黒井
「こ、今回はちゃーんと登場させるからさ…」
「ほんとか?」
さすがにそろそろ出さないとネタ切れを起こしてしまうからね…。
「あのさ、ひな。ちょっといい?」
誰だ?こいつ。あんまクラスメイト覚えてないんだけど。廊下に呼び出して来やがった。
「どした?」
「実は…。ひなちゃんの事がすきなんだ!!」
は?物好きだなー。あんなに変人なのに…?
「へー。で、私に何をして欲しいわけ?」
「こ、これゆみちゃん渡してほしい。」
ラブレターを渡してきた。自分で渡せよ!!
「分かった。渡す」
あ、どっか行きやがったあいつー!!私を利用しやがったな…!?
「おーい、ゆみー。手紙もらったぞー。」
「何だろー?」
中にはこう書かれていた
あなたは誰よりも優しくて、誰よりも可愛くて、誰よりも生き物が好きな人です。そんな貴方の事が好きです!!付き合ってください!!
黒井より
「付き合う?何に?」
あー、こいつ馬鹿だわー。それにあいつ黒井って名前なんだー。
「どうやー!ちゃんと登場させたで!」
「おい、ちょっと待て。何で黒井がひなのことを好きなのに、ゆみに手紙あげてるんだよ!」
は…!?誤字ってたー!!
「ほんまや!!!」
「お前は馬鹿か。」
はいそうです。馬鹿です。お許しください…。