キャラ設定
「さてさて、ここでキャラ設定をおさらいしておこう!!」
「ん?今日始まったばっかだよ?」
だが、私は今やりたい気分なのだ!!
「この物語の主人公である、ひなは真面目でツッコミ役っていう設定だよ!!」
と、この物語の主人公が言っている。とてもややこしい話である。
「それで、ゆみはボケが多くて馬鹿キャラ。恋愛には疎い。黒井はゆみの事がすきで…」
「ちょっと待ったー!!おい!ネタバレするなよ!」
あ、忘れてた、こいつまだ登場してないんだった。
「ごめんごめん。こいつ重要人物でさ、」
「もー!気を付けてよね!早く続き見せてよ!その黒井って子登場するんでしょ?」
こいつ、イライラしてるなー。
「いや?もう少し先かな?」
「ふーん。そーなんだー。ネタバレしといてそれはないよねー。」
すまぬ…。こいつまだ登場させるには早い気がして…。
「草のどこがいいのー?」
とひなが聞いた。
「やっぱり、そこら中に生えてるとこかなー。私の家にも生えてるしー。おまけに美味しいし!」
とゆみが答えた。やっぱり変人だ。草なんか何がいいのか全く分からない。
「何より無料だからね!」
無料しかメリットがない気が…、は!?忘れてた!こいつもうすぐ誕生日なんだった!!さすがに何もあげない訳にはいかないし!聞かないと…!!
「今さ、何か欲しい物ある?」
「んー、やっぱ米かな。最近めちゃくちゃ高くなっちゃったし。」
こ、こめ…!?今どきのJKそんな物ほしがらねぇよ!
「ほ、他には…?」
「他かー。んー、そーいえばそろそろ野菜が底を付いちゃったから買わなきゃだね。」
主婦かよ!!さすがに野菜あげるのはなんかやだなー。他に何かいいものは…
「黒井登場させてほしかったなー。」
「だって、どうやって登場させればいいか迷ったんだもん!!」
「まあ、いいわ。なんかさいきなり名前出して変な感じがするんだけどー。てかこいつらJKだったんだ。いきなり感がハンパないねー」