第一話 始まり
はい!どうもfukuraです。「東方銃魔録」はですね~思いつきで書き始めたら収集がつかなくなりそうだったので一度仕切り直して設定から直してきます。申し訳ございません。そこで同時に構想していた「秘封解明伝」です。この設定はかなり出来がっていたのでこちらを秋に出そうと思った次第でございます。まあ、地の分とかの練習も兼ねてるしなによりこのfukura、受験生です!!かくじかんねえ!!ということでかなり遅い投下スピードだけど許せ。それでは本編どうぞ~
とある大学の一室
この大学は多くの部活とサークルがある。それはこの大学の部活やサークルの新設の容易さがある。そんな新設されたサークルの中の一つに『秘封倶楽部』というサークルがある。
活動内容として心霊スポットに行ったり古い書物を調べるだったりと中々マニアックなことをするサークルである。そんなサークルには三人の学生が所属している。
「ねえねえ!ここの心霊スポットなんかどう!なんでも人魂が出るらしいよ。」
興奮気味に雑誌を指差しながら話す彼女は宇佐美 蓮子。大学三年生でこの『秘封倶楽部』のリーダーである。
「またなの蓮子。この前の休みに他の心霊スポットに行ったばかりじゃない。空振りに終わったし。それに霊魔に聞けばすぐにでも分かるでしょ。聞いてからにしなさいよ。」
そんな蓮子をたしなめる彼女はマエリベリー・ハーン。知り合いからはメリー呼ばれている。蓮子の手綱を握っている苦労人である。
「うーん、写真を見た限りじゃ空振りに終わりそうだね。大体雑誌に載っているやつは嘘に決まってるでしょ。前にも言ったでしょ、国は神秘の存在を知られたくない。結界を破って未知を世間に広めたくない。だから雑誌ごときに載ってる訳ないよ。」
メリーに霊魔と呼ばれた彼女ゲフンゲフン彼は博麗 霊魔。顔やスタイルが女性にしか見えないが生物学上は男性である。
この三人で『秘封倶楽部』を構成している。かなり少ないがこんなオカルトサークルに入る変わり者はそうそういないしなによりリーダーたる蓮子が「他の人は入れないわよ。」明言しているので今後もふえないだろう。しかし、このサークルは美人(ひとりだけ男の娘)が集まっているので注目されていたりする。
さて、この三人の目的、それは『神秘を明らかにする事』である。彼らだけは、いや政府の一部の人間のみがこの世界に神秘があることを知っている。しかし、政府はこれを明らかにせずに放置している。そこに不思議な『力』を持つ秘封倶楽部がそれを知ろうと動いている訳だ。その不思議な『力』を用いて。
蓮子は『月や星を見ただけで現在地や時間が分かる』
メリーは『境界が視える』
霊魔は『霊力を扱う事が出来る』
普通の人から言えば「いい精神科を紹介しましょうか?」と言われてしまうような荒唐無稽なことだが真実である。そんな彼らは今日も活動を始める。
霊魔side
「そうだ!霊魔って確か神社に住んでるのよね。」
なんか嫌な予感がするぞー。私の感は当たるからな。
「そうだけど、まさか漁るなんてしないよね?」
「いっいやだな〜そんなことしないよ。」
うわー動揺してるよこの人。なんて言い出すんだろな。
「蓮子、あんまり霊魔を困らせないでよね?」
「善処します…それでね、神社だったら何か面白いものが見つかるかもしれないじゃん。そこで霊魔!!泊まりで調べて見ない?」
「何故に泊まりで?調べるのはいいけど。ものと壊さなきゃね。」
「私たちって何気に長く一緒にいるけどお泊まり会とかしてなかったじゃん。だから調べるついでにっていうことよ。」
確かに一緒に居たけど普通の学生みたいなことはそんなにしてなかったな。いいかもしれない。それに…
霊魔は少し顔を赤らめてチラッとメリーの方を見ている。いわゆる片思いというやつである。
「確かにそうね。お泊まり会なんてしたことなかったわ。どうかしら霊魔。出来る?」
「ああ、構わないよ。私も楽しそうだと思う。けど、調べるのは大変だと思うよ。」
「えっどうして?」
すぐに蓮子が食いついてくる。ほんとこういう時は生き生きしてるな。
「かなり古い蔵があるんだけど歴代の巫女や神主が掃除やら整理やらをサボってきたのが積もり積もってかなり窮屈で汚いんだけど…」
「へ〜そうなんだ!ますます期待が高まるわね!」
蓮子はそんなことよりもワクワクの気持ちの方が優っているようだ。よし、日頃振り回されてるしついでに蔵の掃除も同時にして手伝わせるか。ふふふ♪
「メリーはどう?うちの神社はかなり古いからなにかあるかもしれないけど。」
「いいわよ。蓮子が行くんだから私も行かないとだめでしょ。(それに霊魔とお泊り会なんていい機会ね)」
「なにか言ったかメリー。」
「なんでもないわよ!!」
なにかメリーが小声で言ってた気がするがまあいいだろう。それでいつ来るのかくらいは聞いておかないとな。
「それで蓮子、いつ頃にそのお泊り会はするの?こっちもいちようの準備がいるから。」
「そうね~そういえばそろそろ夏休みよね。夏休みを使って一週間なんてのはどうかしら?初日から泊りに行ってさ。」
夏休みか。特に予定もないしな~別にいいか。しかし、早いな。夏休みまでは~と後三日しかないじゃん!まあ何とかなるか。
「うーん、別にいいぞ。しかしそんなに気になるのか?三日後じゃないか。」
「別にいいじゃない。わくわくするわね。」
「霊魔、別に蓮子に合わせる必要なんてないのよ?無理な時は言わないと。」
メリーはほんとに優しくて気配りができるな~まあそこに惚れたんだがな。
「大丈夫だよメリー。用事もないしうちの神社の参拝客なんて滅多に来ないからね。」
実際参拝客が来ないのは事実である。なんでも先代巫女まあ私の母が言うには「今までずっと参拝客は少ないままよ」と言っていたのでこれはしょうがない事うんしょうがないね。
「じゃあ三日後、最寄り駅に集合してくれたら案内するから。」
「おk、じゃあこれで今日の秘封倶楽部の活動を終わりにします!」
「じゃあ三日後霊魔よろしくね。」
「ああ、それじゃあな~」
彼ら秘封倶楽部の今日の活動は終わり。だがこれは歯車が回り始めた瞬間に過ぎない。彼らの活動は続く。
はい、いかがだったでしょうか?まあこれだけでもさきが分かったりする人もいそうですが…わかったらコメ送ってください。楽しみに待ってます。モチベ上がりまくりですよ!!それではまたご機嫌用~