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魔法使いの転生(仮)  作者: かな
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驚きとプレゼント

最近思うのだが、ここはアーメティス王国ではなさそうだ。


どうしてそう思うのかと言うと、見たことない物が沢山あるからだ。


聞き慣れない言語、文化、食事、衣類、様々な物が初めての光景だった。



母に抱かれて家の中を歩いた時すごく驚いた。

家の大きさは、前世で住んでいた屋敷の10分の1程度の広さだが、前世の屋敷よりすごかった!


前世の屋敷でも小窓はあった。空気の入れ替えなどで開けたりしていたが、今の家には透明なガラスが使われていた。


前世ではガラスはとても貴重で高価だった。こんな綺麗で透明なガラスは見たことない。

そんな高価なガラスが家中に使われていた。


その他にも初めて見た物が沢山あったが、一番驚いたのはあれだ!


一番広い部屋に入り母がソファーに座って、テーブルにあった黒い物に触ると壁にあった黒い板の中に人間がいっぱい入ってたのだ!


すっごいビックリした。まだ言葉は分からないから何を言ってるのかさっぱりだ。あれが何なのかもわからない。



そして食事、私は赤ん坊なので毎日同じ様な物たが味が違ったりして毎回楽しみだ。


母に食べさせて貰いお腹が満たされたら寝てしまう。



そう言えば父だが、私が熱を出した時に帰ってきてくれた。体が良くなって3日目に『ごめん』と言ってまた出掛けて行った。


父が出掛ける前に私にプレゼントをくれた。私と同じぐらいの大きさの白いウサギだ。最初は本物かと怖かったが作り物だった。ふあふあで気持ちいい。


うむ。父よ許してやろう。お仕事頑張ってね!



そして更に二ヶ月がたって、少し言葉を理解した時に知ってしまった。


私の名前だが、母が『ショーチャン』と呼んでいたのでそう思っていたが、メイドから『ショウマ様』と呼ばれていた。


流石にメイドが主人の子を呼び捨てや愛称では呼ばないだろう。


となると私の名前はショウマと言うらしい。変わった名前だな。


そして母の名前だが『ミサト様』とメイドが呼んでた。こっちも変わった名前だ。


父の名前はまだ分かっていない。だって帰ってこないんだからしょうがない。

でも父から色々プレゼントが届くのだ。振るとガラガラと音の鳴る物や、木で出来た三角や四角の物なんだこれは?熊のぬいぐるみが一番嬉しかった。だってモフモフだもん!


父よ。今回も許そう。でもそろそろ会いにきて欲しい。寂しいよ。

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