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魔法使いの転生(仮)  作者: かな
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誕生と不安

私は無事に生まれる事が出来た。


母親は人族で髪の色が茶色く綺麗な女性で、父親も人族で髪色は黒かった。


多くの人達が私を抱きしめ、私の誕生を喜んでくれた。私も嬉しかった。


だが一つ気になる点がある。両親達が話している言葉がわからない。


私は前世では、魔族領や獣人の国やエルフの里や龍の谷と言った様々な国に行ってきたのだが、両親達の言語は聞いた事がない。



気がつくと私はベットで寝ていた。

赤ん坊なので直ぐに疲れて眠ってしまう。

お腹が空いたら泣き叫び、お腹が満たされるとまた眠り、トイレの時も泣き叫び、出し切ったらまた眠る。


そんな生活が何日か続き私は魔法の事を思い出す。


私達人族は、魔力を限界まで使う事で魔力量を増やす訓練をしてきた。この訓練は幼い頃からすればする程、魔力量の限界値が上がっていく。


魔法使いを目指すなら今のうちからやっておくべきだ。


私は自分の中にある魔力を感じる練習を始める。


………魔力がない?…いや微かだが、ほんの少しだけだけどある。

だがこれは…下手したらスライムとかより魔力量少ないんじゃないか?


何も訓練を行っていない5歳ぐらいの子供で、魔力量はスライムの5倍はあると言われている。


最弱の魔物スライムより弱いってかなり絶望的だ。前世では魔法神の加護を持っていたお蔭で訓練はそこまで必要ではなかった。

今世では死にものぐるいで頑張らないといけないみたいだ。



私が目を覚ますといつのまにか辺りの景色が変わっていた。今まで居た部屋ではなかった。豪華なベットやソファーにクローゼットなどが並んでいた。


私は運良く貴族に生まれたのかもしれない。私が見た人達は皆高価そうな服をしていた気がする。


ど、どうしよう!貴族に生まれて魔法もロクに使えないなんて事になったら、両親達から失望されてしまう。


頑張らないと!

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