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魔法使いの転生(仮)  作者: かな
13/16

急用ができました


私の名前は加賀野美里24歳。

もうすぐママになります。


「あ!今動いたわ!真斗も触ってみて。」


「本当だ!元気に生まれるといいな。」


男の子なら『翔眞』、女の子なら『愛』そう2人で話し合って決めました。


もう予定日を過ぎているので、いつ産気づいてもおかしくないです。


後は無事産まれて来てくれる事を願って頑張るしかありません。



翌日、無事に男の子を産むことが出来ました。


しょーちゃんは余り手のかからない子だったのでノイローゼにはならなかった。



夫の真斗は仕事で家を空けていて、しばらくしょーちゃんに会ってなかったから、しょーちゃんが真斗をパパだと分からないかな?と思ったけど大丈夫そうだった。うちの子は天才かも知れませんね。


その時真斗がしょーちゃんにくれたうさぎのぬいぐるみを凄く喜んてくれたみたい。


しばらくすると、しょーちゃんは私達が言っている事を理解しているようだった。


私が『おはよー』と、しょーちゃんに声をかけると、『あーよー』と返事が帰ってきた。


「え?しょーちゃん?言ってる事わかるの?」


「あーい!」


あなた私達の子供は天才みたいよ!

直ぐに真斗と美由紀さんに知らせて、もうお祭り騒ぎ状態の日々が続いた。



今日もいつも通り、おはようをしょーちゃんに言ったのだが、返事がない。まだて寝てるのかな?


「美由紀さん行ってきます。しょーちゃんの事よろしくね。」


「お任せください。」


いつも通りに会社に出勤し仕事をこなす。すると会議中、携帯に美由紀さんから電話がかかってくる。


「ごめんなさい。少し外します。」



「はい。美里です。どうしましたか?美由紀さん?」


『あ!美由紀です!お仕事中に申し訳ありません。翔眞様が!』


しょーちゃんがいつも起きる時間になっても起きないので、しょーちゃんの様子を見に行くと、すごい高熱で意識を失っているたそうだ。


『今中央病院に来ていまして、医師の方に見て貰ったのですが原因が分からず、一応風邪薬を翔眞様に飲ませて病院のベットに寝かせているのですが、一向に熱が下がる気配がなく…』


「美由紀さんありがとう。私も直ぐにそっちに向かうわ。じゃぁまた後で。」



「ごめんなさい皆んな、急用が出来たので帰るわ。」


「「「「「「え?」」」」」」


「…冗談ですよね?」


「あら?冗談でこんな事言わないわ。」


「あの〜午後からも大事な会議が…」


「内田さん後の会議の事頼みました。それと2.3日休暇を貰いますね。ではお疲れ様でした。」


「えっ!?私ですか?ちょっ!待ってください!無理ですー!社長ー!!」

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