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10歳

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「お兄ちゃんは将来の夢とかあった?」


 詩音は憂鬱そうな顔をしている。


 どうやら『将来の夢』についての作文が宿題として出たようだ。


 詩音はまだ小学四年生。


 将来について考えるなんて、まだ早いだろうに。


 ちなみに僕の将来の夢はプロ野球選手になることだった。


「うーん、将来かぁ……」


 そういえば、詩音は昔、僕と結婚すると言っていたが、憶えているだろうか?


「ずーっと、働かずに遊んで生きていきたいなぁ」


 こらっ。


「なんて、冗談冗談。真面目に考えなきゃねぇ。アイドルは子供っぽいかな」


 詩音ほどの美少女なら、アイドルに女優、モデルなんかもいいだろう。


 ああしかし、世の中の男どもに詩音の美貌が晒されてしまうと考えると、それはなんだか嫌だな。


 詩音は僕だけの可愛い妹でいて欲しい。


「うーん、ここはやっぱりお嫁さんかなぁ」


 お兄ちゃんの?


「ウェディングドレス着てみたいんだよねぇ」


 詩音のウェディングドレス姿を想像してみる。


 純白のドレスに身を包んだ10歳の詩音。


 たまらないぜ!


 


 


 



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