃ってみる。
そうしてる内に弾が出てこなくなったので、恐らく弾切れだろうと思い、マガジンキャッチ『マガジンを銃に保持し、外す時に操作するパーツ』に力いれ、マガジンを引き抜いてみる。
カシャンといい音がしてマガジンが解放され、予め軽く握っていた手の中で重みを増す。
(このカシャンって音と、マガジンキャッチのバネの重み、気持ちいいな。しかし。。。)
BB弾が4つ、マガジンが抜けて出来たスペースからポロポロと零れてくる。
(なんか、折角リアルな感じの銃とマガジンの質感と操作なのに、BB弾が見えると萎えるし、勿体無いって考えが浮かぶな。。。)
マガジンの弾の出入口を見ると、BB弾が見えず、BB弾を押し上げる為のプラスチック製のパーツがせり上ってるのが見えた。
銃を置いてマガジンに弾を込める前に、無意識に手が動く。
空のマガジンを差し込む。ガシン
マガジンキャッチを動かし、マガジンを引き抜く。カシャン
空のマガジンを差し込む。ガシン
マガジンキャッチを動かし、マガジンを引き抜く。カシャン
(。。。)
(き、気持ちえぇええぇぇ・・・)
(さて、堪能したし弾を込めるか。)
BBローダーをマガジンに当ててカシャカシャと弾を込める。
(そう言えば映画かなんかで、AKのマガジンを2つゴムベルトかガムテープかなんかで固定して上下に差し替えるだけでリロード『空や弾数が減ったマガジンを、別の弾数の多い物に切り替える操作』してるの見たな。
他にも次のマガジンを手に握った状態でマガジンキャッチを軽くパンチして前のマガジンを落下させて、次のマガジンを差し込むのもあったな。
まあ後者はマガジンを落下させるわけで、回収が面倒だろうし壊れそうだから恐いけど。
)
次に弾込めの終わったマガジンを差し込み、フルオートでの試射を行った。
その後、マガジンを引き抜き、空撃ちを数回行って銃の中に弾が残って無い事を確認し、銃をセーフモードに切り替える。
銃を安全な状態にした事を確認し、試射エリアからセーフティエリア『サバゲーを実際にプレイしたり試射等の、弾を飛ばさない、飛ばしてはいけない空間』の自分の席に向かう。
本物の軍人やテロリスト、PMCの人員が着用してるようなタクティカルベスト『マガジンやその他の装備品を入れて保持する為のマグポーチやダンプポーチ等の部位があり、多くはそれらの付け外しなどが行える』みたいな洒落た物は未だ持っていないので、ここまでマガジンやBBローダーと弾の詰まったボトルを迷彩服の上下のポケットで暴れさせながら歩く。
先ず自分の机に銃本体を置き、ポケットからマガジン等を引き抜き机に並べ座る。
「はああああぁああぁぁぁぁあ・・・」
(ここまで長かったーーー・・・【リョーコは疲れからか不幸にも(ry】)
(8時半に着いてからアレコレやってる内に知らず知らずに1時間もかかってもう9時半。
サバゲーって言やあ、BB弾をピュンピュン撃ち合って遊ぶ遊び?スポーツ?だから、パッパッて着替えて、銃を適当にバッグから出して、チェックして貰って、「はい!始め!」で適当に始められるモンだと思って舐めてた。
けど、郊外の自然豊かで広々としたフィールドで遊ぶとなると、移動に大分時間かかって疲れるな。交通費も地味にかかるし。
まあ、屋内のインドア系だと秋葉原や新宿の駅から歩いて数分圏内で行けるらしいけど、近距離だとスキルや装備の善し悪しが大きそうで選択肢から外してしまったが。
それに何回もレンタルして遊べば銃本体分だけカウントしても自前のを買える額になる。
早めに秋葉原とかのサバゲーショップで色々銃を調べて買わねば。銃に合わせて衣装やその他装備も揃えたいし。
色々考えると悩むなー。。。
)
(さて、レギュレーション?やアレコレを説明する「朝礼」とやらが10時から開始するらしいから、それまで机で腕組んで顔を埋めて一休みするか。。。)
https://42907.mitemin.net/i791042/
「あー!もう!折角早めにアンタの家に向かったのに、全然起きないからこんな時間になっちゃったじゃない!」
「だって土曜の朝って平日の疲れ残っててツライんだもん。。。」
「前そう言ってきたから日曜にサバゲーやったら今度は『日曜にサバゲーやると月曜に疲れ残ってキツイー』とか文句言って来たじゃん!そんなん言ってたら、いつサバゲーにいけるのよ!」
「え、、、祝日の3連休とか?。。。」
「年に何回そんな都合良く連休があるってのよ!あーもう!取り敢えず空いてる席探すわよ!」
「セーフティエリア近づいてきたし声落として。恥ずかしい。」
「誰のせいだと思ってんの!!!はぁ。。。」
「もうあんま空いてる席ないねー。」
「もう、ダレのせいだと思ってんのよ。。。」
(姦しい元気な声のチャンネーだ。ダウナー系の子との絡みとか耳が幸せだなー)
そう小並感を浮かべてたらスグ横から声がかかった。
「すみません、こちら相席させて頂いてもいいですか?」
「あっ、はい、どうぞ。」
(突発イベント始まったな)