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実は幼なじみは許嫁でした  作者: けん玉
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第1話

「俺の許嫁は最近疎遠だった幼なじみだったようです」




「瞬くん。大きくなったら絶対に結婚しようね」


「うん!約束だよ!」


そうして指切りをする。

子供の頃、仲のいい男女で遊んでいたら8割ぐらいの確率で交わされるであろう約束。

その約束は当時仲が良かった俺、中川瞬は幼なじみである佐藤凛と当然のように交わした。

ただそれだけの話。

と、これだけで終われるなら小さい頃の楽し恥ずかしの思い出として記憶の片隅に保存をしていただろう。

しかし、それだけでは終わらなかったのである





「許嫁!?しかも凛が!?」


夕飯を食べ終えて部屋に戻ろうとしたところ、普段からふざけている親父に真剣な顔で「話がある」と言われた俺はそのまま食卓の椅子に座って話を聞いていたのだが


「ああ、そうだ。」


どうやら俺とあいつは何故かは知らんが許嫁ってことになっていたらしい。

いや、まったく理解できない。

どうして俺とあいつが?確かに昔は仲が良かったけど最近は疎遠気味っていうか中学の間もほっとんど喋ってすらいないし……


「それでお前らももう16歳で凛ちゃんはもう結婚出来る年齢だし、うちと佐藤家でお金を出し合って2人を同居させることにした」


「いや、ちょっとストップ。そもそもなんで俺とあいつが許嫁ってことになってるんだよ?」


「いや、なんでも何もお前らしてただろ?結婚の約束」


「約束?」


約束…………あー、確かにしたような気が……

でもそんな子供の約束普通本気にするか?

っていうかそもそも


「そのことってあいつ知ってんのか?」


「いや知ってるも何も許嫁のことを言い出したのは凛ちゃんの方だぞ?」


「……嘘だろ?」


「本当だぞ。小さい頃にお前と許嫁にして欲しいって言ってきたのも凛ちゃんだし、最近になってその話を持ち出してきたのも凛ちゃんだ。正直、凛ちゃんに言われるまでお前らが許嫁だったってことも忘れてたぐらいだしな」


あいつ……何をかんがえてるんだ?

実は俺の事好きだったとか?

最近だってろくに喋ってないし……

それに中学の時、時々用事があって喋りかけた時だって名前を読んだ時点で残念そうな顔してたし……

うーん……よく分からん、

何はともあれ明日直にあいつに聞きに行くしかないようだな。

はぁ、また嫌な顔されると憂鬱だ


もしよろしければ感想やアドバイスをお願いします。

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最後まで読んでくださりありがとうございます。


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