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月夜譚 【No.1~No.100】

勇気の種 【月夜譚No.97】

作者: 夏月七葉

 記憶の欠片が、きらきらと輝いて見えた。それは優しくて、温かくて、大切で、愛おしい、自分にとって宝石のような存在だ。

 これを捨てることはできないし、忘れようとしたってきっと、心の中に居座り続けるのだろう。記憶喪失になったって、この記憶だけは覚えているような気さえする。

 大きな壁にぶつかって挫けそうになったことが、今までに何度もあった。そんな時はいつも、この思い出が支えてくれたのだ。この記憶があったからこそ、今の自分がいると言っても過言ではない。

 実体がなく不確かで、儚いもの――それが記憶だ。時間が経てば経つほど記憶は薄れて、それが本当にあったことなのかどうかさえ怪しくなる場合もある。

 けれど、それでも良い。たとえ嘘の記憶だったとしても、今の私にとって、それが助けになっていたのは事実なのだから。

 だから、今回も大丈夫だ。

 私は拳を握り、その第一歩を踏み出した。


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― 新着の感想 ―
[一言]  記憶の欠片が輝いて見える……。何て羨ましいのでしょう。そんな経験を、私も手にしてみたいものです。  そうすれば、臆病な私を、もう少しだけ抑え込めるのでしょうか……。  ありがとうございま…
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