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法皇、かく語りき

 ”この世に生を受けてこう思わぬ者はないであろう。

  生きるに足るだけの水は、雨は、緑は、何故ないのか。


  答えは一つである。……総ては邪悪なる魔法使いの仕業である、と。


  我々の先祖は書き記している、この地上に降り立つ、かの神々を。

  恵みを与えたもうた神々は、その巨体を折り曲げ、ともに語り、ともに宴を囲みになられた。


  ……あの邪悪なる者が神々をこの世から追放しさえしなければ、

  我々はまだ神とともにあの楽園のような世界に生きられたのだ!


  ……だが絶望するには及ばない。

  神々は必ずお戻りになられる。我ら忠実な僕を救うために。

  そしてかの邪悪な魔法使いの末裔どもを必ずや滅ぼされるであろう!


  その日まで我等のなさねばならぬこととは何か。

  一人でも多くを神の僕となし、

  一人でも多くの魔法使いを滅ぼさねばならん!


  ……それが、神の御心である。”

                        (第5代法皇 グラン・マルカン説教集より)


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