表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
銃と少女と紅い百合  作者: 彼方リカ
悪人駆除のlastpalm
15/115

2 プロローグ


「いやー部活終わりなのに先輩と長話しちゃったなー」


吉田佳穂は高校1年生、バドミントン部での練習が終わり 日の落ちた町を家へと向かって歩いていた。


にゃ〜ん


「あっ!ネコちゃん! ミカに送ってあげよ!」


 猫の写真を撮ろうとスマートフォンを取り出すと

動きに反応してか猫は路地裏へと走って言ってしまった。


「あっちょっと待って〜」


 路地裏に入り込み少し進むと大きなゴミ箱の上にさっきの猫が座っていた。


「そのままうごかないでね〜」


カシャ!


「うまく撮れたかな?」


 撮影した写真を確認しようとすると。


「何してやがんだテメェ!!」


「えっ!なに!?」


 猫に気を取られて気づかなかったけど路地の奥の方にいかにもな見た目のおじさん達がいかにもなアタッシュケースを受け渡していた。


「ち、違うんです!私!猫の写真をッ」


 なんとか誤解を解こうと言葉を並べたけれど


「どっから見てやがった!あぁん!?」


 下っ端っぽい人は聞く耳を持たずこっちに向かってきている、これは やばい


「いやっ!」


 そして私はすぐに走り出して逃げ出そうとする、猫はいつの間にか居なくなっていた 

少し走って振り返ってみると


カシャ!


追いかけて来ている男の一人がこちらにスマホを向けていた。


(やば!顔の写真とられた!?)


そして何人かいる男達の中に私は何故か懐かしい顔をした男が居るのに気が付いた


「嘘・・・ ユウキ・・・?」


 驚いて足を止めそうになったが 今あいつらに捕まったらどうなるか分からないと、全速力で走り去った。


「はーっ!はーっ!」


 家の近くまで走り続けるともう男達は追って来て居なかった。


「運動部に入ってて良かったって、心から思うよー」


 だけどもし顔写真を撮られていたら・・・・


「私、どうしよう・・・」


 恐怖と不安を抱いたまま、追ってが居ないのを確認しつつ少女は帰宅していった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ