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黒いシーツ。

作者: すみ いちろ

黒いシーツ


ベッドの上 私の腕


溶ける 溶ける


砂浜に 紛れた 白い貝殻


海が星を浸食する


かつて宇宙に 孤独だったと


それは 眠るように 固まる


目覚めるように 光る


一秒 一秒 忘れていく


記憶を手放せば 誰だったかなんて


何億光年もの光を 僕らにみせつけて


死んでるのに さも生きてるように 


星 星 星


今を生きるほどに 


消え去る


刻一刻過ぎ行く 時間


いつか消え去るために 生まれたんだろうか


誰もが花束を持って 交差点の信号を渡る


何を言葉に出来ただろう


人ゴミに流れて 


地球で生きていると


さも永遠のように感じる


終わりが来ることなど


想像だにしなかったのに


夢の終わる その続きを見ようと


黒いシーツの端にうずくまる


こんなにも広いのに









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― 新着の感想 ―
[一言] 黒いシーツってなんだろう、ホラーかなぁと思ったら宇宙…! ( ;´Д`)……おぉ、広大な中での孤独。 こういうの好きですわぁ。
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