お怒りがごもっともすぎて何も言えないです。
4月23日、東京都、京都府、大阪府、兵庫県でまた【緊急事態宣言】が発動されましたね。それに伴い、筆者の地元北海道でも厳しい感染状況が続き、また変異株が増加していることで緊張感を高めて……
……いないんですよ。
【仕事以外家から出るな】【友達と遊ぶのも禁止】【カラオケや飲み会なんて以ての外】
ただしマラソンは行います。オリンピックもやります!我慢している国民や道民に対する補償?しませんけれど。
そりゃブチ切れますよ。
わたくしも医療従事者の端くれとして散々政府の自粛要請に対し擁護の立場でしたし、感染防止行動は徹底していたつもりでした。
ですが大阪府が緊急事態宣言を前倒しで解除した舌の根の乾かぬ内に再度宣言をしたり、厚生労働省職員が歓送迎会でクラスターを起こしたりと、もう何を信じればいいのか解からなくなっています。
大阪府の行動についてですが、恐らくインフルエンザの流行時期が過ぎればコロナも落ち着くのではないかと楽観視しての判断だったのではないでしょうか。……ごめんなさい、筆者も正直春になれば落ち着くとどこかで考えていました。改めて【我々は未知の疫病と闘っている】という現実を突き付けられております。
さて、二つ目。厚生労働省職員が歓送迎会でクラスター。正直世論の流れが、この事件で一気に変わったと筆者は考えております。何しろ一番に国民へ働きかける機関が〝コロナウイルスなんて対したことない!ただの風邪だ!〟と宣言したも同然なのですから。
さて、こんな状況下で行われた【緊急事態宣言】。政府は〝オリンピックの会長が来日するから5月中旬には解除しなくては〟と仰っています。
……誰がそんな謎我慢大会を、去年のように律儀に守りますか?
この一年で国民と医療従事者が学んだことは、【生活と命を政府は守ってくれない。自分でなんとかしないといけない】という不愉快で救済の無い現実だけです。
100年前、スペイン風邪で数十万人規模の死者が出たのは日本で発見されてから2~3年目だったといいます。発見されて最初のうちは【力士病】と呼ばれ、老人か力士のように太った不健康な人間しか亡くならなかったとか。
……100年前の繰り返しにならないことを切に願うばかりです。




