みか
「ねぇねぇ、貴方、昨日松田さんと話してましたよね…?」
と、みかが話しかけてきた。私に何か用があるのだろうか。
「そうだけど…?」
「やっぱり。貴方松田と付き合っています?」
なるほど。あいつのことが好きなのか。確か松田みかのこと好きなんだよな?両思いじゃん!!
「いいや?告られたけど振った」
「よかったー!ありがとうございます!」
「ひょっとして松田のことすきなの…?」
さすがに質問ど直球過ぎた…?
「そ、そ、そんな訳な、な、いですよ?」
嘘だ。誰が聞いても分かるぞ。
「そっか。じゃあ一応言っとくお似合いだと思うぞ」
と言うと、みかの耳が真っ赤になった。意外とかわいいやつだな。松田に報告しないと!
「おーい松田ー。」
あいつ、足速いな。すぐやってきた。
「な、何…?」
「君が好きなのってみか?」
と耳元で囁いてみた。みかに聞かれたら怒られそうだからね。
お、耳が赤くなった。当たり。
「そ、そんな訳ないよ…?俺が好きなのは君だよよ?」
付き合えないと思って私に乗り換えただけかと思ってたけどなー。これは嘘だな。
「そーかな?私に乗り越えただけでしょ…?告白したほうがいいと思うけどねー」