泣かないで! 俺が守るから!
『泣かないで! 俺が絶対に守るから!』
___女の子といい雰囲気になると、、、?
俺好みの女の子を口説き落とす時によく使う言葉だよ!
俺の見た目は? カッコイイとは言えないが、、、。
俺の女の子を口説くテクニックさえあれば、どんな女の子も
オチない女の子はいないと思っているんだ!
・・・数日前も、俺の会社の後輩が飲み会に女の子を数人連れてきて。
俺好みの女の子の前に俺は座ったんだ!
・・・当然だが?
彼女は、俺がタイプではないみたいだった。
彼女の横に座った俺の後輩の男とばかり話すしね!
*
___まあ、それも俺の想定内の話だよ!
俺は、彼女に少しずつ仕掛けていったんだ!
___彼女の横に座っていた後輩には、コッソリLINEでトイレに
来るように俺から送ると?
その後輩は、直ぐに男子トイレに来て。
俺がそいつに、俺と席を変わるように命令すると、、、?
___素直にその後輩は、【はい!】と返事をしてからトイレから
戻って来て直ぐに違う席に自然に俺と席を入れ替わったんだ!
___その後輩には、俺がこう言ったんだよ!
『___悪いが、俺に協力してくれ!』
『・・・あぁ、ははい!』
___その後輩は、文句も言わずに俺の言う事を素直に聞いてくれたよ!
まあ~そりゃ~そうだよな!
俺は、コイツの弱みを握っているからだ!
勿論! ここにいる! 会社の先輩・同期・後輩の弱みはみんな
俺が一人一人握っているよ!
・・・だから?
俺の言う事を聞かないやつなんか1人もいないんだ、、、!!!
▽
___そして、俺はお目当ての女の子の横に座ってその子に話しかけると?
これも! 当然、俺が横に座った事で彼女が嫌な顔をしたんだ。
___そこでね!
俺は、予め彼女の情報を調べてあるから、その話をチラつかせて、、、!
『___ねえねえ、和花奈ちゃんは? 好きな芸能人とかいるよね?』
『___えぇ!? 何で知ってるんですか、大黒さん?』
『___えぇ!? だって! 好きな女の子の事ぐらい知ってるでしょ?』
『・・・・・・』
『___確か? ゴーマンセブンという男性アイドルグループの“北野将クン”
のファンなんだよね? 俺だったら、将と和花奈ちゃんを会わせる事が出来る
よ! 俺の知り合いに、芸能界の友達がいるからさ~』
『___えぇ!? そうなんですか?』
『・・・やっぱり、和花奈ちゃん、、、将と会いたい?』
『会いたいです! 将クンと会えるなんて! 夢みたい~』
『___じゃあさ~じゃあさ~和花奈ちゃんと将を会わせてあげる代わりに
条件があるんだ~いいかな?』
『・・・えぇ!? ・・・“条件”ですか?』
『___簡単だよ! “俺と一回だけ! デートしてくれたら”いいだけだし!』
『・・・えぇ!? 私と大黒さんの二人きりでデートですか?』
『___まあ~嫌ならいいよ! この話はなかった事になるだけだし...。』
『・・・分かりました! 1回だけなんですよね? 私と大黒さんがデートした
ら? 私と将クンは会えるんですよね?』
『___勿論だよ! 約束する!』
『・・・じゃあ、分かりました。』
『___それじゃ、次の日曜日ね! 俺が車で和花奈ちゃんの家の前まで迎えに
行くから!』
『___えぇ!?』
『___じゃあ、またね!』
『・・・あぁ、ははい、』
___こうして、飲み会は無事に終わった。
俺は、和花奈ちゃんの帰り際に彼女にウインクすると彼女は喜んでいたよ。
それに、俺よりも二回りも下の女の子とデートするなんて!
これは! 最高にテンションが上がるよねぇ~
▽
___そして、デートの日。
俺は予定通り、彼女の家の前に車を停めて彼女を待っていたんだ!
彼女は、やはりデートを意識してか? 可愛らしいく上品な女の子に見えた!
『さあさあ~今日は俺とデートだから! 先ずは水族館にでも行こうか!』
『___あぁ、はい!』
『___今日は、俺たち恋人同士なんだし! 俺の事は“敏クン”って呼んで!』
『___えぇ!? あぁ、はい! それと、前の約束覚えてますよね?』
『___えぇ!?』
『私と今日1回だけ、デートしたら、、、? 将クンと会わせてくれるっていう
約束です! 絶対ですよ、大黒さん!!!』
『___あぁ、ううん、それより和花奈ちゃん? 今日は俺とデートなんだから!
仲がイイ恋人同士って事で! はい!』
俺は、車の運転中に左手を和花奈ちゃんに出して、こう言ったんだ!
『___恋人同士なら普通、手を繋ぐよね?』
『・・・・・・あぁ、ははい、敏、クン、』
『___今日は、二人でデート! 楽しもうねぇ~和花奈ちゃん!』
『・・・あぁ、はい、』
___今更、和花奈ちゃんにはこんな事、言えないのだけど、、、?
俺は、ゴーマンセブンも、その男性アイドルグループの北野将の事も知
らないんだよ。
そもそも、俺に芸能界の友達なんかいないしね!
・・・どうしても?
俺は、和花奈ちゃんとデートしたかっただけ。
___だからさ~
今日は、思いきり彼女とのデートを楽しむ事にするよ。
*
___俺と和花奈ちゃんとのデートも終盤になって!
俺は、正直に和花奈ちゃんに話たんだ、、、!
『・・・ごめん、俺! 実は? 芸能界に友達もいないし! 北野将の
事も全然知らなかったんだ! だから、和花奈ちゃんに北野将っていう
男を会わせる事なんか出来ない! ごめんね。』
『・・・大黒さん、ヒドイよ~私を騙してたの? 私は、、、将クンと
会わせてもらえると聞いたから、大黒さんと今日は我慢してデートしたのに!』
『・・・ごめんね、和花奈ちゃん! 泣かないで! 俺が絶対に君を守るから!
俺が! 和花奈ちゃんを大事にするから! もう和花奈ちゃんを泣かせたりしな
いから! 俺しか和花奈ちゃんを幸せにしてあげる事なんか出来ないんだよ!』
『・・・・・・ゴメンナサイ、私一人で帰る!』
『・・・ちょ、ちょっと待ってよ! 帰らないで! まだ話が終わって
ないよ! ココにいてよ!』
『・・・・・・』
___彼女は、1度も俺の方を振り向く事なく家に帰って行ったんだ!
・・・だけどね?
俺は、和花奈ちゃんにまだフラれてないよ!
俺はまだ、和花奈ちゃんの事! 諦めてないから!!!
___絶対に! 俺は和花奈ちゃんを俺の彼女に何時かするから!
俺だけの彼女に、、、。
最後までお読みいただきありがとうございます。




