あえて言おう! 年越しカップそばナンバーワンは『マルちゃん 紺のきつねそば』であると!
皆様おはようございます! シサマという者です。
今日はいよいよ大晦日。
色々あった2021年も、遂に終わりの瞬間が迫っていますね!
昨夜、それなりに硬派なエッセイを投稿したので、私がシリアスに今年を締めくくるのだと思われていたそこのあなた、誠に申し訳ありません。
さて皆様、年越しそばの準備はよろしいですか?
もっとも、私を筆頭とした独身男性の皆様は手軽にカップそばで済ませる気満々ですよね?
なあそうだろ? そうだと言ってくれ( TДT)!
このエッセイは、今まで気分で買っていた、或いは特売品だから買っていた……などなど、日本国民にこだわりがありそうで、実はなきに等しかった「カップそば」について、年越しそば候補を徹底調査致します!
尚、今回の調査は、あくまで日本人の考える『年越しそば』の伝統とイメージ、ルックスを遵守する為、近年増えてきた縦型のカップそばや、味の変化球であるカレーそばなどは、塩分控えめでヘルシーと噂の涙を呑んで調査対象から除外。
加えて、このエッセイを読んだ後でスーパーやコンビニに駆け込んでも購入出来そうな、カップそばの二大巨頭、『日清』と『マルちゃん』にターゲットを絞って調査しました!
私個人の認識では、日清は麺、マルちゃんはつゆに長けているという印象がありますが、果たして……?
おっと、もう新年が迫っている!
それでは調査、レディーゴー!
【日清どん兵衛 天ぷらそば】
キターー\(^o^)/ーー!!
絶対的安定感の王者、『どん兵衛』です。
しかしながら、「変わらぬ味を守る」タイプのマルちゃんとは異なり、日清はカップ焼きそばの『UFO』でも公言している様に、「時代に合わせたマイナーチェンジ」を追求する企業。
ド定番の『どん兵衛 天ぷらそば』も、「後のせサクサク天ぷら」や「ぴんそば」の採用など、進化を続けているのです。
それでは、いただきま〜す!
……この麺、サクサク天ぷら、チョー美味しい……。
……もう何も言えねえ……。
このエッセイ、ここで強引に終わらせて、『なろうラジオ大賞』に応募した方がいいかも知れねえ……ん!?
麺と天ぷらがなくなると、つゆだけでは醤油の塩気がやや刺さる……?
『どん兵衛』は東日本と西日本で、微妙につゆの味を変えているとは言え、サクサクを意識させ過ぎて、皆が天ぷらを速攻で食べてしまうから、天ぷらの油と持ち味がつゆに反映されていない……のか……?
うむ、素晴らしいのは確かだ。
年越しそば候補筆頭である事は間違いないのだが……。
【マルちゃん 緑のたぬき】
キターー\(^o^)/ーー!!
絶対的安定感の準王者(←売り上げ的判断)、『緑のたぬき』です。
マルちゃんは、味の冒険を最小限にとどめた「変わらぬ味を守る」タイプの企業で、いくら若者からウザがられようとも武田鉄矢に固執するCMをはじめ(笑)、少子高齢化をも恐れない、自分達と歩んできてくれた人達に寄り添っています。
事実、私の母親は北海道限定販売の2食入り袋麺、『ダブルラーメン』の熱狂的ファンであり、50年近く味の変わらないさっぱり味の醤油ラーメンは、もはや高齢者のオアシスと言ってよいでしょう。
また、日本一のシェアを誇るが故になかなか値下げ競争に応じない日清とは事なり、早くから低価格ブランドの『ごつ盛り』などで、財布が慢性的不況な俺達にも優しい印象がありますね。
それでは、いただきま〜す!
……つゆがうめえぇぇ!
『どん兵衛』とは違い、天ぷらがふやけているのですが、海老や野菜のデカさはこちらが上だし、やや甘めのつゆに天ぷらのマイルドな油感、七味唐辛子の味わいがプラスに作用していますね!
しかし、しかしだ!
麺が細くて縮れている為、熱いつゆが麺によく絡み、そのせいで麺がすぐに伸びてしまう!
つゆは『どん兵衛』を超えているのに……。
もう両社が協力して、『どん兵衛』の麺と『緑のたぬき』のつゆで至高の一杯作れやι(`ロ´)ノ!
【日清デカうま わかめそば】
これはコンビニでは余り見ないかも知れませんね。
日清としては珍しい低価格ブランド、『デカうま』シリーズの一品で、価格は108円前後でありながら、麺量90gの大盛りサイズです。
当然ですが、低価格と大盛り麺のしわ寄せがつゆと具材に来ていました。
具材はわかめ、揚げ玉、ねぎ、かまぼこだけで、しかもわかめは他の商品に使った余りものレベルのクオリティ。
1c㎡しかないカスわかめもあるよ\(^o^)/!←楽しそう
それでは、いただきま〜す!
……おっ!? 低価格だから期待していなかったけど、麺がうまいじゃないか! 流石は日清!
ただ、やはりつゆと具材は貧弱ですね……。
具材は別売天ぷらとか、スライス椎茸とか、鍋用の薄いもちとか、カップに入れられるものがありますが、カップそばのつゆを改善するのは……。
……!! あったぞ! これだ!
『食べるラー油』!!
『食べるラー油』の底には、辛味噌やフライドガーリックが沈んでいるので、味わいも具もプラスアルファが期待出来、そもそも「ラー油そば」には外れなし!
一工夫で、低価格ブランドとは思えない味わいを実現出来る『デカうま わかめそば』。
とは言うものの、ラー油を入れて初めて美味しくなるのでは、年越しそばというコンセプトには合いませんね。
君とは、給料日前にまた会いましょう!(⌒∇⌒)ノ"
【日清 VS マルちゃん 鴨だしそば対決】
『日清どん兵衛 鴨だしそば』と、『マルちゃん おそば屋さんの鴨だしそば』の対決です。
この両社、普段はライバル意識丸出しで「ウチは〇〇だから」感の対立姿勢を持っているのですが、こと話が鴨だしそばになると、まるで談合でもしたかの様な酷似パッケージ(笑)。
恥ずかしながら、この俺様がターゲットを間違えて買ってしまった事がありますっっ!!(*ノ▽ノ)
どちらも名前に恥じぬ様、具材の肉団子にはちゃんと鴨肉ミンチを使っている様ですね。
ではまず『どん兵衛』から、いただきま〜す!
うむ、うまい!
相変わらず麺には定評があるが、今回はつゆもマルちゃん寄りの甘さがある。
これは鴨脂によるものなのか……?
しかしながら、食べ進むうちに甘さと脂がくどく感じてしまいますね。
年越しそばというものは、食べた後はそれほど時間を置かずに就寝する可能性が高いだけに、後味や胃のもたれ感は実は重要なポイントなのです。
続いて『マルちゃん』、いただきま〜す!
うむ、こちらもうまい!
鴨脂で既に十分な甘さがあると踏んだか、マルちゃんにしては甘さが控えめで、肉団子のチープな味付けも、相性的にはプラスに感じます。
『どん兵衛』に勝てるのか……?
……んっ!? 何だこの人工的な焦げ臭さは?
折角バランスが良いと思ったのに、まさか香料で「炭火焼きフレーバー」を追加したのかっ!?
何て事をするんだ( TДT)←まさかの男泣き。
残念ながら、両社ともに一長一短。
鴨だしそば対決は引き分け、年越しそばにも向いていない印象でしたね!
【マルちゃん 紺のきつねそば】
マルちゃんのレギュラー商品としては、余り知られていない印象があります。
ひょっとして、地域限定商品なのかも知れませんが、北海道では普通に目にするので取り上げたいと思います。
これまで、カップそばの具材といえば天ぷら、カップうどんの具材といえばきつね揚げ。
そんなイメージがありました。
勿論、現在でも期間限定的に両者の入れ替えはありますが、なかなかレギュラー商品としては定着していません。
しかし、カップそばも歴史を刻み、これまで天ぷらそばに馴染んできた世代が歳を重ね、天ぷらが胃にもたれるというケースが増えてきたのでしょう。
いや、俺じゃない、意地でも俺じゃない。
具材は、お揚げとかまぼこ、オニオン入り揚げ玉。
お揚げが入ったせいか、マルちゃんのカップそばとしては麺量がやや少なめでした。
では、いただきま〜す!
……!? 何これ! めっちゃうまい!
天ぷらよりは油の少ないお揚げだけに、カップそばの中ではかなりさっぱりした味わいです!
お揚げの甘さも控えめで、つゆの甘さも控えめだから、これまで余り意識していなかったカップそばの「そばっぽさ」がよく分かります!
後味もいいし、胃にももたれない。
更に、天ぷら→お揚げへの変更で脂質が少し減り、たんぱく質は増量。
カップそばとしては栄養バランスもいい方で、年越しそばのコンセプトにもフィットしそうですよね!
今年の年越しカップそばは、『マルちゃん 紺のきつねそば』で決まりです!
いかがでしたか?
さあ、まだスーパーもコンビニも開いてますよ!
年越しカップそばを買いに、レディーゴー!!
今年も限界までお世話になりました。
来年も限界までよろしくお願いします。