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計画的に行わないと、僕も彼も頭の中がゴチャゴチャになるな。


「…お前、3日間は何して過ごすんだ?」


「僕はバイトと部活。試験の前後はシフト入れなかったから、その分出るのと、部活もちょっと追い込み気味だから」


今回の投稿は直接には関わっていないけれど、だからと言って知らん顔はできない。


「まあ遊びに行きたい気持ちがあるのは分かるけど、少し抑え気味でね?」


「えっ?」


「うん?」


彼が驚いた顔をして声を上げるものだから、思わず僕も変な声を出してしまう。


僕の予定を聞いてきたから、てっきり遊びに行って良いかとか聞いてくると思ったんだけど……違ったかな?


「えっと…だから少しぐらいなら遊びに行っても良いけど、勉強もやっといてねって話しなんだけど…」


「あっああ…。分かってる」


そう言って気まずそうに僕から顔をそむける。


まあ彼の性格だったら、オールで遊ぶのが楽しいんだろうけど、流石に休みは潰したくないだろう。


「あと何か聞きたいこととかある?」


同じ勉強会でも内容が違うので、彼は戸惑う部分も多いだろうと思って聞くと、今度は目線をそらしたまま僕の方を向く。


「松原と千波と最近……仲良いんだって?」


おっと、思わぬ質問がきたな。


「うん、まあ…。仲良くさせてもらっているよ」


週に1・2回は四人で集まるほど、仲良くなったことは…言わない方がいいな。


そもそもあの二人がどこまで話しているのか分からないのに、僕がペラペラしゃべってはいけないし。


「あいつらにも…勉強、教えてやったんだろう?」


「それは彰人くんも一緒だったけどね」


「石津が…」


なっ何で険しい顔をするんだろう?


ハッ!


親しい友達に近付くのもダメなんだろうか?


「あっあのね…」


「ちょっと聞いておきたいんだけどさ」


急に彼が真面目な顔をするから、僕は驚いて身を引く。


「うっうん」


「お前とアイツって付き合ってんの?」


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